「current」の単語を見て、何をイメージしますか?
ネイティブは2つの品詞(形容詞と名詞)でシッカリと意味を使い分けています。
日常会話でもビジネス英語の両方で使われている英語です。また、派生語の「currently」や「currency」も押さえておくと役立ちます。
しかし、どの単語の発音にも日本人が不得意な「r」が入っているので注意が必要です。
目次
「current」の発音と注意点
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「current」の発音と発音記号は下記となります。
実際は少し伸ばして「カーレント」がネイティブに近い発音です。
また、「current」には日本人が不得意な「r」の発音が含まれていますね。苦手な方は、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』で紹介している発音練習にもトライしてみましょう!
形容詞としての「current」の意味と使い方・例文
形容詞の形で使われることが多い「current」。まずはこの形から見てきましょう。
現在の・今の
現在のニュース、今現在のシチュエーションなど様々な場面で使われます。
下記がその例文です。
- He always checks current fashions.(彼はいつも今・流行のファッションを確認します)
- What’s the current price?(時価はいくらですか?) ※「今現在の価格(時価)」という意味ですね。最新の価格という場合にも使えます。「up-to-date(最新の~)」と同義語にもなります。
- I can hardly follow current events and news.(最近の出来事やニュースを追えていません) ※「時事」は「current events」を使います。
- Many things have happened in the current year.(今年、色んなことが起こりました) ※「this year」をフォーマルな文語的な表現にしています。
など。
因みに、「current issue(雑誌の最新号)」、「current status(現在の状況・近況)」や「current situation(現状)」などでも表現します。
流通している
上述の例文に「current fashion」や「current price」などとありましたが、それにも関連している意味が「流動・流通している」です。
今現在、価値のあるものや実際に取り扱いされているものというニュアンスです。
下記のような表現によく使われます。
- current asset(s)(流動資産) ※「asset(アセット)」は資産を意味する単語です。
- current fund(s)(流動資金) ※「fund(ファンド)」は資金を意味します。
など。
後ほど紹介する「currency(貨幣)」も、この「流通している」という意味から派生した単語です。
因みに、イギリス英語で当座預金口座は「current account」と表現します。アメリカ英語では「checking account」です。知識として押さえておきましょう。
「current」と「present」の違いは?
さた、「今の」という他の単語でよく使われるのが、「present」です。
『「present」の主な7つの意味や使い方|発音の注意点や違いも!』の記事でも紹介しています。
下記のニュアンスの違いが分かりますか?
どちらともに日本語では「現住所」となります。
- current address・・・今、まさに住んでいるところで過去と将来については不明
- present address・・・ある程度過去と未来も含んだ現住所というニュアンス
要するに、「current」は「今この瞬間(最新の)」というニュアンスが強いということですね。「present」は現在・過去・未来という時間の幅が少し広いイメージです。
これは「current fashion(今の最新のファッション)」と「present fashion(現代のファッション)という違いにも出ています。「news」や「event(s)」など様々なケースで使えます。
名詞としての「current」の意味と使い方・例文
名詞として「current」を使う場合は、流れ・傾向・電流などの意味で使われます。
下記がその例です。
- electric current(電流)
- current of a river(川の流れ)
- current of a event(出来事の傾向)
- air current(気流)
- Japan current(黒潮)
など。
「current」の派生英語でよく使うのは?
「current」と似た表現(派生英語)で、同じようによく使われる単語をここではご紹介します。
currently
副詞の「currently(カレントリー)」ですが、「現在は・今のところ」という意味で使われることが多いですね。
下記がその例文です。
- I’m currently working on a big project.(今現在、大きなプロジェクトを手掛けています)
- Currently, we are short of manpower.(今現在、私たちは人手不足です)
など。
currency
名詞の「currency(カレンシー)」ですが、「(今現在流通している)通貨」を意味します。
下記がその例文です。
- I changed yen into the local currency.(円を現地通貨に両替えしました)
- Where is a currency exchange?(両替所はどこですか?) ※「money exchange」と同じです。
など。
まとめ:「current」のイメージを押さえよう!
いかがでしたでしょうか?
「current」に関しては、名詞と形容詞と両方のイメージを何となくでいいの頭に残しておくことで、今後「current」を使った英文が出た時に理解しやすくなります。
発音も「r」があるので、是非この機会にシッカリと習得すると効率がいいですね。是非、英会話に役立てて下さい。