「カッパ(河童)」を英語で言えますか?
また、カッパは「合羽(上着)」を意味する日本語でもあり、雨具の雨合羽(raincoat)などで表現もできます。
因みに「合羽」は、ポルトガル語の「capa」が由来の当て字です。江戸時代からすでに使われていたようです。
しかし、ここでは日本の妖怪の1つである「河童」の日本語訳を見ていきたいと思います。
カッパ(河童)の英語表現
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カッパ(河童)ですが、英語ではどう表現するのでしょうか?
というのも、「河童」は日本独特の妖怪で西洋には存在しません。
さて、では英語でどう説明するのがいいのかを見ていきましょう。
Kappa
日本の食文化の「Sushi」や「Tempura」と同じように、そのまま「Kappa」と英語で表現できます。
しかし、いきなり「Kappa」と言っても相手が理解できないケースがほとんどです。
「Kappa」を英語で説明するにに必要な言葉は「妖怪」です。
一番分かりやすいので「monster(モンスター)」という単語です。妖怪の単語には他にも「specter(スペクター)」というのもあります。
また、民謡の(昔話の)という形容詞の「folk(フォーク)」もあるといいですね。「民謡(歌)」を「folk song(フォーク・ソング)」とも言いますね。
それと日本独自の妖怪なので、「Japanese folk monster」という表現を使います。
「Kappa is a Japanese folk monster」などでいいでしょう。
また、特徴的なお皿や緑色や茶色など、川に住んでいるなどの情報もあるといいですね。より具体的に相手もイメージできるかもしれません。
下記がその例文です。
- Kappa has some kind of a white plate on his head.(頭の上には白いお皿のようなのが乗っています)
- Some Kappa are in green, others are in brown and so on.(河童は緑色や茶色など色々あります)
- Kappa is said to live in the river.(河童は川に住んでいると言われています)
など。
かっぱ巻きの由来と英語
お寿司の種類にある「かっぱ巻き」ですが、これは河童の大好物の「きゅうり」から来ているようです。
かっぱ巻きを外国人に説明する時は、「Kappa Maki is a sushi rolled with a bar of cut cucumber inside the rice.」(かっぱ巻きとは、お米の中に棒状の切られたきゅうりと一緒に巻かれたお寿司です)、など。
きゅうりは「cucumber(キューカンバー)」という単語で、『きゅうりを英語で発音|2つの発音記号と面白い表現』でも解説しています。
因みにイタリア製のブランド名に「Kappa(カッパ)」がありますが、これはギリシャ文字の「K」から来ており、勝利の意味が込められた名前で、今回の「河童」とは無関係です。
River imp
「Kappa」を使わずに英語のみで表現するパターンもあります。
その場合は、「River imp」、または「River monster」などになりますね。
「河童」の名前の由来が、「河(川)」にいる「童(こども)」ですから、「river」や「imp(インプ:わんぱく小僧)」という単語を使っています。
「imp」は「小悪魔」や「小鬼」という場合も使える単語です。
外国人にはこちらの方がスッと耳に入るかもしれないので、例えば先ほどの「Kappa」をいう表現を一緒に使う次のような例文もOKです。
「We call River monster in Japan “Kappa”.」(日本の川にいる妖怪を河童と呼びます)、など。参考にしてみて下さい。
ことわざ「河童の川流れ」を英語で表現すると?
「河童の川流れ」とは、泳ぎが得意な河童でも、川に流されることがあるという意味のことわざです。
これは、「猿も木から落ちる」と同じです。木登り名人の猿でさえ、落ちることもあるということですね。
要するに誰も完璧でいなないという意味が通じる英語であればOKです。
よくこのことわざで使われる表現が、「Even Homer sometimes nods.」です。
これを直訳すると、「ホーマーのような大詩人でさえもたまには居眠りをする」となります。
しかし、少し堅苦しい表現ですね。よって会話的には次のような表現をお勧めします。
- Nobody’s perfect.(直訳:誰も完璧ではない) ※通常、「Nobody is」を短縮して「Nobody’s」で表現します。
- We all make mistakes.(直訳:私たちはみんな失敗をします) ※「Anyone can make a mistake.」などでもOKです。
これらの表現の方が、英語初心者の方でも説明しやすいですね。
まとめ:天狗などの英語も覚えておくと便利!
いかがでしたでしょうか?
カッパ(河童)の英語はある程度マスターできたと思います。
その他の「天狗」などの表現も知っておくと、外国人との会話にも役立ちます。
これも日本独自の妖怪(鬼)なので、「Tengu」や「Tengu is a long-nosed goblin(天狗は長い鼻をした小鬼です)」などの説明でOKです。
「goblin(ゴブリン・小鬼)」を「monster」や「imp」に置き換えてもOKです。是非、参考にしてみて下さい。