「強い」の英語表現をいくつ知っていますか?
「強い風」、「喧嘩が強い」、「打たれ強い」、「強い意志」、「お酒に強い」など、色々な「強い」があります。
それぞれの「強い」のニュアンスによって、違う英語を使う必要があります。
目次
「強い」の基本英語
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一般的な「強い」の英語は、「strong」(ストロング)です。
「strong」は「力強い」、「丈夫な」、「強固な」という意味の「強い」で、幅広く使える表現です。
また、お茶やコーヒーなどで濃さが強い物や、度数が強いお酒やきついたばこも「strong」です。
物質的な強さだけでなく、意思の強さや繋がりの強さ、影響力など精神面での「強さ」にも使える表現です。
【例】
- strong wind:強風
- strong sunshine:強い日差し
- strong pressure:強い圧力
- strong will:強い意志
- strong accent:(言葉などの)なまりが強い
色々ある!「強い」の英語と使い分け
日本語の「強い」は色々な意味があります。
英語ではどのような「強さ」なのかによって、単語を使い分けるので「strong」以外にも沢山あります。
その中でも、よく使う「強い」の英単語をみていきましょう。
英語の「powerful」で「強い」を表現
「powerful」(パワフル)は「強力な」、「有力な」、「影響力がある」等の意味があり、影響力の強さや、権力を伴う強さに使われることが多い表現です。
また、腕や足など身体のたくましさや、薬の効果の強さ、信念の強さにも使える表現です。
「strong」と同様、幅広い「強さ」に使える表現です。
【例】
- powerful impact:非常に強い影響
- powerful celebrity:影響力が強い著名人
- powerful drug:劇薬
- powerful weapon:強い武器
- powerful voice:力強い声
- powerful body:たくましい足
- powerful energy:強い活力
英語の「intense」で「強い」を表現
「intense」(インテンス)は「強烈な」や「激しい」などの意味です。
光や温度の強さや、痛みの強さなどに使われる表現で、使える範囲が限定的です。
「情熱的な」という意味もあり、思いや欲望など精神的な激しさにも使えます。
【例】
- intense beam:激しい光線
- intense heat:猛暑
- intense desire:強烈な欲望
- intense pain:激痛
- intense love:強い愛情
英語の「tough」で「強い」を表現
物の構造的な強さが「tough」(タフ)です。
壊れにくい物や、耐久性がある物に使うことが多いです。
物理的に「強い」ことから、食肉が切れにくくかたいという意味でも使えます。
また、「tough」は外からの圧力に対して強いという意味があり、身体の強さや精神的な強さ、厳しさにも使える表現です。
「強い」以外にも、「しんどい」「つらい」等の意味でも使われる表現です。
【例】
- tough meat:かたい肉
- tough dirt:がんこな汚れ
- tough guy:たくましい男性
- tough enemy:強くて手ごわい敵
英語の「unbeatable」で「強い」を表現
「Unbeatable」(アンビータブル)は「打ち負かすことができないほど強い」という意味です。
特に、スポーツのチームや選手などに使われることが多いです。
「beatable」は「打ち負かされやすい」という意味で、そこに否定の接頭辞「un」がついています。
「無敵」と訳すこともできます。
【例】
- unbeatable team:無敵のチーム
- unbeatable player:ものすごく強い選手、無敵の選手
英会話で使える!「~強い」の英語表現
「ケンカが強い」や「お酒に強い」など日本語でよく使う「強い」に関する表現の英語でのいい方をご紹介します。
- 「ケンカが強い」:「a great fighter」/【例】Jeff is a great fighter.(ジェフはケンカが強いです。) ※直訳は「素晴らしいファイター」となります。
- 「(批判などに)打たれ強い」:「strong in the face of criticism」/【例】Bill is strong in the face of criticism.(ビルは打たれ強い。) ※「Bill is really tough.」のみでも通じます。
- 「酒に強い」:「big drinker」や「drink like a fish」が当てはまります。
- 「我慢強い」:「patient(ペイシェント)」 ※精神的な忍耐強さを表す表現で、「辛抱強い」や「気が長い」というニュアンスもあります。
- 「数字に強い」:「good with ~」/【例】Jessica is good with numbers.(ジェシカは数字に強いです。) ※数字以外でも「得意」の意味の「強さ」に幅広く使えます。例えば、「good with computers」は「パソコン操作に強い」「コンピューター関連に強い」という意味になります。「not」をつけて否定形(not good with)にすると、「苦手」や「弱い」という意味になります。
まとめ:「強い」の英語はニュアンスで使う英語を代える!
日本語では「お酒に強い」や「数字に強い」など「強い」は様々な意味があります。
「strong」や「powerful」など英語の「強い」の表現を使えない表現もあるので、それらは都度覚える必要がありますので、焦らずにマスターしていきましょう。
日本語から英語への直訳にならずに、それぞれの表現のニュアンスを掴んで捉えて表現するのがベターです。
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