パスポートや免許証の有効期限や、食品などの賞味期限、仕事や宿題の提出期限など、様々な場面で使う「期限」ですが英語で言えますか?
日常生活やビジネスやメールなどでとても良く使う表現ですが、正しく使えていないという方も多いのではないでしょうか。
目次:
1.「期限」の基本英語と略・使い分けなど
1-1.「Deadline」で「期限」を表現
1-2.「Due date」で「期限」を表現
2.賞味期限・消費期限・有効期限は英語で?
2-1.「expiration date」
2-2.「best before date」
2-3.「use-by date」
2-4.「sell by date」
3.期限に間に合うや遅れる・守るなどの英語で?
4.「期限が切れる」は英語で?
1.「期限」の基本英語と略・使い分けなど
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「~までに」という「期限」の英語で知っておきたい基礎表現は2つ。
「deadline」と「due date」です。
それぞれの発音や意味を詳しく見てみましょう。
1-1.「Deadline」で「期限」を表現
「deadline」の発音と発音記号は下記となります。
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発音のポイント:「d」の音はどちらも破裂音です。舌の先を前歯の後ろに置いた状態で、息を止めてから「ドゥ」の音で発音します。「l」は舌の先を前歯の後ろの付け根にあて発音します。
日本語でも「デッドライン」という言葉を使いますが、それと同じようなニュアンスで「締め切り」の「期限」を意味します。
「dead」は「死」、「line」は「線」です。つまり、直訳すると「死の線」となります。
「dead」という言葉使われているくらいなので、表現としては強く「最終締め切り」で遅れてはいけない「期限」に使う表現です。
例えばコンテストの応募や、採用の募集など、遅れれば応募を受け付けてもらえない場合や、相当のペナルティーを受けてしまう場合に用いられることが多いです。
尚、ビジネス英語では略語の「D/L」や「DL」が使われることがあります。
【例文】
- When is the deadline for sign up?/登録の締め切りはいつですか?
- The deadline for application is Friday, August 10th./応募の締め切りは8月10日(金)です。
豆知識:「Deadlineの語源」
「deadline」はもともと、アメリカの南北戦争時代に捕虜収容所の周り半径17フィートで引かれていた線です。
その線を越えてしまうと、逃げたとみなされ射殺されてしまうことから「超えてしまうと命が無い線」という意味で使われました。
現在でも、そのままの「超えてはならない線」「死線」という意味もあります。
その後、アメリカの新聞業界で原稿の締め切りに「deadline」が使われるようになりました。期限を過ぎた原稿は当然ボツになるため記事の価値は「死んだも同然」で、それを書いた記者もクビになってしまうことが多かったため、それを皮肉って「deadline」という言葉を使っていました。
このことから、現在でも原稿の締め切りにはよく「deadline」という表現が使われます。
1-2.「Due date」で「期限」を表現
「due」の発音と発音記号は下記となります。
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発音のポイント:「d」の音は「deadline」の「d」と同じように破裂音です。発音記号の「j」は日本語のヤ行で「ju」は「ユ」の音です。
「due」には「満期の」「期限の」という意味があり、「date」は「日付」という意味なで、「due date」は「期限日」、「締切日」という意味になります。
口語では「date」を省略して「due」だけで使う場合もありますし、「date」を「month(月)」に変えて「due month(期限月)」という表現もあります。
仕事の予定納期や、学校の課題などの提出期限、物やお金の返却期限など、日常の様々な「期限」に使うことができます。
「deadline」ほどニュアンスが強くなく、期限に遅れる可能性もあるものの場合に使われることが多いです。
銀行などの支払い期限の表示なども、顧客向けに提示する期限なのでニュアンスが強く「死」という言葉を含む「deadline」は避けて、この「due date」を使います。
尚、「due date」には「出産予定日」という意味もあります。
【例文】
- The due date of the homework is next Monday./宿題の期限日は次の月曜日です。
- When is the due date?/期限日はいつですか?
2.賞味期限・消費期限・有効期限は英語で?
ここでは、食べ物の「賞味期限」や「消費期限」、物の「使用期限」や「有効期限」で使われる表現を確認しましょう。
『英語の「賞味期限」の表示|「消費期限」との違いや関連英語』の記事でも詳しく解説しています。こちらも併せて確認してみてください。
2-1.「expiration date」
食べ物の「消費期限」や、物の「有効期限」、契約の「満了期限」など幅広く使える表現が「Expiration date」です。
略語は「exp」で、商品にはこのように記載されていることもあります。
「expiration」は「有効期限が切れる」、「終了する」という意味の動詞「expire」の名詞形で「期限切れ」や「満了」という意味です。
食品や物、サービス、契約など幅広いものの期限が切れる日を表します。
クレジットカードやパスポートなどの「失効日」という意味でも使えます。
「expiration date」が一般的ですが、動詞「expire」を使って「expire date」と記載されることもあります。
2-2.「best before date」
食品でよく使う表現です。「date」の部分に日付が入ります。
直訳すると「~日まで(に食べるの)がベストです」という表現で、日本語の「賞味期限」にあたる表現です。
「best by ~」と表示することもあります。
2-3.「use-by date」
「~日までに使ってください」という表現です。「date」の部分に日付が入ります。
食品や商品を販売する際に、危険なくベストな状態で使える期限、食べられる期限を表す表現です。
2-4.「sell by date」
「~日までに販売してください」という表現です。「date」の部分に日付が入ります。
商品などの販売者が販売できる期限を表しています。
3.期限に間に合うや遅れる・守るなどの英語で?
