「言うまでもなく、~です」や「~はもちろんのこと」など、日常会話でもビジネス英語でも使う表現です。
しかし、これには色々な多くの言い方があり、うまく使い分ける必要があります。
とりあえず、カジュアルからフォーマルな言い方までを一旦把握してみましょう。
目次
厳選!「言うまでもなく」の英語表現一覧
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「~は言うまでもなく」という強調したい時に使う英語の熟語や表現をそれぞれみていきましょう!
not to mention
「not to mention」は、基本は文中で使われることが多い熟語です。
「mention(メンション)」は「~を言う/述べる」という「say」よりもフォーマルな言い方だと捉えてOKです。
「A, not to mention B」の形で、「Aと、言うまでもなくBもです」となります。
例文を見ていましょう!
- She can speak Spanish, not to mention English.(彼女はスペイン語を話せます。言うまでもなく英語も話せます)
- He is smart, handsome, not to mention attractive.(彼は頭がよく、ハンサムです。もちろん言うまでもなく魅力的です)
など。ビジネスでのプレゼン・論文などフォーマルなどでも使えます。
因みに、この「mention」を使った表現には次のような表現もあります。
- 英語:There is no need to mention.
- 日本語:言う必要はありません。(言わなくていいよ)
カジュアルな場面では、「No need to say」や「No need to mention」など「There is」を省いて話すケースが多いです。
Needless to say
文頭で使い、その後に英文が続くという形が多い、少しフォーマルな言い方が「Needless to say」です。
これは学校でも習う熟語の一つです。
下記が例文です。
- Needless to say, I couldn’t finish my homework today.(言うまでもなく、今日宿題を終わらせることができませんでした)
- Needless to say, I will join the meeting.(言うまでもなく、その打ち合わせに参加します)
It goes without saying
「It goes without saying (that) +英文」の形もフォーマルな場面でよく使われます。
「それは常識です」と訳すこともできる弱後です。
withoutの後ろがsayの動名詞(saying)になるのがポイントです。
下記がその例文です。
- It goes without saying that he couldn’t pass the test.(言うまでもなく、これは試験に合格しませんでした)
- It is something that goes without saying.(それは当然です。常識です) ※このような言い方ができるとかっこいいですね!
また、カジュアルな場面では「Without saying that +英文」と「It goes」を省略するケースもあります。
to say nothing of
最初に紹介した「not to mention」と置き換えることができるのが「to say nothing of ~」です。
文中で使うことが多く、また「to say」と不定詞とするのがポイントです。これは「not to mention」でも同じですね。
下記がその例文です。
- He can play soccer, basektball, to say nothing of baseball.(彼はサッカーもバスケットボールもできる。野球は言うまでもありません/当然です)
- He can’t afford a new car, to say nothing of a new house.(彼は新しい車を買う余裕はありません。もちろん、言うまでもなく新しい家も買えません)
as we all know
プレゼンなどビジネスでも「みんなが知っていて常識で言うまでもありませんが(言うほどではない)」と強調するときに使う表現が「As we all know」です。
文頭でも、文中でも強調したい時に使えます。
- As we all know, global warming is still a big issue to discuss.(言うまでもありませんが、地球温暖化は未だに大きな議論すべき問題です)
- Our GDP will be up because, as we all know, our economy has been good.(GDPがアップしそうです。なぜなら、言うまでもありませんが、経済が順調だからです)
など。
更に強調したい場合は、「as we all know well」と「well(よく)」と付け加えてもOKです。
また、「as we all know」に似た形で「as you know(あなたが知っている通り → 言うまでもないけど)」と会話で使う表現もあります。
obviously
「obviously(オビアスリー)」は「明らかに」という副詞です。
この「明らかに」という表現を「言うまでもなく」と訳すこともできます。
また、『「絶対」の英語|絶対に~する・しないなど使える例文11個』にある、「absolutely」、「definately」、「for sure」なども「言うまでもなく、絶対に(明らかに)~」となります。
- He is obviously right.(彼は、言うまでもなく正しい)
- I will definately come.(言うまでもなく、必ず行きます)
など。
let alone
文中で、「まして(言うまでももなく)~なんて」という場合に使う場合が多いです。
- I can’t speak in fron of lots of people, let along sing.(私は多くの人前で話すことはできません。まして歌くことなんて無理です)
- I haven’t seen him, let alone talked.(彼とあってないどころか、話してもいません)
など。
Of course
「言うまでもなく、もちろん」という場合に使うのが「of course」ですね。
この一言で表現する場合、または文頭で使う場合が多いですね。
- Of course, we are very happy to do business with you.(言うまでもなく、私たちはあなたと仕事ができることがうれしいです)
- Of course not. ※「あなたた来ないよね?」、「もちろん、行かないよ」と否定形の場合には「Of course not.」というのがポイントです。
『「もちろん」の英語|10個の表現をネイティブ並みに使う!』の記事も参考にしてみて下さい。
まとめ:まずはカジュアルの言い方から始めるのは「言うまでもない」ですね!
特に初心者は、「Of course(not)」をしっかり使えることから始めるのがいいでしょう。
それから、「absolutely」、「as we all know/as you know」など。そして、「not to mention」などフォーマルな言い方を覚えるのがいい流れだと思います。
「言うまでもなく」、と少し堅苦しい日本語ですが、それを「もちろん、当然」というカジュアルな表現に置き換えることで対応することができます。参考にして下さい。
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