日本語でも「インスパイアされる」など聞くことがありますが、ちゃんとした意味を知っていますか?
また、他にも「インスピレーション」という似たような表現もあります。
「inspire」だけじゃなく、その派生語も覚えておくと便利です。
目次
「inspire」の発音と注意点
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「inspire」の発音と発音記号は下記となります。
アクセントが後ろになるのがポイントです。
また、過去形と過去分詞は、規則変化動詞なので「inspired」となります。
動詞としての「inspire」の意味と使い方・例文
「息を吸い込む」という意味の自動詞で使われることもありますが、基本的には「inspire」の後ろに目的語(~を)を必要な他動詞として使わえることが一般的です。
自動詞と他動詞について詳しく知りたい方は、『自動詞と他動詞の違いと2つの正しい見分け方・両方使える動詞一覧』の記事を参考にして下さい。
刺激する・鼓舞する(他の動詞との違い)
この意味で使われることが多いですね。「「刺激」の英語|すぐに使える!4つの関連英語フレーズなど』でも紹介しています。
下記がその例文です。
- He inspired me.(彼は私に刺激を与えました。)
- You inspired me a lot to go abroad.(あなたは、私が海外に行くのに大きな刺激をくれました)
- What inspires you the most?(何があなたに一番刺激・影響を与えますか?)
- He was inspired to study harder.(彼はもっと勉強するように鼓舞されました)
など。
この「inspire」ですが、『「感動(する)」の英語|名詞・形容詞・動詞・スラングなど15表現』にもあるように感動さえるという場合にも使えます。
「刺激する」という単語は他にも「stimulate」など、また「感動する」という表現も「move」という単語もあるのですが、何が違うのでしょうか?
実は、この「inspire」ですが、「刺激を与えて感動させて、何かの行動をさせる)」というい意味が含まれていんですね。
要するに、刺激や感動しただけではなく、その後に何かの行動に繋がっているという点が他の単語とは異なります。
「inspire」の単語に触れたら、その人、またはあながが行動を起こしたという事を意味します。
「Inspire the Next」の意味は?
さて、「日立グループ・ビジョン」のスローガンである「Inspire the Next」というフレーズを聞いたことがありますか?
「次世代、未来を刺激して行動を起こさせる」という意味が含まれている、とてもかっこいいスローガンです。
常に鼓舞して、発展していくんだ!という力強いメッセージが込められていますね。
引き起こす
これは先ほどの意味に繋がりますね。
「何かのきっかけで行動や事柄を起こす」というニュアンスが含まれます。
下記がその例文です。
- The demonstration was inspired by the leader’s comment.(指導者の言葉によってデモが引き起こされました)
- Our boss inspired our action toward the new market.(上司は新しい市場に向けての私たちの行動を引き起こしました)
など。
「inspire」の派生英語は?
「inspire」と一緒に、名詞と形容詞を覚えておくと効率がいいです。
日常会話でも使えるので覚えておきましょう!
名詞:inspiration
「inspiration(インスピレーション)」は、霊感・ひらめき(思いつき)、鼓舞・激励などを意味します。
霊感やひらめきの「inspiration」は日本語でも使っている方が多いのではないでしょうか。
下記がその例文です。
- I got inspiration.(ひらめきました・インスピレーションを受けました)
- You are the great inspiration for me.(あなたは私にとって鼓舞させてくれる人です)
など。
「Inspiration of JAPAN」とは?
先ほどの「Inspired the Next」は日立グループのスローガンでしたが、「Inspiration of JAPAN」は「ANA(全日本空輸株式会社)」が導入しているフレーズです。
直訳すると、日本を鼓舞してくれる(刺激してくれる)、また、直訳では「日本のひらめき」という日本独特の感性などを意図していると考えられます。
アバウトなイメージですが何となく伝わりますね。
形容詞:inspiring
「inspiring(インスパイアリング)」と現在分詞にすることで形容詞にすることもできます。
鼓舞させる~、感激させる~、元気にさせる~という場合に使えます。
下記がその例文です。
- It’s an inspiring book.(それは人を元気にさせてくれる・奮い立たせてくれる本です)
- What an inspiring movie!(何て、感動的な映画なの!/何て人を鼓舞してくれる映画なの!)
など。色々な名詞と一緒に使えます。
まとめ:「inspire」はイメージで覚えると楽!
いかがでしたでしょうか?
「inspire」は人やモノが何かを刺激して、動かせているイメージがベストです。
特にリスニング時には和訳しなくても、そのままのイメージで意味を掴めるようにしておけば、聞き取りが楽になります。
このような感覚で捉えることが単語を覚えるコツでもあるので、その他の英単語にも応用しましょう!