その他もろもろ(などなど・色々)やその他の~(人、確認事項、変更点など)に使う「その他」ですが、英語ではどのように表現するのでしょうか?
日常会話やビジネス英語でも欠かせません。
口頭で表現するカジュアル、またはスラング的な言い方、またビジネス書類(プレゼンやメールなど)に使うフォーマルな表現もあります。
目次
カジュアルな「その他」と基本の英語
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「~などなど(等)」や「その他色々」という表現は日常会話でも使いますね。
それには様々な表現があるので、確認してみましょう。
略の「etc.」の使い方とその発音
日本人にも馴染みがある表現が、「etc.」ですね。
ラテン語の「et cetera」を略したものです。
「etc.(et cetera)」の発音と発音記号は下記となります。
基本的に文の最後に来ます。
「A,B,C,etc.(AやBやCなど)」となります。間に「and」は入らないので注意が必要です。
また、必ずピリオド/ドッツ(.)が必要です。
下記がその例文です。
「I bought shirts, a pair of shoes, etc.(シャツと靴など・等を買いました)」など。
基本的に「もの」や「行動」などのその他に使う場合に使います。
「and more」
「その他色々」や「その他にもいっぱい!」という場合に、「etc.」と同じように使います。
コマーシャルや広告などでもよく目にする表現です
「A,B,C and more.」が基本です。
「We have up-to-date computers, fashionable smartphones and more!(最新のコンピューターやかっこいいスマホやその他色々取り揃えております!)」など。
スラング
会話で、「あれして、これして、などなど(かくかくしかじか)」という場合に、「blah-blah」(ブラ・ブラ)や「blah blah blah」(ブラ・ブラ・ブラ)が使えます。
口頭のみの表現で、ネイティブもよく使う表現の一つです。「などなど」とあまり重要じゃないことを省略する時に使えます。
「Today I had a long talk with my old frind, rented videos, blah blah blah.(今日、旧友と長話したり、ビデオを借りたり、などなどしました。」となります。
「another」と「other(s)」の違いと使い方
「その他の~」という場合に日本人が混乱するのが下記の表現です。
単数形の「another(アナザー)」、複数形の「other(s)」と「the other(s)」などです。
例えば、友達とレストランを選んでいるとしましょう。
下記の例文は日本語にすると全て「他のレストランに行きましょう」となるのですが、英語ではニュアンスが全く違います。この使い分けをしっかり身に付けましょう!
- 「Let’s go to another restaurant.」 ※たくさんある選択肢の中の特定しない1つのレストラン
- 「Let’s go to the other.」 ※2つある選択肢の中のもう1つ(残り1つ)のレストラン。「the other one(restaurant)」でも同様です。
- 「Let’s go to others.」 ※たくさんある選択肢の中の特定しない複数のレストラン。「other restaurants」と同じです。
- 「Let’s go to the others.」 ※残り全てのレイストラン。残り全てというニュアンスです。「the rest」と同様です。
冠詞の「the」が入るか入らないかで意味が変わるのでその点は注意しましょう!
また、ビジネスでも使う表現ですが、「その他何か質問(事項)/アイデア/予定(プラン)はありますか?」というフレーズをよく聞きますね。
それは、「(Any)Other questions/ideas/plans?」となり、後ろの名詞は複数形にします。
しかし、ビジネス資料の円グラフなどで「その他」を表現する場合は、「the others」ではなく、「others」を使うので留意しておきましょう。
アンケートなどの選択肢の欄でも「その他」の部分は「Other」か「Others」で表現されます。
ビジネスで使うフォーマルな「その他」の英語
ここでは主に、ビジネスの場面(口頭、メールやプレゼン資料、論文なども)で使う「その他(諸々)」の表現をご紹介します。
「and so on」
カジュアルな場合にも「etc.」の代わりに使える言い方でもあります。
下記がその例文です。
「I like apple, orange and so on.(リンゴやオレンジなどが好きです)」となります。
「A,B,C and so on.」が基本です。
「and so forth」
「and so on」と似ている表現が「and so forth」です。
更にフォーマルな言い方でビジネスで頻繁に使われます。そのまま入れ替えればOKです。
また、2つを連続で言うことで、とても丁寧な言い方になります。「and so on and so forth」です。覚えておきましょう!
「else」
その他の違う人・場所・ことなどを表現する場合に「else(エルス)」を付け足します。
- Who else?(他に誰がいるの?)
- I like to go somewhere else.(その他の場所に行きたい)
- He said something else.(彼はその他のこと・違うことを言っていました)
などです。
「Anything else?(他に何かありますか?)」と質問する時にもよく聞きます。「Any other questions?」と同じニュアンスですが、少しカジュアルです。
「et al.」(etc.との違い)
「et al.(エタル)」もラテン語からきている「その他」です。
「etc.」との違いは、「et al.」は人や場所に使う点です。論文などで人物を紹介する際でももよく使われます。
「miscellaneous(misc)」
ビジネスで「その他の~」という場合に「miscellaneous(ミソレイニアス)」という形容詞をよく使います。
略語は「misc」などを使います。
「様々な細かなものの集まりのその他」というニュアンスになります。「others」とは少し意味が異なります。
よって、「雑務」、「雑用」は「miscellaneous duties/tasks」などと表現して、会社にある「庶務課」は「general affairs section」という言い方とは別に、「miscellaneous division(section)」などと表現されることもあります。
まとめ:カジュアルとビジネス(フォーマル)のその他の英語を使分けよう!
ここでは、「その他」の表現をまんべんなくご紹介しました。
特にビジネスで使う「その他」の「and so forth」などは覚えておいた方がメールなどですぐに役立つので活用しましょう!
しかし、友達などカジュアルに使う場合は、気楽にサラッと簡単な表現を使うのがいいですね。
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