予定がありますか?など、日常会話で、「予定」の英語は欠かせない表現の1つです。
相手に予定を聞く時、自分自身が相手に予定を伝える時など、様々なシチュエーションで使える英語です。
しかし、「予定」には様々な英語があるのをご存知でしょうか?
最後には、どれくらい「予定」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
「予定」を英語でなんて言う?
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「予定」の英語で、皆さまがすぐに頭に浮かぶのは「plan(プラン)」ではないでしょうか?
日本語でも使っていますし、代表的な英語です。
しかしながら、その使い方、また他の英語でも「予定」を表現する英語は多く存在します。
それぞれの英語の違いや使い方を見てみましょう。
英語の「plan」を使って「予定」を表現
「plan」は、動詞の「予定する(計画する)」と名詞の「予定(計画)」の両方で使える英単語です。
「plan」を使うシチュエーションは、何かしらの計画を立てている場合などに使われる「予定」の英語です。
- business plan:事業計画
- carry out a plan:計画を実行する
- plan for a trip:旅行計画
など、色々なケースで使えるとても便利な英語です。また、「floor plan(平面図)」として使われる場合もあります。
その他の「予定」の英語と違い
「plan」以外にも、多くの「予定」があります。
ここでは、英会話でもすぐに使える名詞と動詞をご紹介します。
それぞれの使い方や違いを確認してみましょう。
- program(名詞):既に予定されている行事などそのものを指します。
- schedule(名詞):予定表、時間割など日時などを指す場合によく使われます。動詞としても使えます。
- expect(動詞):~するつもり(予定)です。※~を予期する、~を期待するという意味でも使われます
- intend(動詞):~するつもりです。※planやexpectより強調した言い方となります
- arrange(動詞):予定が既にあり、準備をするという時に使う単語です。
- be動詞+going to+動詞:英会話でも頻繁に使われる、~するつもり(予定)です、となります。
- will+動詞:こちらも~するつもり(予定)となりますが、going toよりも不確定の場合に使われます。こちらに関しては後ほど詳しく説明します。
英語の文法|「予定」を表す構文は?
英文法において、「予定」を表す際にはいくつかの一般的な構文があります。
- Be Going To + 動詞の原形
「be going to」は、将来の意図や計画を表現するための構文です。通常、近い将来に予定されている行動や出来事に使用されます。
英語:I am going to attend the meeting tomorrow.
日本語:私は明日会議に出席する予定です。
- Will + 動詞の原形
「will」は未来の意思、決意、または予測を表現するのに使います。通常、即座の意思決定や未来の事象に対する予測に使用されます。
英語:They will discuss the project schedule this afternoon.
日本語:彼らは今日の午後、プロジェクトのスケジュールについて話し合う予定です。
- Present Continuous Tense(現在進行形)
現在進行形は通常、予定されている将来のイベントや予定されたアクションを表現するために使用されます。これは、通常の行動と同様に見なされる未来の出来事に対して使われます。
英語:We are meeting with the client at 2 PM.
日本語:私たちは午後2時にクライアントと会う予定です。
- Scheduled To + 動詞の原形
「scheduled to」は、公式な予定や計画を表現する際に使われます。特定の日時や期限が計画されている出来事に適しています。
英語:The team is scheduled to release the report by the end of the week.
日本語:チームは今週末までにレポートを公開する予定です。
- Plan To + 動詞の原形
「plan to」は個人の意思や計画を表現するのに適しています。
英語:She plans to finish the project by next month.
日本語:彼女は来月までにプロジェクトを終える予定です。
「予定している」を表現する「willとgoing to」の使い方と違い
ここでは特に口語の会話で頻繁に使われている「will」と「be動詞 going to」の違いを例文を見て確認してみましょう。
知っておくだけでも英会話の時に役立ちます。
それでは、「have lunch with CEO tomorrow(明日、CEOとランチをします)という文を「will」と「be動詞 going to」を使ってその違いを見てみましょう。
- 例文1.I will have lunch with CEO tomorrow.
- 例文2.I am going to have lunch with CEO tomorrow.
