
英語教材を買っても、効果が得られなかったり、続けられずにいる人が多い。
また、英語教材ランキングなどに惑わされて、売れているから効果があるということで手を出して失敗したという体験談も多いのが現実です。大事なお金と貴重な時間の無駄で終わってしまっています。
では、何を基準にして英語教材を選べばいいのか?
目次:
1.効果のある英語教材の共通点や特徴
1-1.バランス良く学べる英語教材
1-2.隙間時間を使って続けられる英語教材
1-3.英語に触れる機能がたくさんある英語教材
1-4.購入前に情報が十分に提供されている英語教材
2.英語教材を効果的に使って続けられるようになる3つのコツ
2-1.英語教材のコツ1|最初は短い時間から始めて毎日続ける
2-2.英語教材のコツ2|同じ部分を単純に繰り返し学習しない
2-3.英語教材のコツ3|毎日の学習を記録する
3.レベルにあわせた英語教材選び
4.ネットの英語教材ランキングは鵜呑みにしない
5.英語教材を選んだらとにかく続けてみる
1.効果のある英語教材の共通点や特徴

効果のある英語教材には共通点があります。
どのような教材を選べばよいのか確認しましょう。
1-1.バランス良く学べる英語教材
英語が話せるようになるためには、リスニングなど特定の部分だけを学ぶのではなく、バランスよく学ぶことが重要です。
そのため本当に効果がある英語教材は「○○だけすれば英語が身につく!」というような宣伝はしません。
英語を単に聞くだけで、簡単に英会話が話せるようになる!というような教材が人気のようですが、本当にそれだで英語が話せるようになるのでしょうか?
結論からいうと、「NO」です。
英語の初心者が、基礎が無い状態で、ひたすら英語を聞いても音楽のように流れてしまうだけです。
英語の曲を何度聞いても、その歌詞まで覚えることは難しいですよね?
リスニングで聞き流すだけはそれと同じことです。
また、英語の基礎が少しできている場合は、リスニングを繰り返すことも大切なトレーニングですが、それだけを繰り返しても話せるようにはなりません。
「聞くこと」=リスニングはインプットの作業です。
インプットだけをし続けても、話したり、書いたり、アウトプットの練習をしなければ、話せるようにはなりません。
日本語で考えてみてほしいのですが、赤ちゃんは、最初はお父さん、お母さんの言葉を聞いて言葉をインプットします。
その言葉は、ある日突然ぺらぺらに話せるようになるわけではなく、少しずつ口にだして片言で話しながら、間違えながら、アウトプットを何度も繰り返して話せるようになります。
英語を話せるようになるためには、インプットとアウトプットを様々な角度からバランス良く学べるシステムが必要です。
1-2.隙間時間を使って続けられる英語教材
英語の学習はとにかく、毎日続けることが大切です。
そのため、効果がある英語教材は、隙間時間をうまく使って毎日続けられる工夫をしています。
1日3時間の学習を毎日続けるというような学習方法は、よっぽど目的がはっきりして意思が強い人じゃないと無理です。
初めはできても、三日坊主になるでしょう。たとえ頑張って続けられたとしても、毎日ではなく週に1~2回とだんだん数が少なくなって、最後には面倒でやめてしまうというのが英語学習に失敗してしまうパターンです。
長時間を少ない回数やるよりも、5~10分程度の隙間時間を使って短時間でいいので毎日繰り返すことが大切です。
1日で100個の単語をしっかり覚えても1週間後にはほとんど忘れてしまいます。それよりも、20~30個程度の同じ単語を1週間、毎日見る時間を作るほうが記憶は確実に浸透します。
効果が出る教材は、隙間時間をうまく使って短時間から学べる工夫と、長期間繰り返し学べる工夫がされています。
1-3.英語に触れる機能がたくさんある英語教材
英語の場合は、文法など講座で知識をたくさん身につけるような受動的な授業よりも、実際に聞いたり、文章を作ったり、能動的なアクションを重ねる必要があります。
練習問題や、単語カード、リスニング、リーディングなど、実際に英語に触れて、使える機能がたくさんあることは効果がある英語教材の必須条件です。
1-4.購入前に情報が十分に提供されている英語教材
効果がある英語教材の多くは、購入前に教材の内容の情報を十分に提供しています。
教材の内容や効果に自信を持っているので、その内容に納得して購入してほしいと思っていて教材の中身についての情報を事前にきちんと提供しています。
無料サンプル教材や、無料体験など、中身をきちんと確認してから購入できる教材は、信頼ができ効果も出やすいと考えてよいでしょう。
良い教材は、教材の中身だけでなく、万が一困ったことが合った場合の問い合わせ先、サポートについての情報もきちんと明示されている場合がほとんどです
この部分をきちんと確認するだけでも、ある程度の教材の質を確保できます。
2.英語教材を効果的に使って続けられるようになる3つのコツ
英語教材を単に実践するよりも、更に効果が出るコツがあります。
下記がそのコツとなりますので、是非参考にしてみて下さい。
2-1.英語教材のコツ1|最初は短い時間から始めて毎日続ける
英語を学ぶ時に失敗する人は、初日に張り切って何時間も勉強をします。
最初はやる気があるので、何時間も学ぶことができますが、そうするとあっという間に燃え尽きて続けられなくなります。
ポイントは、最初に飛ばしすぎないこと。
教材で指定されている時間があれば、その時間かそれより少し短いくらいから始めましょう。
もう少し学びたい!という気持ちがあるくらいで、初日の学習を止めておくくらいがちょうどよいです。
そうすることで、翌日も勉強をしよう!というモチベーションがつづきます。
少しずつ、でも必ず毎日やりましょう。
「今日だけは…」という日を1日でも作ってしまうと、学ぶ習慣が身につかずどんどん、勉強しない日が増えてしまいます。
もし、どうしても忙しい日があれば、出勤中や寝る前の少しの時間を使ってリスニングを10分程度だけや、単語カードを5分程度だけなど、ごく短時間でもいいので、とにかく英語に少しでも触れる時間を作りましょう。
1ヶ月このサイクルを続けると、習慣が身に付きはじめます。
その時点で余裕があって、もっと学びたい人は学習時間を少しずつ増やしましょう。
ここでも、一気に増やさず少しずつ増やして、続けられるか様子を見ることが大切です。
とにかく、英語は毎日繰り返すことが大切ですので、出だしにスピードを出しすぎないように要注意です!
