「予め(あらかじめ)」の英語は何というのでしょうか?
「予めご了承下さい」などはビジネス英語の口頭やメールでも欠かせない表現の一つです。
また、予めは「前もって」や「事前に」という訳し方もできますね。
目次
「予め」の英語とその意味
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因みに、「予め」とはどのような意味なのでしょうか?
辞書には次のようなことが書かれています。これは冒頭でお伝えしたものと同様です。
- 事が起こる前に(前もって)
- 事前に
上記の意味を指して、またネイティブがよくつかう単語を見ていきましょう。
「beforehand」で「予め」を表現
「beforehand」「ビフォーハンド」は主に副詞として使われますが、文末に来るのが通常です。
カジュアルな場面でも使われます。
下記がその例文です。
- 例文1.I prepared the meeting documents beforehand.(私は予め打ち合わせの資料を準備していました)
- 例文2.She reserved the seat for me beforehand.(彼女は予め私のために席を予約してくれていました)
- 例文3.I knew it beforehand.(予め知っていました) ※「I already knew it.」と同じニュアンスになります。後述します。
「in advance」で「予め」を表現
「beforehand」と同じように使われるのが熟語の「in advance」です。
「advance(アドヴァンス)」は、「前進(する)」、「前払い(する」など動詞と名詞、形容詞で使われる単語です。
前置詞の「in」と一緒に使うことで「予め」という意味を表現できます。「beforehand」とニュアンスも意味も同じだと思って下さい。
下記がその例文です。
- 例文1.I paid in advance.(予め支払いました) ※「前払いしました」という表現になるのでそのまま覚えましょう!
- 例文2.Thank you in advance.(予めありがとうございます) ※「よろしくお願いします」の英語の一つとして使われる表現です。『英語で「よろしくお願いします」|6つの場面で使い分ける!』の記事も参考にしてみて下さい。
- 例文3.You should arrange a meeting in advance.(予め打ち合わせをアレンジしていた方がいいでしょう) ※「beforehand」に置き換えることもできます。
その他の英語で「予め」を表現
「beforehand」や「in advance」よりさらにカジュアルに使える表現が、「already」(すでに)です。
過去の話をするときに使える表現ですので、未来のこと「予め~する」などの時は使えないのでその点は注意しましょう。
- 例文1.I already prepared it.(私はすでにそれを準備していました)
- 例文2.She already cooked before I came back.(私が帰宅する前に彼女は料理をすでにしていました)
未来のことでも過去でもカジュアルに使えるのが、「ahead」(アヘッド)です。「先に~」という表現です。
「ahead of time」という表現に置き換えることもできます。
先に、前もってという意味があります。
- 例文1.You should call him ahead(彼に前もって電話すべきです)
- 例文2.I paid for it ahead of time.(私はそれを事前に支払っていました) ※「ahead of time」を「in advance」に置き換えても同様の意味です。
他にも「previously」などの英語表現もありますが、ここでご紹介した英語表現で十分会話は可能です。
ビジネスで欠かせない「予め~」の英語表現とは?
特にビジネスの場面で「予め~」の2つの表現が欠かせません。
それは、「予めご了承下さい」と「予めご連絡下さい」です。
打ち合わせで口頭で伝える場合とメールなど書面で伝える場合がありフォーマルな言い方となりますが、知っておくだけでも役立ちます。
「予めご了承下さい」の英語
基本的には、「Thank you very much for your understanding.」という例文がよく使われます。
また、これに「in advance」を付けて「Thank you very much for your understanding in advance.」でも同様です。
直訳は「あなたのご理解に(前もって)感謝申し上げます」となります。
また、「~について予めご了承下さい」という場合は、「Please note that ~.」という文を使います。
「Please note that there is no smoking area in our building.(私たちのビルの中には喫煙所がないので、予めご了承下さい)」などとなります。
「Please note that ~.」の構文はフォーマルな文章などでよく見る表現ですので押さえておきましょう!
「予めご連絡下さい」の英語
予め連絡してね、などカジュアルな場面でも使いますよね。
「Please let us know in advance.」がビジネスではよく使いますね。
さらにフォーマルにすると「Please inform us in advaice.」などになります。反対にカジュアルな言い方は「Let us know ahead.」などでOKです。
まとめ:「予め」の英語はカジュアルとフォーマルを使い分けよう!
前もって、事前に、予めとほぼ同じ意味で使っている英語ですが、友達間とビジネス相手では使い分けるようにしましょう。
フォーマルな場合は文書で見ることが多いので、その点も留意し、実際にメールなどで表現する場合に参考にするとベターです。
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