
様々な「動物」を英語で言えますか?
動物と言えば、犬の「dog」や猫の「cat」などは比較的簡単ですよね。
しかし、それ以外は意外と英語でなんというかわからない物も多いのではないでしょうか。
目次:
1.「動物」を英語でいうと?
2.「動物」の種類の英語
3.英語で「動物」の名前
3-1.「哺乳類」の動物の英語の名前
3-2.「爬虫類」や「両生類」の動物の英語の名前
3-3.「海の生き物」の英語の名前
3-4.「昆虫」の英語の名前
3-5.「鳥」の英語の名前
4.日本語とは違う!「動物」の鳴き声を英語で表現
4-1.「犬」の英語の鳴き声
4-2.「猫」の英語の鳴き声
4-3.「アヒル」の英語の鳴き声
4-4.「牛」の英語の鳴き声
4-5.「ニワトリ」の英語の鳴き声
4-6.「トラ」の英語の鳴き声
4-7.「ねずみ」の英語の鳴き声
4-8.「馬」の英語の鳴き声
4-9.「羊」や「ヤギ」の英語の鳴き声
4-10.「豚」の英語の鳴き声
4-11.「カラス」の英語の鳴き声
4-12.「カエル」の英語の鳴き声
4-13.「小鳥」の英語の鳴き声
4-14.「はち」の英語の鳴き声
4-15.「ひよこ」の英語の鳴き声
5.「動物」に関連する英語表現
6.「動物」を使った英語の慣用句
1.「動物」を英語でいうと?

「動物」は英語で「animal」と言います。
「animal」の発音と発音記号は下記となります。
英語の表現では「動物」は基本的に物と同じ扱いで、he(彼)やshe(彼女)ではなく、「it (それ)」を代名詞として使います。
ただし、ペットの場合は、家族同然に扱っている場合あえて人間と同じ「he/she」を使うこともあります。
動物は基本的に加算名詞(数えられる名詞)ですが、「beef(牛肉)」や「pork(豚肉)」など肉のかたまりの場合は不可算名詞(数えられない名詞)の扱いになります。可算名詞や不可算名詞については、『英語の名詞|可算名詞と不可算名詞の2つを押さえるだけ!』の記事を参考にしてみて下さい。
2.「動物」の種類の英語
動物の名前を確認する前に、哺乳類など大まかな種類について英語で何と言うか確認しましょう。
- 哺乳類:mammal
- 海洋哺乳類:marine mammals
- 有袋類:marsupial ※カンガルーなど
- 爬虫類:reptiles
- 両生類:amphibians
- 肉食動物:carnivore
- 草食動物:herbivore
- 雑食動物:omnivore
- 脊椎動物:vertebrata
- 無脊椎動物:invertebrate
この種類の単語は日常会話にはそれほど出てきませんので、確認しておく程度でよいでしょう。少し余裕があれば、哺乳類の「mammal」だけでも覚えておくと便利です。
3.英語で「動物」の名前
ここからは実際の動物の名前を英語でご紹介します。
3-1.「哺乳類」の動物の英語の名前
先ずは「哺乳類(mammal)」から見てみましょう。
- 猫:cat ※子猫は「kitten」で、「kitty」はそれを可愛く変化させた言葉です。サンリオのキャラクターのキティーちゃんが子猫という英語から来ています。
- 犬:dog ※猟犬は「hound」、子犬は「puppy」です。
- うさぎ:rabbit
- 猿:monkey ※ニホンザルは「Japanese monkey」、または「snow monkey」。テナガザルは「gibbon」、メガネザルが「tarsier」など様々な種類があります。
- 類人猿:ape
- チンパンジー:chimpanzee
- オランウータン:orangutan
- ゴリラ:gorilla
- スカンク:skunk ※日本ではあまり見ないスカンクですが、アメリカは高速道路などでたまに遭遇します。危険を感じると、かなりの異臭を発生させます。離れた距離でもかなりの臭いがするほど強烈です。
- コウモリ:bat
- タヌキ:raccoon dog
- アライグマ:raccoon
- コアラ:koala
- キツネ:fox
- ネズミ:mouse、またはrat ※ドブネズミなど大型のネズミは「rat」、小型のネズミが「mouse」です。「mouse」の複数形は「mice」です。ハムスターは「hamster」、モルモットは「guinea pig」です。
- モグラ:mole
