「絆(きずな)」を英語で言えますか?
家族の「絆」や、友情の「絆」など、様々な「絆」がありますよね。
「絆を深める」「絆が固い」や、「永遠の絆」など会話でも使う表現が色々あります。
最後には、どれくらい「絆」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
「絆」は英語でなんて言う?
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「絆」を表わす代表的な英語は2つあります。
それぞれの表現を確認してみましょう。
英語の「tie」を使って「絆」を表現
「tie」の発音と発音記号は下記となります。
紐などを「縛る」「結びつける」という意味の単語で、「絆」という意味でも使います。
主に「家族や親族などの絆」に「tie」を使います。
絆の英語|「tie」の複数形は?
家族や親族が2人以上の場合、複数形にして「ties(タイズ)」とするのが一般的です。
また、「tie」は「縁結び(marriage tie)」など、「縁」としても使える単語です。
英語の「bond」を使って「絆」を表現
「bond」の発音と発音記号は下記となります。
日本語で「ボンド」というと「接着剤」のことですね。
英語では、「縛るもの」「束縛」「契約」等の意味があり、「絆」や「縁」という意味もあります。
絆の英語|「bond」の複数形は?
主に、「友達や恋人間の絆」、その他一般的な絆で「bond」を使います。「ties」と同様に複数形で「bonds(ボンズ)」とするのが一般的です。
その他にも、「cords of love(愛の絆)」に使う「cord(cords)」等の表現もあります。
「絆」を表わすユニークな英語表現やことわざ・スラング
友人や家族の「仲の良さ」、「絆の深さ」を表わす独特な表現を3つご紹介します。
- one’s partner in crime:悪友 ※「crime(クライム)」は「犯罪」という意味です。直訳すると「~の共犯者」という意味です。本当に犯罪の共犯者である場合にも使いますが、「悪友」「何でも助けてくれる仲間」という意味で、友達との「絆」を表わすスラング表現として使えます。「He is my partner in crime.(彼と私は大親友です)」となります。
- thick as thieves:非常に親密な仲 ※「thick(シック)」は「厚い・濃い」です。「thieves(シーヴズ)」は「thief(シーフ/泥棒)」の複数形です。直訳すると「泥棒のように厚く」という意味です。秘密を共有するような仲の良い関係に使う表現です。「We are thick as thieves.」として表現します。
- Blood is thicker than water.:血は水よりも濃い ※日本語のことわざ「血は水よりも濃い」と同じ表現です。血縁で繋がる家族の「絆」は、友人など他人の関係より深く強いということを表わしています。
この他にもスラング的な言い方があり、「He is my brother from another mother.(腹違いの兄弟=本当の兄弟のように仲がいい)」や「We speak the same language.(同じ言葉を話します=私たちは気が合います)」なども有名な表現です。
「絆」に関連する英語一覧
「強い絆」など、「絆」に関する様々な英語表現を確認しましょう。
- 「愛の絆」:cords of love ※「cord(コード)」は「縄・網」です。通常は複数の「cords(コーズ)」で表現します。
- 「家族の絆」:family ties ※親子の絆を表す場合もこの表現が使えます。
- 「夫婦の絆」:conjugal tie, bonds of marriage ※「conjugal(コンジュガル)」は「夫婦間の」「婚姻上の」という意味があります。「marriage(メリッジ)」は「結婚」です。
- 「兄弟の絆」:bonds between brothers and sisters. ※少し長いので、「family ties」でも構いません。また、戸籍上兄弟ではないけど兄弟の絆という場合もありますね。その際は「We are like (real) brothers(sisters).」という表現でもOKです。
- 「友情の絆」:bonds of friendship ※「friendship(フレンドシップ)」は「友情」です。
- 「強い絆」:strong bond ※複数の「bonds」でも同様です。
- 「深い絆」:deep bond
- 「永遠の絆」:eternal bond, everlasting bond ※「eternal(イターナル)」、「everlasting(エヴァーラスティング)」は「永遠に続く」や「不朽の」という意味があります。
- 「絆を深める(絆を強める)」:strengthen the bond, deepen ties ※「strengthen(ストレンクスン)」は「強くする」、「deepen(ディープン)」は「深くする」です。
- 「絆を築く」:build a bond ※「build(ビルド)」は「建てる」という意味ですが、ここでは「(関係を)作っていく」「構築する」というニュアンスで使っています。
- 「絆が固い家族」:tight-knit family ※「tight(タイト)」は「しっかり・きつきつの」、「knit(ニット)」は「編む・ニット」でイメージしやすいですね。
- 「固く結ばれた絆」:the tie that binds ※「bind(バインド)」は「結びつける」です。Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)の曲名にも使われている表現です。
友達の絆(友情)に関する英語の名言
友達同士の「絆」に関する英語の名言を5つご紹介します。
友人にまつわる深い名言を英語で読んでみましょう。覚える必要は全くなく、「こんなのがあるんだ」程度で大丈夫です。
- It is a great confidence in a friend to tell him your faults; greater to tell him his. By Benjamin Franklin → 日本語:あなたの失敗を友人に告げること。それは、その友人の失敗を彼に告げることよりも偉大な信頼です。(ベンジャミン・フランクリン/アメリカの政治家)
- The best way to find out if you can trust somebody is to trust them. By Ernest Hemingway → 日本語:だれかを信頼できるかを試す一番よい方法は、その人を信頼してみることです。(ヘミングウェイ/アメリカの小説家)
- The proper office of a friend is to side with you when you are in the wrong. Nearly anybody will side with you when you are in the right. By Mark Twain → 日本語:真の友人とは、あなたが間違っている時に見方をしてくれる人のことです。あなたが正しい時は、ほとんどの人が見方をしてくれるのだから。(マーク・トウェイン/アメリカの小説家)
- The trouble is not in dying for a friend, but in finding a friend worth dying for. By Mark Twain → 日本語:友人の為に死ぬことは難しいことではありません。命を賭ける価値がある友人を見つけることが難しいのです。(マーク・トウェイン/アメリカの小説家)
- The only way to have a friend is to be one. By Ralph Waldo Emerson → 日本語:友人をつくるたったひとつの方法は、その人の友人になることです。(エマーソン/アメリカの哲学者)
「絆」以外の様々な英語の名言は『「英語の名言集|有名な10人の名言に触れて英語を楽しむ!」』でご紹介しています。
まとめクイズ:「絆」の英語は基本を押さえよう!
「絆」に関する基本表現は、まず「tie(ties)」と「bond(bonds)」を覚えましょう。
関連表現は「永遠の絆」「絆を築く」「深い絆」など、基本的なものは覚えておくと便利です。また、「one’s partner in crime」などの表現は、知らないと「共犯者?」と驚いてしまうので、意味だけでも抑えておくとよいでしょう。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「友情の絆」の英語は?
- 「家族の絆」の英語は?
- 「愛の絆」の英語は?
- 「血は水よりも濃い」の英語フレーズは?
- 「deep bond」の和訳は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「絆」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- bonds of friendship
- family ties
- cords of love
- Blood is thicker than water.
- 深い絆
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