英語で少数や分数、また算数の計算式を伝えることができますか?
生活の中で様々な場面で出てくる数字についてですが、少数や分数となると意外に英語で何と言ったらいいかわからない人も多いのではないでしょうか。
また、かけ算や足し算などの計算式なども、ビジネスや生活の場面で使うことがよくありますよね。
目次
少数(decimals)を英語で表現
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少数は英語で「decimals」といい、小数点は英語で「decimal point」です。
小数の英語の読み方
整数はそのまま読み、点は「point(ポイント)」と読みます。小数点以下の数字は1つずつ読みます。
基本的には日本語の点を「point」に変えるだけなので簡単です。
- 例:21.154
- 読み方:twenty one point one five four
整数が0(ゼロ)の場合は、ゼロを省略して言う場合もあります。
- 例:0.32
- 読み方:zero point three two
- 省略した読み方:point three two
循環小数の英語
1.3333333…などのように小数点以下が同じ数字で続く場合がありますが、そのことを循環小数と言い英語では「recurring decimals」と言います。
- 例:1.333…
- 読み方:one point three recurring
小数点以下に違う数字が連続してる場合も同様です。
- 例:1.45121212…
- 読み方:one point four five twelve recurring
英語の「ベーシスポイント」とは?
少数に関する英語独特の表現があります。1%の1/100、つまり0.01%を「basis point」(ベーシスポイント)と言います。
複数の場合は「s」をつけてbasis pointsです。
下記が例と読み方となります。
- 例:0.01% → 読み方:1 basis point
- 例:0.03% → 読み方:3 basis points
- 例:0.1% → 読み方:10 basis points
- 例:1% → 読み方:100 basis points
企業など大きな数字を動かしている場合、0.1%の改善でも金額でみると大きなインパクトがある場合があります。
しかし、0.1%と言ってしまうと、数字がとても小さくインパクトが感じられません。そのような場合、この「basis point」を使って、「10 basis point」の改善ですというと数字のインパクトを相手に与えることができます。
英語での「切り上げ・切り捨て・四捨五入」
小数点以下などの数字の切り上げ等の処理は英語で以下のように言います。
切り上げ「round up」
算数や数学の問題でもある表現です。
- 例:Round the answer up to the nearest whole number.
- 和訳:小数点以下は切り上げて整数で答えてください。 ※whole numberは整数の意味です。
切り捨て「round down」
下記が「切り捨て」の表現例です。
- 例:Round the answer down to the (nearest) 100.
- 和訳:100以下は切り捨ててください、概数で答えてください。
四捨五入「round off」
「四捨五入」もよくある英語表現の1つです。
- 例:Round the answer off to the nearest whole number.
- 和訳:小数点以下は四捨五入して整数で答えてください。
分数(fraction)を英語で表現
分数は英語で「fraction」と言いますが、分数の読み方は日本語と少し違うので要注意です。
「分数の読み方」日本語との違いとは?
日本語では「分母 → 分子」の順で読みますが、英語は逆です。また日本語の3分の1などの「分」にあたる部分を省略して読むのが一般的なので留意しましょう。
「分子が1の場合」の英語の読み方
分子が1の時は、「分子 → 分母」の順で読みます。
注意したい点は、分母は序数で読むという点です。序数は順序を数える数字です。
下記がその例です。
- 例:1/3 → 読み方:one third
- 例:1/5 →読み方:one fifth
「分子が複数の場合」の英語の読み方
分子が1以外で2以上の複数の場合には分母が序数に「s」をつけて読みます。
次の例を確認して下さい。
- 例:2/3 → 読み方:two thirds
- 例:3/5 → 読み方:three fifths
「Over」を使って分数を読む
通常の読み方は「○分の○」の「分」の部分を省略した読み方をご紹介しました。この読み方が一般的ですが、が英語で「分」の部分を省略せずに読むこともできます。
その場合はこのように読みます
- 分数の基本:A(分子)/B(分母)
- 読み方:A over B
この場合は分母を序数にするのではなく、分子と同じように普通の数字で読みます。分子が複数の場合でも分母には「s」は不要です。
- 1/5 → 読み方:one over five
- 3/4 → 読み方:three over four
- 4/7 → 読み方:four over seven
例外での分数の読み方
1/2と1/4は序数を使わず、half(ハーフ)とquarter(クオーター)を使います。
- 1/2 → 読み方:one half(a half)
- 1/4 → 読み方:one quarter(a quarter)
計算式(Calculation formula)を英語で表現
小数や分数の読み方を理解したところで、計算式の言い方を確認しましょう。
=(イコール)
計算式の「=」(equal)は動詞で、三単元の「s」をつけます。
また、equalsの代わりに「is」や「makes」を使うこともできます。
-(マイナス)
マイナスの数字は英語でも「minus」(マイナス)です。
その他に、「negative」(ネガティブ)と言う場合もあります。
足し算の英語表現
足し算は英語で「addition」(アディション)です。
足すという動詞は「add」(アド)ですが、計算式を読み上げる場合は「plus」(プラス)を使うのが一般的です。
足し算の読み方
足し算の基本形は下記となります。
- 式:A+B=C
- 読み方:A plus B equals C.
