
「倉庫」を英語で言えますか?
ビジネス英語では意外と使う機会が多い「倉庫」に関する表現。特に海外との取引がある貿易会社や製造業などは特に触れる機会が多い英語です。
目次:
1.「倉庫」の基本英語とそれぞれの意味
1-1.英語の「warehouse」で「倉庫」を表現
1-2.英語の「storehouse」で「倉庫」を表現<
1-3.英語の「storage」で「倉庫」を表現
2.英会話で使える!「倉庫に預ける」や「倉庫に入れる」は英語で?
3.「倉庫」に関連する英語表現
1.「倉庫」の基本英語とそれぞれの意味
それぞれの「倉庫」を指す英単語と意味を確認しましょう!
1-1.英語の「warehouse」で「倉庫」を表現
先ず、基本としてよく使われる「倉庫」の英語は「warehouse」(ウェアハウス)です。
「ware」は「商品」、「陶器」、「製品」などの意味があり、「warehouse」は「商品を保管する商業的な倉庫」です。
工場などの「比較的大きな倉庫」に使う表現です。
イギリス英語では「卸売り店」や「問屋」という意味もあります。
TOEICでよく出てくる単語なのでビジネス英語を学ぶ方は覚えておきましょう。
1-2.英語の「storehouse」で「倉庫」を表現
「storehouse」(ストアーハウス)もよく聞く英語の一つです。
「store」は「お店」という意味です。
「storehouse」は、「お店の在庫などを入れる倉庫」としての意味もありますが、お店以外の一般的な倉庫に使えます。
1-3.英語の「storage」で「倉庫」を表現
「storage」(ストーリッジ)は、「保管場所」という意味で、商用の倉庫に限らず幅広い「倉庫」に使える表現です。
「warehouse」の中の一部の保管場所という意味でも使います。
その他に「倉庫の収容力」や「保管料」という意味もあります。
さらに、日本語でも「ストレージ」という言葉があるように、コンピューターのハードデスクなど「データ保管場所」という使い方もします。
2.英会話で使える!「倉庫に預ける」や「倉庫に入れる」は英語で?
「倉庫に預ける」や「倉庫に入れる」という動詞は、英語で「store」(ストアー)です。
勿論、「storage」など、「倉庫」という意味の単語を使って「put something in storage」も同じ意味で使えます。
「something」の部分は、倉庫に入れる物が入ります。
「put in」は、「~の中に入れる」「~に収納する」という意味で、何かの中に物を入れるというニュアンスの表現です。
3.「倉庫」に関連する英語表現
その他の「倉庫」に関連する用語を確認しましょう。
- 「納屋」、「家の倉庫」::store room, barn(バーン)
- 「貸倉庫」:rental warehouse
- 「トランクルーム」:storage room
- 「コンテナ倉庫」:container depot ※「depot(ディーポー)」は「貯蔵所」という意味があります。また、「停車所」や「駅」という表現もあります。
- 「地下倉庫」:basement storage ※「地下」は「basement(ベイスメント)」です。アメリカの家や建物には地下があり倉庫になっていることが多いです。ハリケーン警報が出た時の避難場所も兼ねています。
- 「冷凍倉庫」:cold storage warehouse
- 「冷却倉庫」:refrigerated storage, refrigerated warehouse ※「refrigerate(リフージジェレイト)」は「冷却する」や「冷蔵する」という意味です。「冷蔵庫」は「refrigerator(リフーリジェレイター)」です。
- 「保税倉庫」:bond warehouse, bond storage
- 「埠頭倉庫」:waterfront warehouse, wharf warehouse
- 「倉庫に保管する」keep in storage
- 「倉庫で眠っている」:sit in warehouse
- 「倉庫保管量」:warehouse expense
- 「倉庫会社」:warehouse company
- 「倉庫の所有者」:owner of a warehouse
- 「倉庫業」:warehousing
- 「倉庫係」:warehouseman, storekeeper
- 「倉庫業務」:warehouse operation
- 「倉庫労働者」:warehouse labor
- 「在庫」:stock
- 「在庫している」:be in stock, be in store
- 「在庫過剰」: excess stock, over-stocking
- 「デッドストック」:dead stock ※「dead」は「死んでいる」という意味ですが、「枯れている」や「生命エネルギーがない」などの意味もあります。「活用されていない在庫」、「生かされていない在庫」というニュアンスです。
- 「横浜赤レンガ倉庫」:Yokohama Red Brick Warehouse ※「赤レンガ」は「red brick(レッド・グリック)」です。
- 「倉庫を建てる」:build a storehouse ※「warehouse」でもOKです。
- 「運送」:transportation
- 「輸出」:export
- 「輸入」:import
- 「通過型物流センター」:Transfer Center ※知っておきたい倉庫に関する用語です。積み替えなどを行う物流倉庫のことで略語の「TC」で表記されることが多いです。
- 「保管型物流センター」:Distribution Center ※こちらも、知っておきたい倉庫に関する用語です。商品を保管する物流倉庫で、必要に応じて商品を出荷します。略語の「DS」で表記することが多いです。
まとめ:「倉庫」の英語をきっちり使い分けよう!
商品を扱う仕事や、物流関係など、様々な業種で使うことが多い「倉庫」の表現。
まずは、ここでご紹介した3つの「倉庫」の英単語とそのニュアンスの違いを覚えておきましょう。
「関連表現」でご紹介した「倉庫」に関する表現は、丸暗記する必要はありません。現在実際に使うものだけ選んで押さえておけばOKです。