
海外など知らない場所に行くと「不安」な気持ちになることもあります。
勿論、日常生活においても、「仕事」、「恋愛」、「将来」の不安など様々なものがあります。
その「不安」な気持ちを英語で、的確に表現できるといいですよね。相手もあなたの気持ちを理解して、手を差し伸べてくれるかもしれません。
一人で黙っているより、言葉に出して表現するのも英語を習得する上では大切なことです。
最後には、どれくらい「不安」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
1.「不安」の基本英語
1-1.英語の「uneasiness」で「不安」を表現
1-2.英語の「anxiety」で「不安」を表現
2.「不安」に関連する英語表現
3.相手に「不安」な気持ちを伝える英語フレーズ
3-1.仕事に対する「不安」を英語で伝える
3-2.将来の「不安」を英語で伝える
3-3.恋愛の「不安」を英語で伝える
1.「不安」の基本英語
名詞の「不安」という英語は、「uneasiness」と「anxiety」の2つが一般的です。
1-1.英語の「uneasiness」で「不安」を表現
「uneasiness」の発音などは下記となります。
![]() |
この単語は「un」+「easy」+「ness」の3つのパートで構成されています。
- un-:「~でない」という意味の接頭辞
- easy:ここでは「気楽な」という意味
- -ness:状態の性質の名詞をつくる接尾辞
上記を総合的にとらえると。「気楽ではない状態」=「不安」となります。
10文字もあって長い単語のように見えますが、easyは誰でも知っている単語なのでこうやって分解すると簡単に覚えられます。
「気楽ではない」という意味がベースにあるので、気持ちが落ち着かない、気が気ではない場合の不安に使われる表現です。
「不安に思う(感じる)」はfeelとuneasy を使って「feel uneasy」でOKです。
1-2.英語の「anxiety」で「不安」を表現
「anxiety」の発音などは下記となります。
![]() |
この単語もfeelを付けて、「feel anxiety」として「不安に思う」という意味になります。「feel anxious」も同様の意味です。
anxietyは「心配」に近い単語です。
明確に日本語の不安とマッチする言葉がなく、ニュアンスに応じて様々な表現を使い分けます。
中学で学習する「worry」の「心配させる」も、「不安」の意味もある表現です。
2.「不安」に関連する英語表現
日常会話でも良く使う「不安」の英語表現を厳選していますのでご確認下さい。
- 不安げ:uneasy
- 不安な気持ち:a feeling of anxiety ※~の気持ちという意味でfeelingはいろんな気持ちを表現できます。
- 不安の種:reason for concern
- 不安要素:anxiety factor
- 不安材料:discouraging factor
- 不安を一掃する:dispel somebody’s misgivings
- 不安を和らげる:soften someone’s anxiety
- 不安を克服する:overcome anxiety ※get overを使ってもOKです。
- 不安に襲われる:get hit with anxiety ※get hitは、「(飛んできたものに)当たる」という意味。車やバイクなどにひかれた場合にも使う表現。
- 不安な気分:anxious mood ※moodは「機嫌」「気分」「むらな気持ち」という意味。
- 不安定:unstable、instability
- 不安そうな口調:an anxious tone ※toneの代わりにvoiceを使えば「不安そうな声」、eyesは「不安そうな目」、lookは「不安そうな表情」になります。
- 情緒不安定:emotional liability
- 将来の不安:anxiety about the future
- 不安から生じる:be born of anxiety
- 不安を解消する:relieve the anxiety ※removeを使ってもOKです。
- 不安が広がる:take alarm
- 不安な1日:an uneasy day
- 不安でいっぱい:be filled with anxiety ※be filledは「いっぱいになる」「満杯になる」という意味。
- 不安で顔が曇る:be clouded with anxiety
- 不安で眠れない:too nervous to sleep ※nervousは「神経質な」という意味。
3.相手に「不安」な気持ちを伝える英語フレーズ
人は様々な場面で「不安」な気持ちになりますが、その「不安」な気持ちを相手に英語で伝えるフレーズを、シチュエーションごとにご紹介します。
3-1.仕事に対する「不安」を英語で伝える
- I feel anxiety about my work. 仕事に不安を感じている。
- What if I was(were) laid off? もし解雇されたらどうしよう?
※laidはlayの過去形です。直接的に不安とは言っていませんが、「もし~したら?」も不安を表わす表現ですよね。
3-2.将来の「不安」を英語で伝える
- I sometimes feel insecure about my future. 時々、将来に不安を感じています。 ※insecureは「不安定な」「危なっかしい」という意味です。uneasyを使ってもOK。
- She is anxious about her future. 彼女は、将来のことを不安に思っている。 ※anxiousは「心配して」「気にして」という意味です。
3-3.恋愛の「不安」を英語で伝える
- I feel worried because we don’t spend much time together. 一緒にいられる時間が少なくて不安を感じる。
- His/her word made me anxious. 彼/彼女の言葉が私を不安にさせた。
- I don’t like to be worried. 不安にさせないで! ※直訳的には「不安になりたくない」という意味ですが、彼氏、彼女に使えば「不安にさせないで!」という気持ちを伝えることができます。
まとめクイズ:「不安」の英語は応用して使ってみよう!
「不安」は、関連用語がたくさんありますが、日常会話で出てくるものも多いです。すべてここで覚える必要はないですが、普段使えそうなものは覚えておきましょう。
また、ご紹介した「不安」に関するフレーズは、簡単なものばかりです。単語を入れ替えて様々な場面で使うことができるので、応用して使ってみてください!
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「( )if I was laid off?(もし解雇されたらどうしよう?)」の( )に入る英語は?
- 「気楽ではない状態(不安)」の英語は?
- 「不安な気分」の英語は?
- 不安でいっぱいの「いっぱい」の英語は何を使うといい?
- 「不安の種」の英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「不安」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- What
- uneasiness
- anxious mood
- be filled
- reason for concern