- イタチ:weasel
- カワウソ:otter
- ビーバー:beaver
- リス:squirrel ※日本ではあまり見かけないリスですが、アメリカでは公園や大学のキャンパスなど、いたるところにリスがいます。最近は増えすぎて、屋根裏に住みついたりして問題になっています。
- 牛:cow、またはbull ※メス牛が「cow」、オス牛「bull」です。乳牛は「milk cow」、肉牛は「beef cattle」です。
- 馬:horse ※ポニーは「pony」、仔馬は「foal」、サラブレッドは「thoroughbred horse」です。
- シマウマ:zebra
- 熊:bear ※ヒグマは「brown bear」、ツキノワグマは「Asiatic black bear」、白クマは「polar bear」です。
- オオカミ:wolf ※複数形は「wolves」です。
- カバ:hippopotamus ※省略して「hipo」でも通じます。ギリシャ語が語源で、馬を意味する「hippos」と川を意味する「potamos」を合わせています。
- サイ:rhinoceros ※省略すると「rhino」です。
- 象:elephant
- バッファロー:buffalo
- キリン:giraffe
- カンガルー:kangaroo ※アクセント(rooのところ)の位置が、日本語と違うので要注意です。
- 鹿:deer ※小鹿は「fawn」です。
- トナカイ:reindeer ※トナカイと言えばクリスマス。クリスマスソングの「赤鼻のトナカイ」は英語で「Rudolph the Red-nosed Reindeer」です。
- トラ:tiger
- 豹:leopard
- ライオン:lion ※ライオンは百獣の王と言われますが、英語では百獣の王を「King of beasts」といいます。
- 羊:sheep ※子羊は「lamb」です。
- ヤギ:goat
- イノシシ:wild boar
- ロバ:donkey
- ラクダ:camel
- 豚:pig
- パンダ:panda
- チーター:cheetah
3-2.「爬虫類」や「両生類」の動物の英語の名前
下記が主な動物の名前です。
- 蛇:snake
- ワニ:crocodile、alligator
- トカゲ:lizard
- イグアナ:iguana
- カメレオン:chameleon
- コブラ:cobra
- ヤモリ:gecko
- 蛙:frog ※オタマジャクシは「tadpole」です。
- カメ:turtle ※陸ガメは「tortoise」です。
3-3.「海の生き物」の英語の名前
魚も含めて「海の生き物」の名前で、日常会話にも良く出てくる英語をピックアップしました。
- クジラ:whale
- シャチ:killer whale
- イルカ:dolphin
- サメ:shark
- タツノオトシゴ:parrot
- クラゲ:jellyfish
- ラッコ:sea otter
- アシカ:sea lion
- ジュゴン:dugong
- タコ:octopus
- カニ:crab
- エビ:shrimp
- イカ:squid
- イソギンチャク:sea anemone
- 金魚:goldfish
- ヒトデ:starfish
- マグロ:tuna
- ウナギ:eel
- あざらし:seal
- オットセイ:fur seal
3-4.「昆虫」の英語の名前
馴染みのある「昆虫」の英語は下記です。
- アリ:ant
- ミツバチ:bee ※ハチミツは「honey」、蜜蝋は「beeswax」です。
- スズメバチ:wasp
- テントウムシ:ladybug
- ハエ:fly
- 蚊:mosquito
- カブトムシ、クワガタ:beetle ※海外では区別して表現することはあまりありません。
- カマキリ:praying mantis
- バッタ:grasshopper
- コオロギ:cricket
- 蝶:butterfly
- 蛾:moth
- クモ:spider
- トンボ:dragonfly
- カタツムリ:snail
- 毛虫:caterpillar
3-5.「鳥」の英語の名前
主な「鳥」の英語の名前をピックアップしました。
- 鳥:bird
- 七面鳥:turkey