よって、「5+3=8」の読み方は、「Five plus three equals eight.」となります。
また、会話の中では省略して「Add 5 and 10.」などという場合もあります。
足し算を疑問文にする場合
足し算の疑問文もよく使う表現ですので是非覚えましょう。
- 疑問文:What do you get if you add 3 and 8 together?
- 和訳:3に8を足すと何になりますか?(3+8は?)
- 解答:You get 11. ※「you」で聞いていますが、あなたと言う意味ではなくここでは一般的にという意味で使われているので、答えも「you」で答えます。
「足し算の和」を英語で表現
足し算の和は英語で「sum」、または「total」です。
「sum」はエクセルでも使うので実践的な表現の1つです。
3-4.引き算の英語表現
引き算は英語で「subtraction」(サブトラクション)です。
計算式では「minus」(マイナス)を使って読むのが一般的です。
引き算の読み方
引き算の基本形は下記となります。
- 式:A-B=C
- 読み方:A minus B equals C.
よって、「10-4=6」の読み方は、「Ten minus four equals six.」となります。
例外的ですが、動詞「subtract」(サブトラクト)を使う場合もあります。その場合は、引く数字から先に読みます。
- 式:A-B=C
- 読み方:B subtracted from A leaves C.
上記と同じ「10-4=6」を「Four subtracted from ten leaves six.」と表現しても同様の引き算になります。
また、会話の中では省略して以下のように言う場合もあります。
- 例:11-3
- 読み方:Take 3 away from 11.
引き算を疑問文にする場合
引き算を疑問文にした例は下記となります。
- 疑問文:How much do you have if you take 3 away from 11?
- 和訳:11から3を引くとどれくらいになりますか?(11-3は?)
- 解答:You have 8. ※足し算と同様に、「You」を使います。
「引き算の差」を英語で表現
引き算の差は英語で「difference」です。
日本語の差と同じ意味(違い)なので分かりやすいですね。
かけ算の英語表現
かけ算は英語で「multiplication」(マルティプリケーション)です。
かけるという動詞は「multiplied」(マルティプライド)で「by」を付けて使います。
かけ算の読み方
引き算の基本形は下記となります。
- 式:A×B=C
- 読み方:B multiplied by A equals C.
よって、「2×3=6」の読み方は、「Two multiplied by three equals six.」となります。
また、かけ算では「multiplied by」の代わりに「times」を使うこともできます。
- 式:A×B=C
- 読み方:B times A equals C.
つまり「2×3=6」を「Two times three equals six.」と表現しても同じとなります。
また、会話の中では省略して、「Multiply 5 and 7 together.」という場合もあります。
かけ算を疑問文にする場合
かけ算を疑問文にした例は下記となります。
- 疑問文:What do you get if you multiply 5 and 7 together?
- 和訳:5と7を掛けると何になりますか?(5×7は?)