2-2.英語教材のコツ2|同じ部分を単純に繰り返し学習しない
英語教材で効果的に学習するためには、繰り返しが大切だと言われますが、単に繰り返すだけでは効果がありません。
多くの単語を覚えたり、多くの問題をするよりも、一度解いた問題、一度学んだところを、時間をおいて何度か繰り返しましょう。
特に、間違えた問題、わからなかったところは、時間を置いてから再度触れることで、記憶を定着させることができると言われています。
人間の脳はとても忘れやすくできています。
たくさん問題を解いても、1週間も経てばほとんど忘れてしまいます。どれだけ勉強しても忘れてしまっては意味がありません。
一瞬覚えるだけで、すぐに完全に忘れるより、確実に記憶を定着させましょう。
2-3.英語教材のコツ3|毎日の学習を記録する
英語学習を続ける上ではモチベーションを保つことも大切です。
学習記録用のノートを用意して、毎日の学習を記録しましょう。
毎日継続していると、自分の成長がわかりにくいですが、コツコツと毎日学習を続けて3ヶ月も経てば確実に英語力は上がっていきます。
その英語力の変化がわかるように、毎日学習の記録をメモしておくことでモチベーションを保つことができます。
この記録にはそれほど時間をかける必要はありません。簡単なメモでOKです。
いつ、どこを学習してどれくらい解けたのかを簡単に記録しておきましょう。
1ヶ月、3ヶ月と続けて行った時に、その記録を振り返ってみましょう。きちんと続けていたら、かならず変化が見えるはずです。
3.レベルにあわせた英語教材選び
英語の教材を選ぶ時には、レベルに合った教材を選ぶことが大切です。
教材の質、内容がどんなに良いものでも、レベルが合っていないと効果がでません。
レベルに合った教材を選ぶためには、ご自身のレベルを把握する必要があります。
そのために、TOEICや英検など英語のテストを受けてみたり、模試などで試してみるとよいでしょう。
4.ネットの英語教材ランキングは鵜呑みにしない
教材選ぶ時にインターネット上のランキングを参考にする人も多いのではないでしょうか。
しかし、ランキングはあまり参考にならない場合も多いので要注意です。
単純に、「たくさん売れている教材=効果がある教材」ではありません。
売れている教材は、テレビCMやその他、インターネット上の広告など広告費をたくさん使っているという場合が多く、実際に購入して話せるようになっている人はとても少ないという場合も少なくありません。
また、オススメランキングも、そのランキングを作成している人が教材作成会社から広告費をもらっていて、「売りたい」ランキングになっていることもあります。
インターネットの情報を参考にする場合は、実際に購入して継続している人の口コミ等を参考にするとよいでしょう。
5.英語教材を選んだらとにかく続けてみる
英語だけでなく様々な教材を購入した人のうち、実際にその教材で学んで実践する人はごくわずかだと言われています。
折角、購入したのにやらずにそのままにしてしまう人がすごく多く、実際に勉強を始めた人でも短期間のうちに効果が上がらないと諦めてしまう人がとても多いのです。
そして、「効果が無かった!」と次の教材を探して購入する。それを繰り返す、教材コレクターが多いのも事実です。どれだけ、教材をたくさん購入しても実践しなければ英語力は身に付きません。
そして、1ヶ月や2ヶ月で劇的な効果がでる魔法のような教材はありません。
折角悩んで購入して、「これにする!」と決めたのなら、最低3ヶ月はコツコツと実践してみましょう。
まとめ:英語教材は買っただけでは効果はない!
英語学習をする上で教材選びはとても大切です。
「簡単に」「~をするだけで」などついつい手を出したくなるような教材がたくさんあります。
しかし、英語は短期間で魔法のように簡単に身につくということはありません。
教材を選ぶ場合は、内容がきちんと明示されていて信頼できるもので、短時間から続けられる工夫がされているものを選びましょう。
そして、選んで購入したらまずは3ヶ月はしっかり続けて効果が出るか判断しましょう。
特に高価な教材は、買っただけで満足してしまったりしてしまう場合もあるので要注意です。
教材は買っただけでは効果がでません。
初めから一気にたくさん学ぼうとせず、少しの時間から毎日欠かさず学ぶようにしましょう。
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