
「世界遺産」は英語で何と言うのでしょうか?
海外の友達や、海外から来た人に日本の「世界遺産」をスムーズに紹介できたらいいですよね。
「世界遺産」に関する表現はシンプルなので、覚えておくと便利です。
目次:
1.「世界遺産」の英語
2.英語で表現する「世界遺産」の種類
3.日本の「世界遺産」を英語で表現
4.「世界遺産」の使える英語フレーズ
1.「世界遺産」の英語
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世界遺産は英語で「world heritage」(ワールド・ヘリテイジ)です。
※遺産が、遺跡など場所の場合は「world heritage site」(ワールド・ヘリテイジ・サイト)という場合もあります。「site」は「場所」などの英語です。
「heritage」は「遺産」や「先祖から受けついできたもの」、「未来に残すべきもの」という意味があります。
「heritage」の発音などは下記となります。
一般的に「遺産」全般を指す言葉でしたが、最近では「世界遺産/world heritage」があまりにも有名になってしまったため、「world」をつけた場合、ユネスコが指定した世界遺産を指します。
2.英語で表現する「世界遺産」の種類
世界遺産には3つの種類があります。
- 世界文化遺産:World Cultural Heritage
- 世界自然遺産:World Natural Heritage
- 世界複合遺産:Mixed Cultural and Natural Heritage
世界複合遺産は、文化遺産と自然遺産の両方の価値があると認められる遺産です。ペルーのマチュピチュ(Machu Pichu)などが、複合遺産です。
世界遺産を管轄しているのは、国連の機関であるユネスコ(国際連合教育科学文化機関)で、英語では「UNESCO」で、正式名称は「United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization」です。
3.日本の「世界遺産」を英語で表現
日本の「世界遺産」で、英語表現する際に少し難しいものを一部ご紹介ます。相手に伝える時にも知っておくと便利ですよ。
- 富士山:Fujisan, Mount Fuji
- 小笠原諸島:Ogasawara Islands
- 厳島神社:Itsukushima Shinto Shrine
- 琉球王国:the Kingdom of Ryukyu
- 白神山地:Shirakami-Sanchi
- 白川郷・五箇山の合掌造り集落:Historic Villages of Shirakawa-gō and Gokayama
- 紀伊山地の霊場と参詣道:Sacred Sites and Pilgrimage Routes in the Kii Mountain Range
- 古都奈良の文化財:Historic Monuments of Ancient Nara
- 明治日本の産業革命遺産:Sites of Japan’s Meiji Industrial Revolution
- 日光の社寺:Shrine and Temple of Nikko
- 原爆ドーム:Hiroshima Peace Memorial (Genbaku Dome)
- 富岡製糸場:Tomioka Silk Mill
- 石見銀山:Iwami Ginzan Silver Mine
4.「世界遺産」の使える英語フレーズ
「世界遺産」を紹介したり、「世界遺産」について話す時の基本英会話フレーズです。
場所名などを入れ替えて、色んな「世界遺産」を海外の人に紹介しましょう。
- There are four the World Natural Heritage Sites in Japan.「日本には世界自然遺産が4カ所あります。」 ※「世界遺産が~カ所ある」という場合は、「There are~」の文を使います。
- Yakusima was registered as a World Natural Heritage Site in 1993.「屋久島は1993年に世界自然遺産に登録された。」 ※「登録する」は「register(レジスター)」です。登録されたのは既に過去のことなので過去形で、受動態の文にします。
- Japanese food culture was added to the UNSCO list of Intangible Cultural Heritage.「和食(日本の食文化)は、ユネスコの無形文化遺産に追加された。」 ※「和食」は「Japanese food」ですが、ここでは「和食」が食べ物としてではなく「日本の食文化」という意味で使われているので「Japanese food culture」としたほうが伝わりやすいでしょう。「intangible(インタンジャブル)」は、「触れることができない」「実態のない」という意味があり、ここでは「無形の」という意味です。ここでは「登録する」ではなく、リストに「追加する」の「add(アッド)」という表現を使っています。「register」は「add」より、ニュアンス的には少し形式ばっていていますが、どちらをつかっても問題はありません。
- Himeji-jyo is one of the World Heritage Sites in Japan.「姫路城は日本にある世界遺産のひとつです。」 ※「~のひとつ」は「one of ~」でこの表現も、よく使います。
まとめ:日本の「世界遺産」を英語で外国人に紹介してみよう!
海外旅行へ行くと、旅行先にも「世界遺産」があることが多く、知っておくととても便利です。
また、海外からの観光客が、毎年どんどん増えているので、「ここは世界遺産ですよ」と伝えられるようになるといいですね。
日本文化の伝え方は『「日本文化」を英語で紹介|正確に伝えるための8つの基本』で紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
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