「インターネットで調べる」、「在庫を調べる」、「くまなく(詳しく)調べる」、または「調査する」という表現。
日常会話でもビジネスでも欠かせないフレーズですね。
英語では「調べる」の類語表現が沢山あり、そのニュアンスにより使い分ける必要があります。
また、「調べる」と同じような意味で使われる場合があるのが、「確認する」という表現ですね。『6つの「確認(する)」の英語|使い方やフレーズを習得!』の記事も参考にしてみて下さい。
目次
日常会話でよく使う「調べる」の英語
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ネイティブが日常会話で頻繁に使う「調べる」という表現から見ていきましょう。
「check」
「調べる」の表現の中でも一番使われるのが、「check」(チェック)です。
『6つの「確認(する)」の英語|使い方やフレーズを習得!』にもあるように、「ちょっと確認する・調べる」というニュアンスがあります。
時刻表(time table)や在庫(inventory)などを調べる時も使えます。
「徹底的に調べる」という場合は、「check」に他の副詞などを合わせる必要があります。
- check thoroughly ※「thoroughly(ソローリー)」は「完全に・徹底的に」という副詞です。
- check in detail ※「in detail」は「詳細を」という熟語です。
「~かどうか調べる」という場合は、「I will check if we have enough inventory.(在庫が十分かどうか調べます)」などのように、「check if ~」という文が使えます。
これと同様に、「see if ~」を使うこともできます。覚えておきましょう!
「look」の熟語
「調べる」という時に気軽に使われるのが「look」を使った熟語(イディオム)です。
それぞれの意味やニュアンスが異なるので使い分ける必要があります。
look up
英単語などを本やインターネットなどで調べるという時に最も使われる熟語です。
- I looked up the word in the dictionary.(その単語を辞書で調べました) ※「electronic dictionary(電子辞書)」などでも同様です。
- Look it up!(調べて!)
因みに英語学習で役立つ英語辞書やアプリなどは、『英語の辞書|効率UPの勉強法!おおすめ辞書の使い方と選び方・アプリなど』でご紹介しています。
look into
カジュアルな「調査する」という時に使う表現です。
あらゆる情報を収集するなどのニュアンスも含まれます。「We should look into it.(それについて調査すべきです)」などとなります。
また、「look into ~」は「~をのぞき込む」という時にも使える熟語ですので、イメージがしやすいですね。
look over
「look into」とは逆の、「ざっと調べる」という意味があるのが、「look over」です。
極端に言うと上っ面にぱっと目を通すイメージです。「I will look over it.(ちょっと調べてみるよ)」というニュアンスです。「check」にも近い感じです。
「go」の熟語
「look」と同じように「go」の熟語も同様に「調べる」のニュアンスが異なるで注意が必要です。
go over
「go over」は「入念に調べる」というニュアンスがあります。
- They went over my house.(彼らは入念に私の家を調べました) ※「went」は「go」の過去形です。
- I will go over the matter.(その問題を調べます)
などとなります。
go into
更に深く「調べる」という時によく使われる熟語です。
「You have to go into more detail.(もっと詳細を調べる必要があります)」のようになります。
「更に踏み込んで調べる」というニュアンスです。
go through
「くまなく(詳しく)調べる・確認する」という場合には「go through」を使います。
「My boss went through my report.(上司は私の報告書を確認しました)」などとなります。
「find out」
見つけるという単語である「find(ファインド)」ですが、「find out」という構文にすることで、「調べる」という意味になります。
また、「find out if ~」という構文にすると、上述の「check if ~」や「see if ~」うよりも、「調べて見つけ出す」という強いニュアンスになります。
- I will contact him and find out.(彼に電話して調べてみるよ)
- He wants to find out if the machine has been working.(彼はその機械がちゃんと作動していたか調べたい)
他にも「見つけ出す」という意味があります。
インターネット検索で使う「Google」
インターネット検索大手の「Google」をそのまま動詞にすることで「インターネット検索をする」とう表現になります。
最初はスラング的な表現から始まり、今ではネイティブの中で標準の英語となっている表現です。
「Google it.(それを検索して調べて)」という表現をよく使います。日本語で言うと、「ググる」ですね。
また、正式な言い方は、「check on the internt」や「look up on the internet」というのがあります。スマホで調べる場合もそのまま使えます。
ビジネスで使う「調べる」の英語
ここで紹介するいくつかは、「研究(する)」という場合にも使われる単語でもあります。『「研究」の英語|3つの英単語の違いと使い方や関連英語一覧』の記事を参考んしてみて下さい。
それではそれぞれを見てニュアンスの違いなどを確認しましょう。
「study」
勉強するという単語の「study(スタディー)」。
しっかりと調査する、研究するという場合にも使われる表現です。
「Let’s study the case.(そのケースを調査しましょう)」などの例文で使えます。
「examine」
「study」よりも更にフォーマルな言い方で、「入念に調べる」という意味があるのが、「examine」です。
「exmamine」の発音と発音記号は下記となります。
「We exmanined the products.(私たちの製品を入念に調べました)」などです。
「inspect」
精密な調査、また不具合を調べるという時に使うのがフォーマルな言い方の「inspect」です。
「inspect」の発音と発音記号は下記となります。
下記のような例文で使えます。
- We inspected the bug in our computer program.(会社のコンピュータープログラムのバグを調べた)
- The defect of the machine was inspected.(その機械の不具合が調査・検査されました)
「investigate」
原因や真実を究明するために調べる・調査する場合は、「investigate」を使います。
「investigate」の発音と発音記号は下記となります。
警察が行う調査などはよく名詞の「investigation(インベスティゲイション)」という単語を使います。
- Police investigated our relationship.(警察は私たちの関係を調べました)
- They investigated the cause of the machine failure.(彼らは機械の故障の原因を調査しました)
「search」
何かを知るため、見つけるために徹底して調べる時に使うのが、「search」です。
「search」の発音と発音記号は下記となります。
よって、インターネット検索で徹底的に調べるという時は、「search on the internet」という表現ができます。
「research」
名詞では「研究・リサーチ」という意味があるのが、「research」です。
「research」の発音と発音記号は下記となります。
「examine」にも近い表現ですが、細かく言うと、論文や学術的視点から調べる時に使うのが「research」となります。
「search」と混乱しやすいので注意しましょう。
これまで多くの「調べる」の単語を見てきましたが、初心者で慣れないうちは、「check」を使うことからスタートです。あまり難しく考えずに、慣れてきたら他の単語を使い分けてみるなどして、徐々にチャレンジしてみましょう!
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