「努力を認める」、「しぶしぶ認める」や「非を認める」など「認める」の表現は多くありますね。
しかし、どの英語がどの表現にあてはまるのでしょうか?
裁判所などの用語でも「権利を認める」などビジネス英語としても使われることも多いです。
目次
カジュアルでも使える「認める」の英語・発音
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カジュアルとビジネスの両方でネイティブがよく使う「認める」の英語を見ていきましょう!
また、ニュアンスと状況に応じて使い分けるのがコツなので、その点に注意しましょう。
「admit」
積極的というより、「しぶしぶ(嫌々)認める」というニュアンスがあるのが、「admit」です。
「admit」の発音と発音記号は下記となります。
下記のような例文で使います。
- He admitted the charges.(彼は容疑・罪を認めました)
- I have to admit my mistakes.(間違え・非を認めなければならない) ※「I have to admit that I made mistakes.」や「I admitted making mistakes.」という文でも同様です。
- I admit the truth.(真実を認める)
- Admit it!(認めなさい!) ※なかなか真実を言わない相手に言う表現でネイティブもよく使います。
また、名詞は「admission(アドミッション)」で、「make an admission」でも認めるという表現で使う場合があります。
「admission」のみで「入場・入院など」の意味があります。「入場料」は「admission fee」といいう英語になります。知識として覚えておきましょう!
「accept」
本来、「受け入れる」という意味があり、それで「認める」という表現が出来る単語が、「accept」です。
「accept」の発音と発音記号は下記となります。
下記が例文です。
- We accept major credit cards.(大手クレジットカードのご利用を認めます=ご利用頂けます) ※海外のレストラン、ホテルなどでよく聞くフレーズです。
- He accepted my apology.(彼は私の謝罪を認めました=受け入れてくれました)
他にも「admit」の後ろに「responsibility(責任)」などの名詞も使えます。
「agree」
「同意する」という意味で「認める」を表現できるのが「agree」です。
「agree」の発音と発音記号は下記となります。
- I agree to his idea.(彼の意見を認める=賛同する)
- He agreed that we (should) discuss more.(もっと話し合うべきだということを認めました=同意しました)
また、「agree」について詳しく知りたい場合は、『「同意(する)」の英語|基本と3つの単語の違いやフレーズ集』の記事を参考にしてみて下さい。
「give credit」
「信用する・評価する」で「認める」を表現する場合は、「give credit」を使います。
「credit」の発音と発音記号は下記となります。
発音ですが、日本語読みの「クレジット」にならないように注意しましょう。
「credit」は「信用」という意味がある名詞です。
- I give creidt for your hard work.(あなたを努力を認めます) ※「for your effort」でも同様です。
- He gave me credit for it.(彼は、それについて私を認めました) ※「評価しました」というニュアンスですね。
「confess」
「告白する・白状する」などで「認める」を表現するのが「confess」です。
「confess」の発音と発音記号は下記となります。
- He confessed to me that he did it.(彼はそれをしたと私に認めた=自認した)
- I couldn’t confess at that time.(その時は認めることが出来なかった=打ち明けられなかった)
また、愛の告白などもありますね。その場合は、『英語で告白する|色々な場面で使い分ける厳選フレーズ集』の記事を参考にしてみて下さい。
ビジネスでよく使う「認める」の英語・発音
ここでは、ビジネスの場面などや多少フォーマルな言い方の「認める」の表現をご紹介します。
「allow」
「許す・承諾する」という意味がある「認める」には、「allow」を使います。
「allow」の発音と発音記号は下記となります。
- The laws allows same-sex marriage.(法律が同性婚を認めています)
- I’m allowed to be here.(ここにいることを認められています・承諾されています)
などの英文で使えます。
「appreciate」
「価値や真価を認める」という場合に使うのが、「appreciate」です。
「appreciate」の発音と発音記号は下記となります。
- He appreciates its value.(彼はその価値を認めました) ※話の流れによっては「He appreciates it.」のみでもOKです。
- This report is appreciated.(このレポートは認められています=よさを認識されています)
また、「appreciate」は「感謝する」という場合にも良く使われる単語です。『「感謝」の英語|ありがとうの3つの基本とメッセージ集』の記事で解説しています。
「approve」
「(判断して)認可する・承認する」という意味があるのが、「approve」です。
「approve」の発音と発音記号は下記となります。
- The sanction is approved.(制裁措置が認可されました=認められました)
- My boss approved my sales plan.(上司が私の販売計画を承認しました=認めました)
この「apporve」ですが、熟語の「approve of ~」で使われるることがありますが、この場合は「同意する・気に入る」という意味になり、「認可する」という上から目線とはニュアンスが異なるので注意しましょう。
「acknowledge」
「存在や事実などの重要性を素直に認める」というニュアンスの場合は、「acknowledge」を使います。フォーマルな言い方です。
「acknowledge」の発音と発音記号は下記となります。
認識する、了解するという意味もあります。
- I acknowledge the problem.(その問題があることを認識しています=認めています)
- We need to acknowledge that our marketing failed.(マーケティングが失敗したことを認める必要があります)
「recognize」
「過去の経緯などから認識する」というニュアンスがあるのが、「recognize」です。
「recognize」の発音と発音記号は下記となります。
(過去の経験などから)気付くという意味もあります。
また、法的など公に認められているという時にも使う単語です。
- The government recognizes the right.(政府はその権利を認めている)
- I recognize his talent.(私は彼の才能を認識しています=認めています) ※過去から気付いているというニュアンスですね。
「realize」
「それまで思ってなかったが突然認める」というニュアンスがあるのが、「realize」です。
「realize」の発音と発音記号は下記となります。
「当然、気付く」という意味もあります。
- They realized her ability.(彼女の実力を認めた)
- I realized that he succeeded in his business.(彼がビジネスで成功しているのを認めた)
「permit」
「allow」と同じように「許可して認める」という意味があるのが、「permit」です。
しかし、「allow」よりも更にフォーマルな言い方となります。
「permit」の発音と発音記号は下記となります。
「allow」よりもより強い「許可する」というニュアンスです。公的な時などにもよく使われます。
- You are not permitted to enter here.(あなたがここに入ることを認められていません)
- The goverment permitted the revision of its policy.(政府は政策の修正を認めました=許可しました)
「sustain」
法廷で「異議などを認めます」という時に使うのが、「sustain」です。
「Objection sustained.」などと表現します。「objection(オブジェクション)」は「異議」という単語です。
「sustain」の発音と発音記号は下記となります。
「維持する」とう意味もある単語です。
逆に、「却下する」という場合は、「overrule(オーヴァールール)」という単語を使います。「Overruled.(却下!)」という表現になります。覚えておきましょう!
「plead」
こちらも法廷用語で「罪などを認める」という場合に使うのが、「plead」です。
「plead」の発音と発音記号は下記となります。
- He pleaded his guilty.(彼は容疑を認めました)
- She pleaded not guilty.(彼女は無罪を主張しました=容疑を認めませんでした)
「grant」
「願い事・主張などを認めて受け入れる」という意味が含まれるのが、「grant」です。
「grant」の発音と発音記号は下記となります。
- Our requests were granted.(私たちの要望が受け入れらた(認められた)
- He grants that I am right.(彼は私が正しいと認めている)
「grant」は「give(与える)」のフォーマルな言い方として使われることもあります。
これまで見てきた「認める」という英語表現ですが、ニュアンスや使う場所により使い分ける必要があります。先ずはカジュアルな言い方をマスターして徐々に慣れていきましょう!
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