
「一期一会(いちごいちえ)」は日本語の独特の表現です。
それを英語ではどう表現するのでしょうか? ニュアンスが通じなくては、相手が困ってしまいます。
また、そもそも「一期一会」の意味や由来を知っていますか?
0.「一期一会」とは?
1.「一期一会」の英語
2.「一期一会」と同じくらいかっこいい英語
0.「一期一会」とは?
「一期一会」の由来は、日本の茶道からきています。一説には、千利休(せんのりきゅう)が残した言葉だとも言われています。
人と出会った時、その機会は一生でたったの一度きりになるかもしれません。よってその機会を大事にしましょう、というのがこの四字熟語の意味となります。
「一期(いちご)」は「一生」で、「一会(いちえ)」は「出会い」を指します。
1.「一期一会」の英語
「一期一会」の英語は、絶対にこれ!というのはありませんが、そのニュアンスを伝える必要があります。
下記のような英語表現が一般的に使われています。
- Once in the lifetime chance:「Once in the lifetime」という表現は、「一生に一度きり」という場面でとても使われる英語です。また、「chance」を「meeting(出会い)」としてもOKです。
- Treasure every encounter as it may not come again:直訳としては、「毎回ある出会いを大切にしなさい、なぜなら、もうそれが起こらないかもしれないから」という感じになります。
既にお気付きかと思いますが、「一期一会」は日本独特の表現ですので、そのニュアンスが伝わる英語であればOKです。ここで紹介した例文を参考にして、是非一度自分の言葉で「一期一会」を作ってみて下さい。
2.「一期一会」と同じくらいかっこいい英語
「一期一会」はとても素晴らしい言葉ですが、それと同様に同じような意味の素敵な言葉が英語にもあります。
下記がその一例となります。
- 「Now or Never」:今こそがチャンス! ※英会話でも良く使われる表現です。
- 「Live in the moment」:その瞬間を(楽しみながら、一生懸命)生きる ※「Live for the moment」でも同様です。
- 「There is no time like the present」:今ほどいい時はない ※「present」は今、現在という英単語です。
- 「One today is worth two tomorrow」:1つの今日は2つの明日に値する ※日本語のことわざでは「明日の百より今日の五十」と同じ意味です。
また、『英語のことわざ|楽しく学べる!テーマ別厳選34個の表現』でも紹介していることわざも是非一度目を通してみましょう。日常会話でも使えるものばかりです。
まとめ:「一期一会」の英語を使って出会いを大切に!
海外旅行先や日本にいても、外国人との出会いの喜びなどを「一期一会」の英語に込めて表現してみましょう。
また、英語を上達するにも、より楽しい時を過ごすにも人との出会いは欠かせません。「一期一会」の気持ちをもって英語も楽しんでいけたらベストですね。