
英語で「元気?」や「元気出して!」などのフレーズを言えますか?
「元気」に関するフレーズは日常生活でとてもよく使います。
そのため「How are you?」や「I’m fine.」などだれもが知っているフレーズがありますが、同じフレーズをついつい使ってしまってワンパターン化してしまいがちです。
「元気」に関するフレーズは英語でもよく使うので、色々な言い方ができます。
目次:
1.「元気」の英語
1-1.「元気がある」の英語
1-2.「元気です」の英語
2.「元気ですか?」を英語で質問
3.「元気でね!」を英語で表現
4.「元気をだして!」を英語で表現
1.「元気」の英語

日本語の「元気」は様々な場面で使われますが、そのまま英語になる表現はありません。
場面に応じて様々な英単語を使い分けます。
1-1.「元気がある」の英語
「元気がある」という時によく使われるのが、「energetic」です。
energy(エネルギー)の派生語で、エネルギーが溢れていて強い、活力に満ちているという意味です。
「energetic」の発音と発音記号は下記となります。
例は下記となります。
- 英語:He is energetic.
- 日本語:彼は元気です。
日本人が間違えやすいのが「powerful(パワフル)」です。日本語のパワフルは「元気」というイメージがありますが、「権力がある」という政治的なニュアンスが強くなるので、「元気」という意味では使えません。
1-2.「元気です」の英語
次に、「元気ですか?」の返事で、「元気です。」という場合のフレーズを見てみましょう。
日本人の中で一番よく知られているのが、「I’m fine.(元気です)」です。もちろん、この表現はネイティブも使いますが、とても堅苦しい表現でもあります。
ネイティブが実際に会話の中で使っている「元気です」の返事を厳選してみました。
様々な「元気」をネイティブのように使い分けましょう!
- I’m pretty good.:「結構、元気だよ!」 ※「pretty(プリティー)」は「可愛い」という英語でもありますが、このように「結構」として使うことも多いです。
- I’m good.:「元気だよ。」 ※とてもカジュアルで使いやすい表現です。
- I’m excellent!:「最高に元気!」 ※「excellent(エクセレント)」は「優秀な」、「素晴らしい」という英語で使われることも多いです。
- Better than ever.:「いままでで一番元気かも!」 ※直訳では「今までより良い」となります。
- Great!:「すごく元気!」 ※「great(グレート)」は「素晴らしい」です。
- I’m alright.:「まあまあだよ。」 ※「alright(オールライト)」は「大丈夫」です。「I’m OK.」と同様です。
- So far, so good.:「今のところ、順調だよ。」 ※「so far(ソー・ファー)」は「今まで」です。
- Not bad.:「悪くはないよ。」 ※「Not bad.(ナット・バッド)」 は、悪くはないけれどそれほど元気でもない時に使います。
2.「元気ですか?」を英語で質問
ここでは、「元気ですか?」と聞く時の英語のフレーズを見てみましょう。
一番良く知られているのは、「How are you?(元気ですか?)」ですね。
中学校の英語でも習う表現で、オールマイティーに様々な状況で使うことができます。あまり親しくない人や目上の人にも使えますし、気軽に友達同士にも使えます。「How are you?」は、SNSなどでは「HRU」や「HRY」と略すことがあります。
英語では、この「How are you?」のように出会った時にあいさつ代わりに「元気ですか?」「最近どうですか?」など、相手の調子、状況を気遣う表現で声掛けをします。
しかし、実際にネイティブが使うのは、「How are you?」以外にも、様々な聞き方があります。
下記の「元気ですか?」や「最近どうですか?」という意味の色々な質問文を見てみましょう。
- How are you doing?:「調子はどう?」 ※「How are you?」と似た質問ですね。「doing」が入っているので、「仕事や学校の調子はどう?」「最近どう?うまく行っている?」くらいのニュアンスです。「How are you?」に答える時のように、「Fine.」で答えてもいいですし、文章で答えるなら「I’m doing fine.」です。
- How’s it going?:「最近どう?」 ※これも「How are you?」と同じような意味ですが、友達同士で使うカジュアルな表現です。
- What’s going on?:「最近どう?」 ※この表現も、友達同士などで使うカジュアルな表現で、「How are you?」と同じような意味です。
- How have you been?:「元気だった?(どうしてた?)」 ※この質問は、現在完了形です。しばらくぶりに会った人に「元気にしてた?」という意味で聞く表現です。
- What’s up?:「やぁ!どう?」 ※とてもカジュアルな表現で、若者同士、友達同士で使う表現です。目上の人や、改まった状況では使えないので要注意です。「最近どう?」という意味ですが、省略されたあいさつとして使う場合も多です。元気かどうかや、状況を聞いているわけでなく「やぁ!」のような簡単な声掛けの言葉として使っている場合が多い表現です。そのため、「What’s up?」に対して、「What’s up?」で返すこともよくあります。SNSでは「WU?」と略する場合もあります。
- What’s new?:「最近どう?」 ※これもカジュアルな表現です。
- What are you up to?:「どうしてた?」 ※カジュアルなフレーズです。
- How are you things with you?:「最近、どうですか?」 ※とてもフォーマルな言い方です。基本、友達同士では使わない表現です。
3.「元気でね!」を英語で表現
友達との別れ際に「元気でね」ということもありますよね。
「See you(またね)」の後に付けたりもする、ネイティブがよく使うのが下記となります。参考にしてして使ってみましょう!
- Take care (of yourself). ※直訳は「気を付けてね。」となります。「of yourself」は付けても付けなくてもOKです。また複数の場合は「yourselves」となります。また、「Please」を付けて、「Please take care of yourself」とすると丁寧です。
- Good luck! ※日本語では「幸運を!」と訳すことが多いですが、「元気でね。」のニュアンスで使うこともあります。
- The best of health to you. ※メールで、「どうかお元気で。」などと丁寧に書く場合に使える表現です。
4.「元気をだして!」を英語で表現
落ち込んでいる人に「元気をだして!」と声掛けしたい時に使える表現も見てみましょう。
また、「頑張って!」の表現と近いので、『英語の「頑張る」と「頑張って」を完全マスターする!』の記事も是非参考にしてみて下さい。
- Cheer up!:元気を出して! ※「cheer(チアー)」は、応援、声援という意味があります。日本語にもチアリーダー(cheer leader)という言葉がありますね。
- Keep your chin up!:元気をだして! ※「chin(チン)」は「顎(あご)」です。「chin up」は「懸垂」という意味もあります。
- Be positive!:前向きにね! ※「positive(ポジティヴ)」は「前向きに」で、対義語は「negative(ネガティヴ/後ろ向き)」です。
- Hang in there.:頑張って(こらえて)。 ※「hang in(ハング・イン)」は「留まる・いる」という熟語です。
- Don’t be so sad.:そんなに悲しまないで。
- It will be all right.:(大丈夫)うまくいくよ。
- Don’t worry. You’ll be fine.:心配しないで、大丈夫だよ。
- I’m with you.:そばにいるよ。(味方だよ。)
まとめ:「元気」に関連する英語はすぐにでもマスターしよう!
「元気」に関する表現は、日常でとても良く使うものばかりなので、ひとつだけでなく、いくつか覚えて、使い分けできるようにしましょう。
「元気?」「元気です」等の表現は、あいさつなのであまり考えずに話してしまいがちですが、毎日話す言葉だからこそ選ぶ表現を工夫したり、話しを広げる努力をしたりすることで、日々の英語での会話が変化していきます。
とても基本的な英語の表現やフレーズだからこそ大切にしたいですね。
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