海外旅行やビジネスでの海外出張でも公共交通機関の「乗り換え」はつきものです。
また、日本国内でも道に迷っている外国人へ「乗り換え」を説明する時にも欠かせない表現の一つです。
もちろん、「乗り換え」の表現だけではなく、『英語で道案内|聞かれても困らない英単語やフレーズ39選』の記事でご紹介している英語もぜひ一緒に覚えてみましょう。
目次
「乗り換え」は英語でなんて言う?
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「乗り換え」や動詞の「乗り換える」の基本英語は3つあります。
それぞれの英語を確認してみましょう。
英語の「change」で「乗り換え」を表現
「change」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
乗り換えの英語|「change」の例文
例文(乗り換えるの動詞):
- 英語:Please change at this station.
- 日本語:この駅で乗り換えてください。
- 音声:
名詞も同様に「change」を使います。
英語の「transfer」で「乗り換え」を表現
「transfter」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
乗り換えの英語|「transfter」の例文
例文:
- 英語:You transfer at Shinjyuku Station.
- 日本語:新宿駅で乗り換えてください。
- 音声:
名詞も同様に「transfer」を使いますが、発音のアクセントは前となりますので注意が必要です。
また、「transfer」と「change」を「乗り換え」の意味で使う場合、大きな意味の違いはありません。どちらを使ってもOKです。
「transit」と「transfer」の違い(飛行機など)
似た表現で飛行機の用語として使われる「transit」(トランジット)があります。
2つの単語の意味の違いを見てみましょう。
- 「tansfer」…飛行機以外でも使われますが、飛行機の場合、一度飛行機を降りて、別の飛行機に乗り換えることです。
- 「transit」…飛行機の給油、食糧補給、点検などの理由で、空港に一度降りてまた同じ飛行機で最終目的地へ行くことです。飛行機に乗ったままの場合と、乗客も一度空港に降りる場合があります。
「transfer」の使い方
「乗り換える」の意味がある「transfer」ですが、「乗り換える」以外にも様々な意味があります。
「transfer」の本来の意味は、「移す」「動かす」です。名詞も同じ「transfer」で、基本の意味は「移転」「移動」です。
「transfer」はこのような使い方もできます。
- 「銀行振込」:bank transfer ※「銀行振込する」の動詞も「transfer」です。
- 「転勤」:job transfer ※動詞で「transfer jobs」は「転職する」という意味もあります。
- 「転校する」:transfer to another school
- 「転校生」:transfer student
- 「データ転送」:transfer-data ※データなどを転送する場合の「転送」は「transfer」を使います。
- 「業務を移管する」:transfer operations ※「operation(オペレーション)」は「作動・業務」です。
- 「本社移転」:transfer of the headquarter ※「headquarter(ヘッドクォーター)」は「本社」です。
- 「電話を繋ぐ」:transfer the call
その他にも下記のケースでも使われる英単語です。英会話でも頻繁に出てくる英語ですので大変役立ちます。
- 乗り換え切符や乗換駅:transfer ticket, transfer station
- (情報を)伝達する:information transfer
- (デザインを)転写する:transfer ※「transcribe(トランスクライブ)」も同じ意味です。
- (臓器を)移植する:transfer ※「transplant(トランスプラント)」という英語も使います。
- (株券などの)名義変更:transfer ※「change of name」でも同様です。
- (所有権を)譲渡する:transfer ※「~に譲渡する」は「transfer to~」という熟語を使います。
英語の「connect」で「乗り換え」を表現
「connect」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
後述しますが、飛行機の乗り継ぎ便の時などに主に使用します。
名詞は「connection」で、元々の意味は「連結」「結合」「接続」で、電車や飛行機の接続、つまり「乗り換え」も「connection」を使います。
イギリス英語ではスペルが「connexion」となります。
「乗り換え」方法を英語で尋ねる
電車やバスなどの目的地までの乗り継ぎ方、行き方は「How do I get to ~ ?」を使った疑問で聞くことができます。
カジュアルな英語の例文は下記となります。
- 英語:How do I get to Shibuya Station?