- 解答:You get 35. ※足し算や引き算と同様に、「You」を使います。
「かけ算の積」を英語で表現
かけ算の積は英語で「product」です。
「product」は他に、製品や商品の名詞として日常会話でも使われます。
「かけ算の九九」を英語で表現
かけ算といえば九九ですね!英語で九九は「multiplication table」です。
九九を読み上げる場合は日本語でも×(かける)は省略しますが、英語でも同じです。=(イコール)は短くするため「is」で言います。
- 例:3×5=15 → 読み方:three five is fifteen.
- 例:4×2=8 → 読み方:Four two is eight.
割り算の英語表現
割り算は英語で「division」です。
割るという動詞は「divide」でかけ算と同じく「by」をつけて使います。
割り算の読み方
割り算の読み方の基本は下記となります。
- 式:A÷B=C
- 読み方:A divided by B equals C.
よって、「4÷2=2」は「Four divided by two equals two.」と表現します。
余りのある割り算
割り切れずに「余り」が出る場合の英語表現もあります。
- 式:A÷B=C…D(C余りD)
- 読み方:A divided by B equals C with a reminder of D.
よって、「15÷4=3…3」の読み方は、「Fifteen divided by four equals three with a remainder of three.」となります。
割り算を疑問文にする場合
例は下記となります。
- 疑問文:What’s 15 divided by 3?
- 和訳:15を3で割ると何ですか?(15÷3は?)
- 解答:5.
「割り算の商」を英語で表現
割り算の商は英語で「quotient」となります。
その他の計算を英語で表現
ここまでの計算式を言えれば基本はOKです。日常会話ででてくる簡単な計算式は問題ないでしょう。
ここでは、少し応用の計算の英語での言い方をご紹介します。
仕事などで細かい計算をする方は確認してください。
「累乗」を英語で表現
3の4乗など累乗は英語で「power」と言います。
累乗の読み方の基本は下記となります。
- 基本:AのB乗
- 読み方:「A to the B(secondなどの序数)power」、または「A to the power of B(twoなどの単なる数字)」
下記がいくつかの例となります。
- 2の4乗 → 読み方:two to the fourth power、two to the power of four
- 3の2乗 → 読み方:three to the second power、three to the power of two
- 3×2の5乗 → 読み方:three times two to the fifth、three times two to the fifth power、three times two to the power of five
「単利と複利」を英語で表現
計算式からは少しずれますが、数字にまつわる英語をご紹介します。
ビジネスでは利息についての話題が出てくることも多いでしょう。その場合単利か複利かどちらかです。
単利は元本にのみ利息がつくものです。3年経っても、5年経っても利息はもともとの元本のみです。単利は英語で「simple interest」です。
複利は元本と利息両方に利息がつくシステムで、英語では「compound interest」です。
まとめ:英語で数字を読んだりする癖を付けよう!
ここでは、少数、分数の読み方と、計算式についてご紹介しました。
学校ではあまり時間をかけて学ばないところですが、実生活のなかではよく出てくるので覚えておくと便利です。
それぞれ、ルールがあるので難しく感じてしまうかもしれませんが、一度覚えてしまうとスラスラ読めるようになります。日頃から英語で表現しながら、是非覚えて活用してください!
少数・分数の英語などが学べるオンライン英会話5選
少数・分数の英語など生活の中で様々なシーンで出てくる数字や日常英語を覚えたい場合には、オンライン英会話で実際の会話の数をこなすことが大切です。
ここでは、少数・分数など日常英語が学べるオンライン英会話を5つご紹介します。
- レアジョブ
- Native Camp(ネイティブキャンプ)
- クラウティ
- kimini英会話
- hanaso
それぞれ順番に見ていきましょう。
レアジョブ
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hanaso
hanasoは、英語の復習に特化したオンライン英会話です。
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- 復習システムにより効率よく定着させる
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上記3つのステップでレッスンが進むので、日常的に使っている英語を効率よく覚えられるのがhanasoのメリットです。
レッスン教材も豊富に用意されており、日常英会話をはじめとして、おもてなし英会話、特定のシーンに特化したトピックトーク、自由に英語を話すフリートークなどがあります。
「一度覚えた英語を忘れてしまった」「学習の二度手間を減らしたい」と考えている方は、hanasoを選んでみてはいかがでしょうか。
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