買い物、遊び、彼女など「~に夢中になる(ハマる)」や「無我夢中」という表現は会話でも使いますよね?
この「夢中(になる)」というのを英語にすると、スラングも含めたいくつかの単語や熟語があります。
それぞれの使い方やニュアンスを掴むことで、英会話の幅が広がります。
目次
様々な「夢中になる」の英語:熟語と前置詞
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「夢中になる」の英語は前置詞、また熟語を使って表現するのが一般的で、一度使い方などを覚えると簡単です。
例文を見ながら確認してみましょう!
カジュアルな「crazy about ~」
ネイティブがよく使う表現がこ、この「crazy about ~」です。
「crazy(クレイジー)」の意味はもともと「気が狂った・正気じゃない」などの形容詞ですが、この単語と前置詞の「about」を付けることで「~に夢中(夢中になる)」という表現になります。
例文を見てみましょう!
- 彼女に夢中です:I’m crazy about her. ※「I’m」は「I am」の短縮形です。「彼に夢中です」は「I’m crazy about him.」となります。
- 彼は野球観戦に夢中です:He is crazy about baseball games. ※観戦(watch)が好きなのか、それとも野球をする(play)のが好きなのかを明確にしたい場合は、「about」の後ろに動名詞を付けて、「about watching ~」、「about playing ~」とします。
また、「crazy for ~」と前置詞の「for」を使うことがありますが、「欲しくてたまらない」という欲求を表現する時に使います。
「I’m crazy for you.」や「I’m crazy for video games.」という文があった場合は、まだ手にしていないけど、それに夢中になっているイメージですね。
また、「夢中にさせる」(気が狂うくらいにさせる)という時に「make」や「drive」の動詞を使う表現があります。
- You make me crazy.(直訳:あなたは私を夢中にさせる・気を狂わせる) ※「You drive me crazy.」でも構いません。
- This video game drives me crazy.(直訳:このゲーム私を夢中にさせる・気を狂わせる)
このような表現もあるので押さえておきましょう!
イメージしやすい「into ~」
「into」は「~の中へ」という前置詞なので、「のめり込む」というイメージがしやすい表現です。
「crazy about ~」とほぼ同じ意味合いなので、交互に使い分ける感じでOKです。
- 彼にめちゃくちゃ夢中です:I’m really into him. ※「ものすごく・本当に」という場合は、「really」や「so」の単語を「into」の前に付けることでOKです。これは「crazy」の場合でも同様です。
- ダンスに夢中です:I’m into dancing. ※「into」の後ろは名詞(動名詞)などとなります。「テレビに夢中」という場合は、「I’m into watching TV.」などとなります。
- 時間を忘れてそれに夢中になってました:I was so into it that I forgot about time. ※「時間を忘れる」は「forget about time」で表現できます。
フォーマルな「absorbed in ~」
この「absorbed in ~」は、フォーマルな表現で文語的な感じです。
「absorb(アブソーブ)」は「吸収する」という動詞で、こちらもイメージしやすいですね。その受け身になります(吸収される)。
- 夢中になるものを何か見つけるべき:You should find something to become absorbed in. ※「夢中になる(その状態に変わる)」という場合は、「become」、または「get(カジュアル)」を使うといいです。
- 彼は読書にふけっている(夢中になっている):He is absorbed in reading books. ※「in」の後ろは必ず名詞か動名詞です。
スラング表現の「addicted to ~」と「hooked on ~」:ハマる
この2つの表現はスラングとしてネイティブもよく使っています。
口語のカジュアルな表現で、仲がいい間では使っても全く問題ありません。
「addict(アディクト)」は、名詞で「薬物中毒者」、動詞で「中毒にさせる(依存させる)」という意味です。その受け身ですので分かりやすいですね。「夢中になる」を多少誇張した表現です。
『addictedの意味と使い方|4つの関連英語や類義語で置き換える!』でも詳しく解説しています。
また、「hook(フック)」は、日本語でもある「ホック、留め金」という名詞と、動詞で「留める・ひっかける」となるのでこちらもイメージしやすいですね。
よって日本語でもカジュアルに使う「ハマっている」に近い表現で夢中になるという意味になります。
- 彼は科学にハマっていますHe’s addicted to science. ※「マニア」の意味の「geek(ギーク)」や「freek(フリーク)」のスラングを使って、「He is a science freek.」などでも同じ意味になりますね。
- あなたに夢中です:I’m hooked on you. ※「I’m addicted to you.」でもいいですね。
例文を使ったその他の「夢中になる」の英語表現
今までスラングを含めた代表的な「夢中になる」をご紹介しましたが、それだけに固執せずに日本語のニュアンスの違いにより柔軟に他の英語を使う場合もあります。
その他の英語を少し見てみましょう!
- busy -ing:忙しいという形容詞ですが、「話に夢中になる(She is busy talking.)」、「食べるのに夢中(He is busy eating.)」、また「買い物に夢中(I’m busy shopping.)」などで忙しい様子を伝える時に使う表現ですね。busyの後ろは必ず「ing」の動名詞にしてください。
- love ~:好きで好きでたまらなく、だから夢中という場合に使えますね。「彼女に夢中です」を「I really love her.」としてもいいですね。
- obsessed with ~:「obsess(オブセス)」は「取りつく」という意味で受け身で「取りつかれる(何かで頭がいっぱい、など)」となります。「彼は何かに夢中です(He is obsessed with something.)」と取りつかれたように夢中になっている時に使えます。
また、日本語で「無我夢中」とありますが、これは日本語のニュアンスから英語に置き換える必要があります。
無我夢中を他の日本語にすると「一生懸命」とうのがスッキリするでしょう。
「彼は無我夢中で頑張っています」を英語にすると下記のような表現がベストです。シンプルに考えるのがポイントですね。
- He is pushing himself hard.
- He is working so hard.
などでOKです。
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