「express」の英語は主に、動詞、形容詞と名詞の形で使わています。
発音の仕方もアクセントも同じで、特にリスニングでは意味を聞き分ける必要があります。
また、例えば動詞の中でも違う意味で使われることもあるのでシッカリと頭に入れておくことも忘れないようにしましょう。
目次
2つある?「exress」の正しい発音
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先ずは「express」の発音から見てみましょう。
「express」の音声と発音記号は下記となります。
「r」の発音とアクセントが後ろにあるのがポイントですね。
「r」は日本人がどうしても苦手な発音の1つです。苦手意識がある方は、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』での練習をしてみましょう。
また、「express」の発音ですが、エクスプレス(発音記号:eksprés)の言い方でも構いません。
どの品詞でも同じで、アクセントが後ろなのも変わりません。
過去形・過去分詞は規則変化動詞なので後ろに「ed」が付いて、「expressed」になります。
動詞の「express」の意味と使い方・例文
「express」は、必ず後ろに目的語(~を)が必要な他動詞として使われます。
他動詞と自動詞の違いについては、『自動詞と他動詞の違いと2つの正しい見分け方・両方使える動詞一覧』の記事を参考にして下さい。
さて、ここでは動詞としての「express」を見ていきましょう。
~を言葉で述べる・伝える
意見や思想を言葉で表現する時に使います。
下記がその例文です。
- He expressed his thought.(彼は意見を述べました) ※「idea(s)」なども同様です。
- I can’t express how lucky I am in words.(どんなに私がラッキーなのかを言葉で表現出来ない) ※次に説明する意味と区別するために、「in words(言葉で)」という熟語を入れるケースも多いです。
- I expressed myself in public.(公衆の面前で自分の意見を述べました) ※「express oneself」の形で「意見を述べる」となります。
- She expressed her thanks to me.(彼女は私への感謝の気持ちを私に伝えてきました) ※「express one’s thanks to」、「express one’s wish to(~に願いを伝える)」などの形です。
など。
~を表す・表現する
これも似たような意味ですが、ここでは言葉にする必要はありません。
下記がその例文です。
- Express your feeling!(感情を表現して!) ※怒った表情や悲しい気持ちを泣いて表現するなど、言葉にしなくてもOKです。
- He expresses his anger.(彼は怒りを表現しています)
- I expressed that I’m against the new regulation.(私は新しい規制に反対であることを表現しました) ※「that節」を使っています。
など。
~を絞る
実は~を絞るという場合にもこの「express」という動詞が使えるんですね。
下記がその例文です。
- Juice was expressed from those apples.(それらのリンゴから果汁を絞りだしました) ※受け身(過去分詞)を使っています。
- She tried to express breast milk.(彼女は搾乳を試みました) ※母乳は「breast milk」と表現します。
など。
形容詞の「express」の意味と使い方・例文
形容詞でも「express」はよく使いますが、動詞の意味とは全く違うので、脳の切り替えも大切です。
速達の~
速達の郵便や贈り物などで使うパターンです。
下記がその例文です。
- I ordered an express delivery.(私は速達での配達を注文しました)
- I received an express mail.(速達郵便を受け取りました)
など。これらの荷物などは「special delivery」と表現されることもあります。
急行の・高速の~
電車などの速さを表現する時にもよく使います。
下記がその例文です。
- I took the express train.(私はその急行列車に乗りました)
- To use an express bus is much cheaper.(高速バスがもっと安い)
など。
因みに、新幹線を英語では「super express train」などで表現します。「express(急行)」よりも更に早いという意味ですね。
『「新幹線」の英語|3つの表現の使い分けと車内アナウンスの英語など』の記事も参考にしてみて下さい。
また、電車には、停車駅の数により急行、快速、普通電車などがありますね。
下記のように区別しており、それぞれの英語表現です。
- 普通列車・・・local train ※全ての駅に止まります
- 快速列車・・・rapid train ※いくつかの駅をとばします
- 急行列車・・・express train ※快速列車よりも少ない駅に止まります
- 特急列車・・・limited express train ※主要な数か所の駅にしか止まりません
など。
行き先に迷っている外国人に説明する時などにお役立て下さい。
明白な~
ハッキリとした~という場合も使います。
下記がその例文です。
- The message was his express order to increase sales.(そのメッセージは、売り上げを上げろ!という彼からの明確な命令でした)
- It’s her express wish.(それは彼女の明白な願いです)
同義語では「clear」、「obvious」、「apparent」などになり、置き換えもできますね。
名詞の「express」の意味と使い方・例文
さて、最後の品詞になりますが、「express」と似たような派生語の「expression」という名詞もあります。
これは「express(表現する)」を名詞にした形です。
「express」の名詞の意味は?
この場合の「exress」は「急行」、「速達」という意味で使われることが多く、その場合は「by express(速達で)」で使わえるパターンが多いです。
下記がその例文です。
- I received this package by express.(この荷物を速達で受け取りました)
- I sent the mail express.(郵便を速達で送りました) ※「by express」を一言の「express」で表現できる場合もありますが、それは副詞的役割となります。
など。
もう一つの名詞の「expression」との違いは?
「表現(すること)」、「顔の表情」を相手に伝えたいあ場合は「expression(エクスプレッション)」という名詞を使います。
これを名詞の「express」では表現できません。
下記がその例文です。
- It’s beautiful beyond expression.(言葉にできないほど美しい)
- She smiled with much expression.(彼女は表現豊かに微笑みました)
- His expression shows happiness.(彼の顔の表情は幸せを物語っています)
など。
まとめ:「express」は英会話でもよく使う!
いかがでしたでしょうか?
「express mail/train」、「express one’s feeling」など英会話ではネイティブも使う表現です。
この機会に、主に3つの品詞の使い方をマスターして英語の幅を広げていましょう!
初心者でも難しい場合は、先ずは動詞からでもいいんどえ1品詞ずつ慣れていくのもいいですね。是非、参考にしてみて下さい。