- 日本語:渋谷駅へはどのように行けばよいですか?
- 音声:
下記は丁寧な言い方です。
- 英語:Could you tell me how to get to the station?
- 日本語:その駅までの行き方を教えていただけますか?
- 音声:
「乗り換え」の案内を英語で伝える
電車や飛行機での乗り換えがある場合の説明方法をそれぞれ確認してみましょう。
電車での「乗り換え」案内を英語で表現
例えば、東京駅から浅草への行き方は次の通りになります。
- First, take the JR Keihin-Tohoku Line going toward Ofuna Station and get off at Shinbashi Station. :まず、JR京浜東北線大船行きに乗り、新橋駅で降りてください。
- At Shinbashi Station, transfer to Metropolitan Subway Asakusa Line going toward Keisei Takasago Station and get off at Asakusa Station.:新橋駅で、都営地下鉄浅草線京成高砂行きへ乗り換えし、浅草で降りてください。
この例文の電車名(~線)と、駅名の部分を入れ替えて説明すればOKです。
また、「~線」は「~line(ライン)」、「都営」は「metropolitan(メトロポリタン)」、「地下鉄」は「subway(サブウェイ)です。「~行き」は「going toward(ゴーイング・トゥワード)~」、「電車に乗る」は「take(テイク)」、「降りる」は「get off(ゲット・オフ)」です。
最近は海外の観光客も増えてきていて、電車での行き方を聞かれる機会も増えていると思います。この説明文は、覚えておくととても便利です。
飛行機での「乗り換え」案内を英語で表現
「乗り換え」といえば、飛行機もありますよね。
海外旅行で飛行機の「乗り継ぎ」をする時はドキドキしますよね。飛行機の「乗り継ぎ」の際に使える表現を見てみましょう。
飛行機の「乗り継ぎ便」は英語で「connecting flight(コネクティング・フライト)」です。
- 乗り継ぎ便を告げるフレーズ → My connecting flight is AA310.:私が乗り継ぐ便はAA310便です。
- 乗り継ぎカウンターを探すフレーズ → I’m a transfer passenger. Where is a transfer counter?:乗り継ぎ客なのですが、乗り継ぎカウンターはどこですか?
- 乗り継ぎの時間が迫っている場合のフレーズ → I don’t have enough time for my connecting flight. What should I do?:乗り継ぎ便までに時間がありません。どうしたらよいでしょうか?
- 空港内の乗り継ぎの場所を聞くフレーズ → Where should I get my connecting flight?:乗り継ぎ便にはどこで乗れますか?
- 乗り継ぎ便に乗り遅れた場合 → I missed my connecting flight. What should I do?:乗り継ぎ便に間に合いませんでした。どうしたらよいでしょうか?
国際便では飛行機の到着時刻が遅れたり、入国審査に時間がかかったりして乗り継ぎ便までの時間がギリギリになってしまったり、遅れて乗れなくなってしまうこともよく起こるので、最低限のフレーズは知っておくと便利です。
乗り継ぎまでの時間が短い場合や、入国審査に時間がかかってしまった場合などは、できるだけ早めに現地航空会社の係員にそのことを伝えましょう。スムーズに乗り継ぎができるような配慮をしてもらえます。
まとめ:「乗り換え」の英語は覚えると便利!
「乗り換える」という動詞は「transfer」と「change」で、どちらを使ってもOKです。
電車や飛行機の「乗り換え」方法を聞くフレーズは、海外へ行く時などは学んでおきましょう。また、電車の「乗り換え方」の伝えるフレーズは、少し長いですが是非覚えましょう。
街中で、海外の人に電車の乗り換え方を聞かれる機会が増えています。日本で、英語を使えるいいチャンスなので、覚えて、案内にチャレンジしてみてください。
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