- にわとり:chicken ※メスは「hen」、オスは「cock」で、鶏小屋は「hen house」です。
- アヒル:duck
- オウム:parrot
- インコ:parakeet
- フクロウ:owl
- 白鳥:swan
- ハト:pigeon
- すずめ:sparrow
- ツバメ:swallow ※ツバメの巣は「swallow’s nest」です。
- 鷹:hawk
- カモ:duck
- カモメ:seagull
- カッコウ:cuckoo
- ウグイス:Japanese bush warbler
- ガチョウ:goose
- ダチョウ:ostrich
- エミュー:emu
- カラス:crow
- キジ:pheasant
- キツツキ:woodpecker
- クジャク:peafowl
- コウノトリ:stork
- 鶴:crane
- ペリカン:pelican
- ペンギン:penguin
4.日本語とは違う!「動物」の鳴き声を英語で表現
「動物」の名前と併せて確認したいのが動物の鳴き声です。
鳴き声は音をそのまま言葉にしているだけだから、そんなに変わらないはずなのですが、日本語と英語では全く違うものがほとんどです。
特に犬や猫、鶏などは会話の中に出てくることがよくあるので、覚えておきましょう。
4-1.「犬」の英語の鳴き声
日本語では「わんわん」ですが、英語ではどう表現するのでしょうか?
4-2.「猫」の英語の鳴き声
日本語では「ニャーニャー」ですが、英語では下記となります。
4-3.「アヒル」の英語の鳴き声
日本語では「ガーガー」ですね。
※「quack-quack」とつなげて表現する場合も多いです。
4-4.「牛」の英語の鳴き声
日本語では「モー」です。
4-5.「ニワトリ」の英語の鳴き声
日本語では「コケコッコー」です。
4-6.「トラ」の英語の鳴き声
日本語では「ガオー」です。
4-7.「ねずみ」の英語の鳴き声
日本語では「チューチュー」です。
4-8.「馬」の英語の鳴き声
日本語では「ヒヒーン」です。
4-9.「羊」や「ヤギ」の英語の鳴き声
日本語では「メー」です。
4-10.「豚」の英語の鳴き声
日本語では「ブーブー」です。
「oink-oink」とつなげる場合もあります。
4-11.「カラス」の英語の鳴き声
日本語では「カーカー」です。
4-12.「カエル」の英語の鳴き声
日本語では「ケロケロ」です。
※「croak-croak」とつなげるのが通常です。
4-13.「小鳥」の英語の鳴き声
日本語では「チュンチュン」です。
※ツイッターのツイートは英語で「tweet」です。もともとは小鳥のさえずりという意味です。
4-14.「はち」の英語の鳴き声
日本語では「ブーン」です。
4-15.「ひよこ」の英語の鳴き声
日本語では「ピヨピヨ」です。
※「cheep-cheep」とつなげて表現することも多いです。
「鳴き声を集めた英語の歌で練習!」
動物の鳴き声を覚えるためにアメリカの子供たちが幼稚園などで歌う歌があります。
「Old MacDonald Had a Farm(マクドナルド爺さんの牧場)」という歌で、様々な動物の鳴き声が出てきます。この曲は日本でも「ゆかいな牧場」のタイトルで知られている曲です。小さい頃誰もが一度は歌ったことがある曲だと思います。
無料動画サイトなどでも聞けるので是非一度聞いてみてください。
5.「動物」に関連する英語表現
ここでは、「動物」に関係する英語をご紹介します。併せて確認しておきましょう。
- 動物園:zoo
- 家畜:domestic (farm) animal、またはlivestock(牛や羊など)
- オス:male
- メス:female
- しっぽ:tail
- ヒゲ:whiskers
- 鬣:mane
- つの:horn、またはantler
- 牙:fang、またはtusk
- 肉球:paw pad
- 蹄:hoof ※複数形は「hooves」
6.「動物」を使った英語の慣用句
動物を表わす単語はそのイメージ、特徴を生かして慣用句として使われることがあります。
日本の動物のイメージとそのままもあれば、英語独特の解釈やイメージもありおもしろいです。
単語は動物をそのまま使っていて難しくない表現が多いので、是非覚えて会話の中で使ってみてください。
- 弱虫:chicken
- 勝者、第一人者:top dog
