「価値」を英語で言えますか?
また、「価値」に関連するよく使う表現で、「価値がある」や「価値観の違い」、「付加価値」など日常やビジネスの様々な場面で使う表現なので、知っておくと英会話の幅が広がります。
それと、一般的に日本人が習う「価値がある」という意味の「valuable」と「worth」は、日本語にすると同じ意味ですが、英語ではニュアンスの違いがあるって知っていましたか?
最後には、どれくらい「価値」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、チャレンジしてみましょう!
目次
「価値」:基本英語と発音
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「価値」は英語で「value」です。
「value」の読み方(カタカナ)、発音は下記となります。
※「v」の発音は、前歯を下唇につけて発音します。「v」はネイティブに伝わりにくい音なので要注意です。
『Vの発音を今すぐマスターできる簡単な2つの練習方法』の記事でも詳しく説明していますので是非参考にしてみて下さい。
また、「value」については、『valueの意味と使い方|2つの品詞(名詞と動詞)での活用や例文など』でも詳しく解説しています。
「価値がある」という2つの英語
ここでは「valuable」と「worth」の違いや使い方をそれぞれ見てみましょう。
英語の「valuable」で「価値がある」を表現
「valuable」の発音は下記となります。
「valuable」は、相対的な価値を示す単語で、「高価な」「役立つ」「貴重な」と訳される場合もあります。
また、「valuable」は、思い出のものや役立つものなど主観的な意見や感情が入っていることが多い表現となるので、人や場面、時代によっては、価値が無くなってしまうこともあります。
英語の「worth」で「価値がある」を表現
「valuable」の発音は下記となります。
※「worth」の最後の箇所の発音は「th」ですので注意が必要です。
「valuable」と「worth」は日本語に訳すと同じ「価値がある」となりますが、英語では意味が違います。
「valuable」は相対的な価値でしたが、「worth」は絶対的な価値を表す単語です。「worth」は、金銭的に価値があるなど、実質的な価値に重点を置いた表現です。
つまり、時代が変わっても、価値が変化しない物などに使います。
「~倍の価値がある」の英語
「AはBの~倍の価値がある」は英語で、「A is ~times more worth(valuable) than B.」となります。
※「~times」は、2倍は「two times」又は「twice」、3倍は「three times」、4倍以上は「three」のところに「four」「five」と数字が入ります。
「~する価値がある」の英語
「~する価値がある」は英語で、「be worth ~ing」です。「valuable」は基本使いません。
【例文】
- 英語:Tokyo is worth visiting. ※「visit(ヴィジット)」は「訪問する」という単語です。
- 日本語:東京は訪れる価値がある。
「~ing」は、様々な動詞に変えて使えます。
- 「試す価値がある」:be worth trying ※「try(トライ)」は「挑戦する」など。
- 「聞く価値がある」:be worth listening ※「listen(リスン)」は「聞く」です。
また、下記のように「worth + 名詞」や「worth + a + 動詞の原形」も同じ意味で使えます。
【例文】
- 英語:It’s worth a wait. ※「wait(ウェイト)」は「待つ」です。
- 日本語:それは、待つ価値がある。
他にも下記のような感じで、日常英会話でも良く使われます。
- 「一か八かやってみる価値がある」:worth a gamble ※「gamble(ギャンブル)」は「賭け事をする」の英語です。
- 「試す価値はある」:worth a try ※「try」を「shot(ショット)」に代えても同じです。
- 「(旅行で)訪れる価値がある」:worth a trip ※「trip(トリップ)」は「旅行をする・旅行」の英語です。
- 「聞く価値がある」:worth a listen
「価値観」を英語で何て言う?
「価値観」は英語で「sense of values」(センス・オブ・ヴァリューズ)です。
「value」の複数(values)を使うのが一般的です。
または、「set of values」(セット・オブ・ヴァリューズ)や、「concept of values」(コンセプト・オブ・ヴァリューズ)としたり、単純に「values」だけで「価値観」と訳されたりすることもあります。
会話でも使える「価値観」の関連表現を見てみましょう。
- 「新しい価値観」:new sense of value(s)
- 「価値観の違い」: difference in values ※この他にも、「have different sense of values」や「gap in value(ギャップ・イン・ヴァリュー)」など様々な言い方があります。
- 「価値観が変わった」:values have changed
- 「様々な価値観を受け入れる」:accept various values ※「accept(アクセプト)」は「受け入れる」です。また、「various(ヴェリアス)」は「様々な」です。
- 「価値観が合う」:have the same sense of values ※「same」は「同じ」という意味ですが、「似ている」という意味の「similar(シミラー)」を使ってもOKです。
- 「価値観を押し付ける」:impose one’s values on someone ※「impose(インポーズ)~ on someone」は「~を(人)に押しつける」という意味です。
「価値」に関連する英語
ここでは、その他の「価値」に関する英語表現を確認しましょう。
- 「値段」:price(プライス)
- 「原価」:cost(コスト)
- 「能力」:ability(アビリティー)
- 「(芸術分野の)才能」:talent(タレント)
- 「~に価値を見出す」:find value in ~
- 「企業価値」:enterprise value ※「enterprise(エンタープライズ)」は「企業・会社」です。
- 「付加価値」:additional value(アディショナル・ヴァリュー), added value ※「add(アッド)」は加えるという単語です。
- 「価値が下がる」:depreciate(ディプリーシエイト)
- 「価値が上がる」:appreciate(アプリーシエイト) ※「感謝する」という意味でよく使う表現ですが、元々の意味は「真価を認める」「高く評価する」で、「depreciate」の対義語です。
- 「価値を高める」:add value, build value ※「build(ビルド)」は「作り上げる・高める」という単語です。
まとめクイズ:会話でも使える「価値」の英語を押さえよう!
「価値」の英語は、まず「valuable」と「worth」の意味の違いを押さえておきましょう。どちらも、よく使う表現ですが「価値」の意味によって使い分ける必要があります。
また、「~する価値がある」「~倍の価値がある」なども、価値観や好きなものを伝える時に使える表現です。
それと一番大事なことは、文化が違うと、「価値観」も大きく違います。それぞれの「価値観」について、英語でたくさん話して交流してみるのもいいですね。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「それは聞く価値がある」の英語フレーズは?
- 「時代によって価値がなくなる」場合に使う「価値がある」の英語は?
- 「付加価値」の英語は?
- 「価値観」の英語は?
- 「それは一か八かやってみる価値がある」の英語フレーズは?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「価値」に関する英語でもてこずりますよね。答えを確認してしっかりマスターしましょう!
【解答】
- It’s worth listening.
- valuable
- 「additional value」,「added value」
- 「sense of values」、「set of values」、「concept of values」など。
- It’s worth a gamble.
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