蛙(カエル)には、小さい緑色のカエルと大きめの茶色いカエルがいますね。
それぞれの言い方に違いがあります。
また、日本語ではカエルの鳴き声は「ゲロゲロ(ケロケロ)」などですが、英語ではどう表現するのでしょうか?
それと蛙(カエル)を使ったことわざ(蛙の子は蛙、など)は多くありますが、それを英語で表現するとどうなるのでしょうか?
目次
蛙(カエル)の英語の正しい発音
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さて、2種類あるカエルの英語、「frog」と「toad」についてそれぞれ見ていきましょう。
frog
後述する「ヒキガエル以外」は全て「frog」と言います。
種類に関係なく、一般的にカエルというと英語でも「frog」を使うのが常識です。
「frog」の発音と発音記号は下記となります。
可算名詞(数えられる名詞)なので、複数形は「frogs」となります。
また、ここでの発音のポイントは日本人が苦手な「r」の発音です。
「flog」と「l」の発音にすると、「(人や動物を)ムチで打つ」という動詞になるので注意です。『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事も参考にしてみて下さい。
この後紹介する「toad」と違い、イメージとしては緑色の小型で、水辺でみかける下記の写真のようなカエルです。
因みに、「トノサマガエル」は、「black-spotted pond frog(直訳:黒い斑点がある池ガエル)」です。
toad(frongとの違い)
イボガエル、ガマガエルと言われている「ヒキガエル」を「toad」と言います。
体の表面にイボがあり、下記の写真のように茶色で大きなカエルですね。
「toad」の発音と発音記号は下記となります。
因みに「toad」は、スラングで「いやなやつ」という意味にもなります。
蛙(カエル)の鳴き声(英語バージョン)
日本語でカエルの鳴き声は、「ゲロゲロ」、「ゲロゲーロ」、「ケロケロ」などありますが、英語ではどう表現するのでしょうか?
英語では「ribbit(リビット)」という単語を使って、それを2回連呼するのが通常です。
「ribbit-ribbit」ですね。「Frogs say “ribbit-ribbit”.(カエルはケロケロと鳴きます)」など。
また、普通に、「蛙(カエル)が泣く」を表現したい場合は、「croak(クローク)」という単語を使います。
「Frogs started croaking.(カエルが鳴き始めました)」など。
因みに、この「croak」ですが、カラスが鳴く時も使える単語です。
「おたまじゃくし」など、蛙(カエル)の関連英語と例文一覧
カエルと言ったら次の2つの関連英語を覚えるのは必須でしょう。
- おたまじゃくし:tadpole(タッドポール)
- 両生類:amphibian(アンフィビアン)
また、これらを使ったりした関連英語が下記です。英会話などでも活用して下さい。
- I have a pet frog.(カエルを一匹飼っています)
- I don’t like frogs.(カエルが苦手です)
- Tadpoles will turn into frogs.(おたまじゃくしがカエルになります)
- Frogs are amphibian.(カエルは両生類です)
など。
蛙(カエル)を使った英語のことわざ
さて、ここでは日本語でよく聞く「蛙(カエル)」を使ったことわざを英語にするとどのような表現になるのかを見てみましょう。
直訳はできないので、そのイメージや文の作り方など、英語力向上のためには欠かせない感覚です。是非、参考にしてみて下さい。
蛙の子は蛙(親も親なら子も子)
「父親(母親)のように、息子(娘)のように」という表現になります。
親子同士を表現する場合に使う言い回しです。
「Like father, like son.(Like mother, like daughter.)」
同性同士で表現するのが基本となります。
この場合は「a」や「the」などの冠詞を使わずに表現するのがポイントです。
井の中の蛙大海を知らず
意訳すると、狭いところ(または一か所だけ)にいると、その上や先にはいけない(見えない)というイメージになりますね。
「He that stays in the valley, shall never get over the hill.」という英語のことわざにぴったりです。
直訳すると、「谷に留まるものは山、丘を越えられない(つまりその先の大きな土地なども見れない)」となります。
蛇に睨まれた蛙
急に恐怖や驚きなどで身動きが取れない様を、英語の「deer(鹿)」が、車などのヘッドライトに驚いて、動かないというイメージで表現しています。
「a deer in headlights」
「He looked like a deer in headlights.(彼は蛇に睨まれた蛙のようでした)」など。
まとめ:「frog」だけの単語を覚えても役には立たない!
いかがでしたでしょうか?
蛙(カエル)=frog、というだけを覚えてもそれでは本当の英語力はアップしません。
それに関連する英語や例文なども同時に習得することでドンドン、何倍速も英語が上達していきます。
今後もその感覚で英単語や表現に触れるようにしましょう!