- 敗者、負けそうな人:underdog ※日本語の「負け犬」にあたる表現
- ちょっと用事がある:see a man about dog ※直訳は「犬のことで会ってくる」ですが、大したことではないが用事を明らかにしたくない時に使う表現です。
- 一匹狼:lone wolf
- 金持ち:fat cat
- まねっ子:copycat
- うっかり秘密を漏らす:let the cat out of the bag
- 大雨(猫や犬も降るくらいの雨):to rain cats and dogs
- 早起きの人:early bird ※アメリカでは朝早くに行われるバーゲンセール「early bird sale」があります。
- 風のうわさで聞いた:a little bird told me
- 出不精の人:home bird
- おしゃべりな人:social butterfly
- 夜更かしする人:night owl
- 稼ぎ頭、ドル箱:cash cow
- 無謀な運転をする人:road hog
- 頑張り屋:eager beaver ※ビーバーは巣作りを一生懸命することから、働き者の代名詞として使われます。
- 信用ならない人、表裏ある人(草むらの蛇):snake in the grass
- 競争社会:rat race
- 頑固、石頭(牛頭):bullheaded
- かかあ天下、妻の尻に敷かれた:henpecked
- 意地の悪い(猫のような):catty
- ありえないこと(豚が空を飛ぶ時):when pig fly
- 食べ過ぎる:make a pig in a poke
- 物を良く見ないで買う:buy a pig in a poke
- インチキ商売:monkey business
- ふざける(動詞):monkey around
- 無用の長物:white elephant ※「white elephant sale」で不用品セールです。
- 見苦しいもの:elephant dance
- 気づいているが、あえて触れないタブー:the elephant in the room
- 厄介物:black sheep
- 鶏が先か卵が先かという問題:a chicken‐or‐egg question
- タヌキ寝入り:play possum ※「possum」はフクロネズミで、危険な時に死んだふりをします。
- ずる賢い(キツネのようにずるい):as sly as fox
- とても忙しい(蜂のように忙しい):as busy as a bee
- 泥酔して(スカンクのように酔っ払って):as drunk as a skunk
- とても頑健な(オス牛のように強い):as strong as an ox ※この表現は馬(horse)を使う場合もあります。
- ひどい病気(犬のように病気になる):as sick as a dog
- すごく変わりやすい(猫の目のように変わる):as changeable as a weathercock
- 目が見えない、盲目になる(こうもりのように盲目になる):as blind as a bat
- 静かで、おとなしい(ねずみのように静かで):as quiet as a mouse ※同じ意味で「as meek as a lamb(子羊)のようにおとなしい)」を使う場合もあります。
- 鳥のように自由で:as free as a bird
- 幸せで(貝のように幸せで):as happy as a clam ※貝が幸せかはわかりませんが、貝は殻に護らてることから安心して幸せであるというイメージがあるのかもしれません。
まとめ:「動物」の英語や関連表現は身近なものから覚えよう!
今回は、動物に関する英語をご紹介しました。
日本でもカタカナ英語として良く使われているものや、意外に知らない物など様々ありますね。
動物に関しては沢山あるので無理に全て覚えるのではなく、身近なものから覚えてみてください。お友達と動物の名前をどちらがたくさん言えるかゲームをしてみたり、工夫して楽しく覚えられるとよいでしょう。
動物に関する慣用句も、普段の会話で使えるものが多いですし表現も難しくないので是非覚えましょう。
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