「find out」はどんな時に使うか知っていますか?
「find out」は熟語ですが、動詞のみの「find」とは何が違うのでしょうか?
また、「find out」に似た表現に「learn」、「know」、「figure out」などもあり、使い方をしらないと相手に間違った意味で伝わってしまうので注意が必要です。
目次
「find out」の意味と使い方
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さて、先ずは「find out」が持つ意味を見てみましょう。
主な意味は下記となります。
- 発見する(見つけ出す)
- 知るようになる(分かるようになる・理解する)
- 解く
- 調べる
など、これらを念頭に置いておくと、これから説明する例文なども分かりやすくなります。
過去形で使うことも多く、「find(ファインド)」が不規則変化動詞なので、過去形・過去分詞は「found out」(ファウンド・アウト)となります。
次からは「find out」の代表的な形を確認していきます。
find out ~(find ~ out)
「~」の部分に名詞(代名詞など)が入る形です。
例文とその意味が下記となります。
- Let’s find it out!(ちょっと調べてみよう!)
- Let me find out the truth.(真実を解かせてもらいます)
- How did you find it out?(どうして分かったの?)
- If you want to find out how it is used, you can ask John.(もし、その使い方を知りたかったら、ジョンに聞くといいですよ)
など。
「find a way out」の意味は?
この表現もよく聞います。「a way」が「道・出口・解決方法、など」という意味があるので、次のように使えます。
「You’ll find a way out.(必ず解決できます)」や「I have to find my way out.(解決方法を見つけなけば!)」、など。
何となくイメージできますね。
find out if ~
「~かどうか調べて見つけ出す」という場合によく使う構文の形です。
『「調べる」の英語|日常会話とビジネスで使い分ける厳選11類語・例文』の記事でも他の言い方と一緒に紹介しています。
- I’ll check with him and find out if it’s a right way.(彼に確認して、それが正しいやり方か調べ出します)
- Let’s find out if he is telling the truth.(彼が真実を言っているのか調べてみましょう)
- I’m trying to find out if the new marketing strategy can meet our customers’ expectations.(新しいマーケティング戦略が顧客の要望に合っているのかしっかりと確認したいと思っています)
など。
また、「if」を「whether」に置き換えることもできます。詳しく知りたい方は、『「whether」の発音・使い方や意味|ifとの違いや12個の例文』の記事も参考にして下さい。
find out (more) about ~
「~についてもっと詳しく知る・調べる」という場合に使うのがこの形です。
「more」が入った例文は下記となります。
- If you want to find out more about the product, you can visit our website.(もし、その商品についてもっと詳しく知りたい場合は、私たちのホームページでチェックして下さい)
- I will let you know as soon as we find out more about it.(さらに詳しく分かった場合は、あなたにすぐに連絡します)
など。
「more(もっと)」が無い形の「find out about ~」の形もありますが、その場合は「~について知る・調べる」という表現になります。
find out that ~
「~だということが分かる・見つけ出す」という場合に使うパターンです。
下記のように過去形で使うケースが多いですね。
- He found out that his girlfriend was cheating on him.(彼は彼女が浮気しているのが分かった)
- I found out that company A is making more profits than company A.(会社Aの方が会社Bより多くの利益を生み出していることを突き止めました)
など、色んなケースで使える形ですので押さえておきましょう。
~だという事が分かるという場合は、同義語として「As it turned out, that was true.(結果として、それが真実だと分かりました)」という形もできます。
『「turn out」の主な6つの意味と使い方・正しい発音や例文など』の記事も参考にして下さい。
さて、次からは別の表現と「find out」の違いを見ていくことで、更に「find out」の使い方が分かりやすくなります。
「find out」と「find」との違い
さて、先ずは「find」との比較が基本となりますね。
- find・・・(単純に)モノや人を見つける
- find out・・・(見つけだしたり、調べたりして)知らなかった情報を得る
下記が例文と意味の違いになります。
- findの例文:I found the book I wanted.(欲しかった本が見つかった)
- find outの例文:I found out about the book.(本についての情報が分かった)
よって、「その本を見つけるのは難しい」となるとどれが正しいでしょうか?
- The book is difficult to find.
- The book is difficult to find out.
このケースは、本というモノを見つけるのが難しいというだけなので、前者の「find」が正解ですね。
しかし、例外があり「only to find ~」という表現については「~した結果、~だと分かった」ということを表します。
「find out」の形である必要はありません。
I went all the way to the town only to find that the store was closed.(わざわざ街までいきましたが、店が閉まっていました)、など。
「find out」と「know」との違い
「know(知る・知っている)」という単語ともよく比較されます。
- know・・・その時点で知っていた
- find out・・・その時点で情報などが分かった
下記が例文と意味の違いになります。
- knowの例文:I knew that he was kind.(彼が優しいことは知っていました)
- find outの例文:I found out that he was kind.(彼が優しいことを知りました)
など。
この場合の「find out」は「learn(学ぶ)」に近い意味合いになりますね。
「find out」と「figure out」との違い
最後になりますが、似たような表現の「figure out」との違いも押さえておきましょう。
- figure out・・・(情報を理解して)解決する
- find out・・・知らなかった情報を得るのみ
下記が例文と意味の違いになります。
- figure outの例文:I can’t figure out the problem.(その問題が解決できない)
- find outの例文:I can’t find out the problem.(その問題を発見しました)
など、全然違いますね。
まとめ:ビジネスでも使う!熟語の「find out」は覚えると便利
「find out」は色々な場面で使える表現です。
『5つの場面で絶対に使ってはいけない!ビジネス英語フレーズ一覧』でも解説していますが、お客様の質問に現時点では分からないけど、後ほど確認して連絡します、という場合にも次の表現が使えます。
「I’m not sure, but I can find out and get back to you later.」など。
他の似たよな表現と意味の違いを把握して、シッカリと使い分けが出来るようになりましょう!