「期限に間に合う」、「期限を決める」など「deadline」や「due date」を使った表現を確認しましょう。
下記では「deadline」を使っていますが、基本的には「due date」と入れ替えて使ってもOKです。
- 「期限に間に合う」「期限を守る」:meet the deadline
- 「期限に遅れる」「期限に間に合わない」:miss the deadline ※「期限に~日遅れる」は前置詞の「by」を使います。【例】miss the deadline by 5 days(期限に5日遅れる)です。
- 「期限を延長する」:extend the deadline ※「期限を~日延長する」は前置詞の「for」又は「by」を使います。【例】extend the deadline for 3 days(期限を3日延長する) ※「明日まで期限を延長する」など「tomorrow(明日)」や曜日を入れる場合は前置詞は「to」を使います。
- 「期限が迫る」:the deadline is approaching
- 「期限を守りなさい」:Keep the deadline. ※動詞の原形から始まる命令文です。「Don’t miss the deadline.」でもOKです。
次の表現も覚えておくと英会話に便利です。
- 「期限内に」:within the period of, within the time limit ※「期限内に」は「within」を使いますが、「期限」の表現によって「within」の後の表現を使い分けます。
- 「無期限」:indefinite period
- 「納期」「納入期限」:due date, delivery date ※一般的には「予定日」という意味なので「deadline」は使わないことが多いですが、ニュアンスによっては使うこともあります。
- 「期限が過ぎた」:overdue ※支払い期日や到着時刻などで使われる表現です。「出産予定日を過ぎた」という意味でも使います。
- 「支払い期限」:payment deadline, payment due date
- 「期限付きの雇用(臨時雇用)」:temporary employment
4.「期限が切れる」は英語で?
「期限が切れる」も英会話では欠かせません。
「期限が切れる」は英語で「expire」です。
先ほど説明した賞味期限の期限が切れる場合や、免許証、パスポート、クレジットカードなど使用期限、有効期限があるものが失効する場合に使える表現です。
【例文】
- Those eggs are expired./これらの卵は賞味期限が切れている。※後述するように「not fresh」でも構いません。
- My passport has expired./私のパスポートは失効している。
食品の中で、野菜や果物など青果は日本同様、基本的には賞味期限が無いため「expired」は使いません。
野菜や青果は「not fresh(新鮮じゃない)」などの言い方をします。
「期限」など仕事で使う表現が学べるオンライン英会話3選
「期限」などビジネスの様々なシーンやメールでよく使われる英語などを覚えたい場合は、オンライン英会話で実際の会話の数をこなすことが大切です。
ここでは、ビジネス英語が学べるオンライン英会話を3つご紹介します。
- Bizmates
- ベストティーチャー
- EFイングリッシュライブ
それぞれ順番に見ていきましょう。
Bizmates
Bizmatesは、ビジネス特化型オンライン英会話でNo.1の実績を誇るオンライン英会話です。
「世界で活躍できるビジネス英会話スキル」を身に付けることが目的であり、独自カリキュラムと実際のビジネスシーンで使われる英語を網羅的に学ぶスタイルとなっています。
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レベルが30段階に分かれているので、英語がまったくできない初心者の方でも安心して受講できます。
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ベストティーチャー
ベストティーチャーは、実際の場面を想定したリアルなレッスンが受けられるオンライン英会話です。
ライティング、実践を想定したトレーニング、スピーキングの3つを中心に英語力を強化でき、外国人講師による英作文の添削や、24時間場所や時間を選ばずに回数無制限でレッスンを受けられます。
実際に、ベストティーチャーの受講生も「2ヶ月間受講しただけで海外企業に転職できた」「仕事と育児を両立しながら英検1級を取得できた」と非常に良い評判が見られます。
ライティングとスピーキングを同時に強化したい方は、ベストティーチャーを受講してみてはいかがでしょうか。
EFイングリッシュライブ
EFイングリッシュライブは、世界の大企業でも採用されているカリキュラムを個人でも受講できるオンライン英会話です。
プライベート(1対1)レッスン、グループレッスンの好きなほうを選ぶことができ、12週間(3ヶ月間)でのレベルアップが約束されています。
また、英語レベル診断も用意されているので、自分の英語レベルが分からない方や、診断によって自分のレベルに合わせたカリキュラムを受講したい方にもぴったりです。
EFイングリッシュライブも無料体験が用意されているので、下記の公式サイトから無料体験を受講してみてはいかがでしょうか。
まとめ:2つの「期限」の英語を使いこなす!
「deadline」は厳しめの「期限」で、「due date」は課題の提出期限など日常的な「期限」で幅広く使える表現です。
まずはこの違いを押さえておきましょう。
「expire」や「expiration date」も、海外では日常的によく使う表現なので覚えておきましょう。
「期限」は日常の様々な場面で使う表現です。
海外へ行った際や、海外からのお土産をもらった時など、意識して「賞味期限」などをチェックして「期限」についての英語を実践でどんどん覚えていきましょう。
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