「うさぎ(ウサギ・兎)」は「rabbit」と覚えていませんか?
実は、「rabbit」以外にも「うさぎ」という意味の英語があるのを知っていましたか?
また、うさぎを使ったことわざの英語バージョン、数え方(複数形)、愛称の呼び方など習得することで英会話力も伸びていきます。
それと、「ぴょんぴょん」は英語でどう表現するのかも気になりませんか?
目次
「うさぎ」の基本英語|発音や複数形・愛称は?
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「うさぎ」の基本表現は2つです。
それぞれの発音と意味を確認しましょう。
「rabbit」でうさぎを表現
「rabbit」の発音と発音記号は下記となります。
「r」の音は舌を口の内側につけずに発音します。「a」の発音記号は「ǽ」で、日本語の「ア」と「エ」の中間の音です。
「r」の発音については、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事も参考にしてみて下さい。
正式には「rabbit」は「穴ウサギ」という種類の「うさぎ」です。
日本でペットとして飼われているうさぎは一般的にこの「穴ウサギ」で、ヨーロッパに起源を持つ種類です。
「hare」でうさぎを表現
「hare」の発音と発音記号は下記となります。
発音記号の「ə」は、口を大きく開けずに「ア」の音で発音します。最後の音が「r」で、「rabbit」と同じように舌を口の内側につけずに発音します。
「hare」は「野うさぎ」という種類の「うさぎ」で、ペットとして飼われる「rabbit」より少し大きめです。
その他にも、「野うさぎ」は足が速く、耳が長いなど「rabbit」と見ためや性質が少し違います。
尚、イソップ童話の「うさぎとかめ」の英語タイトルは「the Hare and the Tortoise」で、「rabbit」ではなく「hare」を使います。
うさぎの数え方「○羽」/複数形は英語で?
日本語ではうさぎを数える時に、2羽、3羽と数えますよね。
英語では日本語の「~羽」にあたる言葉はなく、「two rabbits」、「three rabbits」などのように数字の後に「rabbits」又は「hares」をつけるだけです。
尚、1匹の場合「a rabbit」又は「a hare」です。
うさぎの英語の愛称は?
rabbitを可愛い言い方で表現する時があります。
日本語でも「バニーガール」という言葉がありますが、英語の「bunny」(バニー)は幼児言葉で「うさちゃん」というような可愛い方です。
まだまだある!他の「うさぎ」の英語
先ほどご紹介した「rabbit」と「hare」以外にも「うさぎ」という意味の英語がいくつかあります。
「buck」でうさぎを表現
「雄(オス)のうさぎ」のことで、「rabbit」とわせて「buck rabbit」と言ったりします。
尚、「雄ジカ」も同じく「buck(バック)」です。
因みに鹿については、『「鹿」の英語|発音とネイティブが会話で良く使う6つの表現』でも詳しく解説しています。
「doe」でうさぎを表現
「doe(ドー)」は「雌ジカ」のことですが、「buck」と同じように「うさぎ」にも使う表現です。
「cony(coney)」でうさぎを表現
「cony(コーニー)」は、ヨーロッパ南西部原産の穴ウサギで家畜として飼われているものです。
「rabbit」や「hare」を使ったイディオム(熟語)一覧
「うさぎ」は英語圏でも身近な動物で「rabbit」や「hare」を使った様々なイディオムがあります。
それぞれを見てみましょう!
「rabbit on ~」
「rabbit on ~」は「~についてだらだら話す」という意味です。
「くだらないことを話す」や「不平がましく話す」などのニュアンスも含まれる表現です。
尚、この場合の「rabbit」は動詞で、現在進行形の場合「be rabbiting on ~」となります。
「pull the rabbit out of the hat」
「困難や苦境で思いがけない解決法を生む」という意味です。
直訳すると「帽子からうさぎを出す」となります。
マジックで帽子からうさぎを出すショーがあり、そこから来ています。
うさぎが出てくることで人々が驚いたことから、「予期しない解決法」の例えで使います。
「start a hare」
議論等の場で「主題をそらす」や「関係のない話題を持ち出す」という意味で使われます。
「breed like rabbits」
「子供をたくさん産む」という意味です。
「breed(ブリード)」は「繁殖する」という意味で、直訳すると「うさぎのように繁殖する」となります。
うさぎが一度にたくさん子供を産むことから来ている表現です。
その他の熟語
この他にも、「おならをする」という意味の「shoot rabbits」や、「妊娠した」という意味の「the rabbit died」などの表現があります。
うさぎを使った英語のことわざ
日本でよく使うことわざ「二兎を追うものは一兎も得ず」ですが、英語でも同じような表現があります。
英文:If you chase two rabbits, you will not catch either one.
直訳すると「もし2匹のうさぎを追いかけるなら、どちらも得ることはないだろう。」となり、日本語とほぼ同じ意味で使います。
「うさぎ」の関連英語一覧
その他の「うさぎ」の関連表現を確認しましょう。
- 「ぴょんぴょん」:boing-boing(ボイン・ボイン) ※うさぎが飛び跳ねる音です。文章として書く場合は「hop, hop」などを使います。
- 「跳びはねてあるく」:hop around ※「ウサギ飛び」に近い表現になりなります。
- 「ウサギ肉(食用)」:rabbit meat
- 「うさぎ小屋」:rabbit hutch
- 「ケージ」:cage
- 「哺乳類」:mammal
十二支の「うさぎ」は英語で?
「干支」は英語で「Oriental Zodiac Sing」です。
「Zodiac Sing」は、星座占いの「星座」でも使われるためそれと区別するために「oriental」をつけます。
「Chinese Zodiac」や「Japanese Zodiac」や、「十二支」という意味で「Twelve Zodiac Signs」、「Twelve Animal Sing」という言い方もします。
十二支の動物の「うさぎ」は「rabbit」と「hare」どちらでもOKです。
「うさぎ年」は「Year of the Rabbit(Hare)」です
尚、うさぎを含むすべての十二支の英語は下記となります。参考にして下さい。
- 「子(ね)」:Rat
- 「丑(うし)」:Ox
- 「寅(とら)」:Tiger
- 「卯(う)」:Rabbit/Hare
- 「辰(たつ)」:Dragon
- 「巳(み)」: Snake
- 「午(うま)」:Horse
- 「未(ひつじ)」:Sheep
- 「申(さる)」:Monkey
- 「酉(とり)」:Rooster/Cock
- 「戌(いぬ)」:Dog
- 「亥(い)」:Boar
まとめ:うさぎ(ウサギ)の英語は先ずは3つを使いこなすことから!
「うさぎ」の単語はまず「rabbit」と「hare」そして、「bunny」を覚えておきましょう。
「rabbit」や「hare」を使ったイディオムは、スラング的なものも多くあまり上品ではない表現も多いです。
実際に、自分から使うというよりは、会話や映画などで出てきた時に意味を理解するために知っておくくらいが良いでしょう。
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