カードゲームで「ダウト」というのがありますが、これは「I doubt it.」というのが略されて日本名となっています。
この「dout」ですが、どのような場面に使うのでしょうか?
動詞や名詞として使い、また熟語も多い表現です。
それと、「doubt」の派生語や反対語も覚えておくと効率的で、英語力もドンドンUPしますね。
目次
「doubt」の発音と注意点
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「doubt」の発音と発音記号は下記となります。
「b」を発音しないがポイントですが、書く時は「b」を省略しないように注意しましょう。
また、動詞としての「doubt」は規則変化動詞なので、過去形と過去分詞は「doubted」となります。因みに、現在分詞は「doubting」となります。
動詞としての「doubt」の意味と使い方・例文
基本は後ろに目的語(~を)が必要な他動詞として使われることが多いです。
大きく、2つの意味でよく使われます。
~を疑う
後ろには目的語、that節、if/whether節などの形がきます。
下記がその例文です。
- I doubt it.(私はそれを疑っています)
- H seems to doubt that I got a perfect score on the test.(彼は私がそのテストで満点を取ったことを疑っているようです)
- I doubt if it is true.(それが真実かどうかを疑っています。)
など。
supectとの違い
「~を疑う」というのに「suspect(サスペクト)」という単語がありますが、何が違うのでしょうか?
『「疑う」の英語と発音|2つの違いと使い分けと6パターン・例文』でも解説していますが、下記をご確認ください。
- suspect・・・I suspect that he is guilty.(彼が有罪だと思っています・有罪だと疑っています)
- doubt・・・I doubt that he is guilty.(彼が有罪だとは思っていません・有罪という事を疑っています)
全くの真逆なので、使う時には注意しましょう!
~を疑問に思う
「~を疑う」と関連している意味となります。少し疑っている気持ちが入っている表現ですね。
下記がその例文です。
- I doubt if you will come to our party.(あなたがパーティーにくるのかどうか疑問に思っています)
- I doubt whether he will be successful in the market.(彼がその市場で成功するかを疑問に思っています)
など。因みに、「if」と「whether」の使い方の違いを知りたい方は、『「whether」の発音・使い方や意味|ifとの違いや12個の例文』の記事を参考にしてみて下さい。
wonderとの違い
ネイティブがよく使う「wonder」も「~を疑問に思う」と言う時に活躍しますが、何が「doubt」と違うのでしょうか?
『「疑問に思う」の英語|wonderなどビジネスでも使う4表現と例文』でも解説していますが、「wonder」より強い言い方で、疑いを持っている「疑問に思う」は「doubt」を使います。
「本当に~かを疑問に思う」というニュアンスが「doubt」というイメージですね。
名詞としての「doubt」の意味と使い方・例文
名詞の場合も発音も同じですが、注意点は、基本的に数えられない名詞(不可算名詞)として使われることです。
疑い・疑念・不信など
下記がその例文です。
- I have some doubt about it.(それに幾分かの疑念を持っています/不信感があります) ※「some」ですが複数形にはなりません。しかし、「my doubts(私の疑念)」と複数形になるパターンもあります。
- There is no doubt that he will promote soon.(彼が時期に昇進することに疑いの余地はない)
など。
熟語やフレーズ
下記がその文です。
- No doubt about it.(間違いない!/疑いの余地なし!)
- without a doubt(間違いなく/疑いの余地もなく) ※文頭などで使わえるケースが多いです。
- beyond doubt(全然疑いうことはなく) ※上記2つを更に強調しているイメージです。
- in doubt(疑っている/迷っている) ※「I’m in doubt what to do.(何をしようか迷っている)」などでも使います。
- give + 人 + the benefit of the doubt(その人のことを信じる/いい方向に解釈する) ※少し疑わしいけど、信じる!大目に見る!というイメージですね。
よく使う「doubt」の派生英語は?
「doubt」と関連している、よく使う派生英語をご紹介します。
形容詞:doubtful
先ずは形容詞の「dobutful(ダウトフル)」です。
先ほど紹介した「in doubt」と同じように「疑っている(自信が無い)」という場合に使います。
下記がその例文です。
- I’m doubtful about/of the result.(その結果に自信がない)
- It’s doubtful if he is coming.(彼が来ているかどうか疑わしい) ※「It’s more doubtful.(もっと疑わしい)」など比較級や最上級(the most doubtful 名詞)の形でも使えます。
など。
副詞:undoubtedly
副詞で使う場合は、「undoubtedly(アンダウティドリー)」という形となります。
「確かに/間違いなく」という意味になります。
下記がその例文です。
- You are undoubtedly wrong.(あなたは絶対に間違っています)
- Undoubtedly, you are the one who threw it.(それを投げたのは間違いなくあなたです)
など。
「doubt」の反対語は?
動詞としての「doubt」の反対語の意味は、「信じる」になると思います。
これは、「I don’t doubt ~(~だと疑わない・~だと信じる)」と否定形にすればいいのですが、単語で表現すると「trust」や「believe」がその反対語となります。
『「信じる」の英語|2つの類語の発音・使い分けやスラングと名言など』でも解説していますが、「trust」の方がより強い表現で、その人自身を信じるというニュアンスになります。
この2つの単語も押さえておきましょう!
まとめ:「doubt」はカジュアルに使える表現!
いかがでしたでしょうか?
「doubt」は日本人にあまり馴染みがないフォーマルな表現のように感じますが、ネイティブはカジュアルな場面で使っています。
「I doubt it.」や「No doubt about it.」など、気軽に会話の中で使ってみましょう!それがスタートです。
今回の例文や熟語などを参考にして、英会話に活かしてみて下さい。