海外からのお客様が増えていますが、「領収書」を英語で求められることもあるかも知れません。
また、海外へ旅行や仕事で行く場合に「領収書」を書いてほしい場合もあるでしょう。ビジネスシーンでは欠かせない表現の1つですね。
目次
「領収書」の英語
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「領収書」は英語で「receipt」です。
「receipt」の発音などは下記となります。
※発音ですが、「リシート」となります。また、「領収書」だけでなく、スーパーなどのお店のレジで発行される「レシート」も「receipt(リシート)」です。
「領収書」に関連する英語表現やフレーズ
「領収書を書く場合」と「領収書をもらう場合」の2つの場面についてどのような英語を使うのか確認してみましょう!
「領収書を書く場合」の英語
「領収書を書く」は「make out a receipt」(メイク・アウト・ア・リシート)です。
「書く」という意味の「write」を使って「write out a receipt」でもOKです。どちらかと言えば「make out」のほうが良く使われる表現です。また「make out」は小切手を書くときにも使う表現です。
「宛名」を聞く場合
あなたが従業員、またはお客様の場合も下記の様なフレーズはよく聞きます。
- 英語:Who do I make it out to?
- 日本語:「どなた様宛に書きますか?」
- 音声:
「上様」について
日本語では、宛名を特定させない時には「上様」と書きます。
英語では、この「上様」にあたるのが、「customer」(カスタマー)です。「お客様」という意味です。あえて、「customer」とせずに、空白にすることもあります。
「領収書をもらう」場合の英語
「領収書を下さい」は以下の表現などが一般的です。
- 英語:Could I have a receipt?
- 音声:
下記は更に丁寧な英語のフレーズです。
- 英語:May I have a receipt, please?
- 音声:
どちらを使ってもOKです。「Could I ~」の代わりに「Can I ~」を使ってもよいですが、丁寧で場面を選ばずに使えるのが「Could I ~」です。
「上様」と記載して欲しい場合は下記となります。
- 日本語:「上様とだけ記入していただけますか?」
- 英語:Could you put just “Customer” in the space for the customer’s name?
- 音声:
「領収書」の英語の書き方とフォーマット
英語で領収書を書く場合に必要な項目は、一般的に以下の項目が必要です。
- 「領収書のタイトル」:「領収書」のタイトルは「receipt」とします。
「~のレシート」とする場合は「receipt for~」でもOKです。その他にも「acknowledgment」「acquittance」「voucher」なども「領収書」や「受領書」という意味で使われる場合があるので、英語の「領収書」をもらう時のために知っておくと便利です。 - 「発行会社名」:発行する側の会社名は、日本語の「領収書」と同じように必要です。簡易的なものでなければ、住所や電話番号を記載しておいたほうがよいでしょう。住所は、英語では細かい番地などから先に書きます。東京都渋谷区等の場合は、「Shibuya, Tokyo」となり東京のほうが広い範囲なので後ろに書きます。
- 「発行日」:領収した日付も必要です。日付は、2016年11月16日の場合は「16th November, 2016」もしくは、「11/16/2016」が一般的な表記方法です。「年」の部分が、最後にくる点が日本語と違うので要注意です。尚、日付の書き方は『英語で日付の書き方|順序や4つのパターンを覚えるだけ!』で詳しく説明しています。そちらも参考にしてみてください。
- 「領収書番号」:「領収書」を何枚か発行したり、今後継続して発行する予定がある場合は領収書番号を記載すると、あとで「領収書」についてやりとりする場面があった場合に便利です。これは無くても「領収書」としては有効です。書き方は「No.」の後に番号を記載するだけでOKです。
- 「内訳」:領収書の内訳も記載しましょう。「~として」は「as ~」です。
- 「受領方法」:現金や小切手などの、お金の受領方法も記載します。現金は「Cash」、小切手は「Check」、郵便為替は「Money order」です。フォーマットとして作成して、何度も使う場合はチェックボックス形式で作ると便利です。
- 「サイン」:日本の「領収書」では受領の証として捺印します。しかし、欧米では印鑑の文化がなく、その代わりにサインを使います。サインの欄には「Signed by」と記載し、サインを書く部分に下線を引き、その線の上にサインを書きます。
- 「残高表示」:英語の「領収書」で独特なのが、「残高表示」です。次の3点を記載します。受け取るべき代金の総額 →「Total amount to be received」、実際に受け取った金額 →「Amount received」、残高 →「Balance Due」。この残高表示は、記載しなくても「領収書」としては有効です。
一般的な「領収書」はこれらが記載されていれば、「領収書」として成立します。
ただし、国や会社によっても求めるものが違う場合があるので、事前に必要な項目などを確認しておくとトラブルを防ぐことができます。
「アメリカでの領収書」
アメリカのレジがあるお店では、基本的に「レシート」以外の手書きの「領収書」は書いてもらえません。
「レシート」があれば、会社でも経費の証明となり清算することができます。
一部の個人経営でレジが無い小さな事業主の場合は、手書きで複製式の領収書を発行する場合があります。
まとめ:「領収書」の英語は基本を押さえておこう!
英語の「領収書」は基本的な項目と基本フレーズを押さえておきましょう。
詳細の書き方などは、相手によっても変わるので、臨機応変に対応することが大切です。アメリカなど欧米では、レシートを正式な領収書代わりにするお店も多いので、海外へ行く場合はその点も知っておきましょう。
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