「ちょうどいい時間」、「ちょうどいいサイズ(量)」、「ちょうどいい具合」など色んな時に使う「ちょうどいい(丁度いい)」。
また、話の中で内容が分かっているのであれば、「それくらいでちょうどいい」という場合もありますね。
では、英語ではどう表現するのでしょうか?
目次
一言で「(それくらいが)ちょうどいい」の基本英語:just right
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会話の流れの中で「それちょうどいいね」、「それくらいがちょうどいいよ」など一言で相手に伝えることも多いですよね。
その場合は「It’s just right.」や「That’s just right.」などで表現しますが、それぞれの単語の意味を先ずは見てみましょう。
それぞれの意味
- just・・・副詞での活用で「まさしく・ちょうど・ぴったり・単に」など。 ※因みに形容詞であれば「正しい、公正な」などの意味になります。
- right・・・形容詞での活用で「正しい・適切な・正義の」など。 ※因みに名詞であれば「右側・権利」などとなります。
これらの意味から「just right」が「ちょうどいい」という英訳になるのがイメージできますね。
また、「right」に関しては「r」の発音がとても重要です。日本語発音で「ライト」と言ってしまうと「light(照明、または軽い)」と聞こえてしまい、意味が全然ことなるので注意しましょう。
正しい「r」の発音の仕方については、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事のトレーニング方法を参考にして下さい。
「It’s just about right.」との違い
一言で「Just about right」という場合あります。「about(アバウト)」が真ん中に入った表現です。
だいたいちょうどいいね、と言うのが直訳になります。
「just right」を少し柔らかく表現していますが、意味にさほど違いはなくどちらの表現も使えますので、参考にして下さい。
「ちょうどいい~」の基本英語:just the right ~
「ちょうどいい~(名詞)」の形で表現できるパータンです。
「just the right + 名詞」で色々なバージョンが出来ます。
とても便利なので様々表現を見てみましょう。
下記がその例です
- ちょうどいい距離:just the right distance
- ちょうどいいサイズ(大きさ):just the right size
- ちょうどいい時間:just the right time
- ちょうどいい量:just the right amount
- ちょうどいいレベル:just the right level
- ちょうどいい温度(気温):just the right temperature
など。とても簡単ですね。
初心者の方はまずはこの形を覚えることをおすすめします。
「be in(at)the right place at the right time」の意味は?
この表現ですが、直訳は「適切な(ちょうどいい)時間に適切な(ちょうどいい)場所にいる」となり、主に相手が次のような場合に使う表現です。
- 本当にラッキーだね
- 偶然だったね
- タイミングが良かったね
など。「He was in the right place at the right time.(彼は偶然にもタイミングが合ったね)」など。
発音のポイントとしては「right」を少し強めに発音するとベターです。
その他の「ちょうどいい」を表現する英語一覧
さて、ここでは他の表現も見て、英語力をドンドン身に付けましょう。
good
「いいね(良い)」という形容詞ですね。
一言の「Good!」のみでも、「ちょうどいい具合」などの時に気軽に使える表現です。
下記は動詞と一緒に使う例です。
- Sounds good for me.(私にはちょうどいい感じですね) ※「good for ~」は「~にとっては」となります。
- It looks good on you.(それはあなたにちょうど似合いますね)
- It tastes good.(ちょうどいい味です)
など。
因みに、「いいね」という表現は「good」だけではありません。『「いいね」の英語|1つだけじゃない!様々な表現一覧』の記事も参考にして下さい。
perfect
「perfect(パーフェクト)」は、「完璧な」という表現で先ほどの「good」や「just the right ~」を誇張して「めちゃくちゃちょうどいい」を表しています。
少し大げさすぎるぐらいが英語では良しとされることも多いので、下記の例文を参考にして下さい。
- It’s just perfect temperature.(めちゃくちゃちょうどいい気温ですね)
- You arrived at the perfect timing.(めちゃくちゃちょうどいいタイミングで到着しましたね)
など。
これらを一言で「Perfect!」と表現できますが、その他にも「Couldn’t be better(それ以上いいのはない)」やスラングの「Awesome!」など色々な表現があります。
『「最高」の英語|基本の10英単語と口語で使えるスラング・略語』の記事も参考にしてみて下さい。
enough
「形容詞+enough」、または「enough+名詞」で「十分な~」となり、これで「ちょうどいい(それで十分で、それ以上も以下もない)」を表現しています。
下記がその例文です。
- ちょうどいい辛さ:spicy enough
- ちょうどいい速さ:enough speed
など。
suitable
「suitable(スータブル)」は、「適当な・ふさわしい」という場合に使う形容詞で、これで「ちょうどいい」を表現しています。
これと似たような表現で「appropriate」(アプロリエイト)があります。
下記がその例文です。
- This is the suitable place for me.(ここは自分にはちょうどいい場所です)
- Wear appropriate clothes for the party.(そのパーティーにちょうどふさわしい洋服を着なさい)
など。
少しフォーマルなビジネス表現でもあるので、慣れてきたら使う感覚でOKです。
make (a) good/nice ~
「ちょうどいい~になる」という場合に使う表現です。
下記がその例文です。
- Mix those, it will make a good taste.(それらを混ぜると、ちょうどいい味になるでしょう)
- He will make a nice father.(彼はちょうどいい父親になるでしょう)
など。
これを誇張したい場合は「good」の代わりに、「perfect」に置き換えるといいでしょう。
fit
「fit(フィット)」は、靴や洋服のサイズがぴったり合う時によく使う動詞です。
また、色柄やデザインがぴったり合う場合は「suit(スート)」を使います。
下記がその例文です。
- This cloth fits you.(この服はあなたにちょうどいい)
- It suits her well.(それは彼女にめちゃくちゃちょうどいい・似合う)
など。
better to be too ~
直訳は「~過ぎるのがより良い」となり、「~過ぎるぐらいがちょうどいい」という表現になります。
また、「cannot be too ~(~すぎるということはない)」でも同様の意味で使えます。
下記がその例文です。
- It’s better to be too strict.(厳しすぎるぐらいでちょうどいい)
- It cannot be too late.(遅すぎるぐらいでちょうどいい)
など。
まとめ:素晴らいなどで「ちょうどいい」を誇張してみる!
いかがでしょうか?
「ちょうどいい(丁度いい)」の表現も様々ありましたが、基本は「just right」、または「just the right ~」を押さえておくとOKです。
また、「perfect」のところでも説明していますが、英語では誇張して表現することが多くあります。
ちょうどいいより、更にいいよ、という場合は、「perfect」の他にも「fantastic」や「outstanding」など様々な表現あります。
『「素晴らしい」の英語|厳選20個の形容詞とスラング・最上級など』の記事も参考にしてドンドン英会話表現を身に付けていきましょう!