日本語では「~するでしょう・~の予定です」になりますが、英語では多少そのニュアンスが異なります。
例文1の「will」より、例文2の「be動詞 going to」の方がその確率(可能性)が高いニュアンスになります。
しかし、「I will definately have ~.」など「多分(ここではdefinately)」という副詞を使うことで、予定の確率を上げることもできます。
他にも「maybe」など会話には欠かせない表現もあります。『「多分(たぶん)」の英語|3つの基本英単語とその使い方』を参考にしてみて下さい。
「予定」の英語を使ってみよう!厳選フレーズ集
「予定する」や「予定」の英語だけ知っていても、英会話には限界があります。
よってここでは、「予定」の英語に関連するフレーズをご紹介します。
「予定」を使った基本の英語
先ずは基本のフレーズを押さえましょう!
- 予定がある(あります):have a plan ※「I’m not available.」という表現もあります。打ち合わせの時間を聞かれた時など、予定があり断る際に使えるフレーズです。
- 予定がない(ありません):否定形+have any(a) plan(または、have no plan) ※上記とは逆に、「OK」や「I’m available.(予定が空いています)」などで返答できます。
- 予定を空ける:keep(日付や曜日など)open ※「leave(日付など)open」のどちらでもOKです。「Kindly keep June 7th open for our meeting.」という使い方ができます。
英会話やビジネスで使える「予定」の英語フレーズ
次に、少し応用した形ですが、英会話やビジネス、またメールで頻繁に使われているフレーズを確認しましょう。
- 休み(夏休み、冬休み)の予定を考える:think about(of) a plan
- 今のところ〜の予定です:have a plan to(動詞の原形)for the time being ※「for the time being」は色々な場面で使える表現です。他に、currentlyやnowなどでも同様の意味になります
- 計画(予定)変更:a change of plan(a change of schedule) ※change a planやrescheduleで、予定を変更する、となります
- 予定が分かったら教えて下さい:Let me know when you find out(let me know when your schedule is fixed)などが良く使われます。 ※~の予定が無かったら教えてね、は「Let me know if you are free 〜(日付や曜日など)」という表現も英会話では役立ちます
- 明日、何か予定はありますか?:Are you free tomorrow? ※「Do you have a plan tomorrow?」よりもカジュアルに使えます。
- ~を予定しています:I’m plannning to ~. 「will」や「going to」も使えます。フォーマルの言い方は、「I’m scheduled to ~.」となります。
- 予定を合わせる:I adjust my schedule(plan) to yours.
- 予定が埋まっている(一杯・タイトです):I’m busy. ※「My schedule is very tight.」などでもOKです。
- ~の予定はいつですか?:「When do you plan to ~?」 ※「When are you going to ~?」でもOKです。
- 予定を伺う:ask for a schedule.
- 予定を前倒しする(繰り上げる):move up the schedule ※「move forward the schedule」でも同様です。予定より早いという場合は、「ahead of schedule」となります。
- 予定を後ろ倒しする(ずらす):push back the schedule ※延期する場合は「postpone」や「put off」を使います。
- 予定通りです:on schedule、または、as scheduled ※予定より遅いは、「behind schedule」となります。
- 予定を押させる:set up an appointment ※相手の打ち合わせの予定を押さえる時などに使えます。
- 予定は決まっていません(予定は未定):not yet decided. ※「Not yet confirmed」も同様で、返答の時に簡単に返答できます。
- 今週(今月・週末・夏休みなど)の予定は~です:I have a plan to ~ this week(this month/this weekend/during summer vacation).
- ~に参加予定です:I will attend ~ ※「I will attend the meeting.」などとなります。
- 予定を詰め込む:I have an ambitious schedule.
- 都合がいい:It is good for me. ※「I’m available on that day.(その日は都合がいいです)」でもOKです。
- (今週の)予定がはっきりしません:My schedule(this week) is still unclear.
- 予定をキャンセルします:I would like to cancel the appointment. ※打ち合わせの予定をキャンセルする時に使えるフレーズです。
- (本日の)彼の予定が分かりません:I’m not sure about his today’s schedule.
- ~の予定で大丈夫でしょうか?:Are you OK with ~? ※「Do you any problem with ~?」でもOKです。
- あなたの予定をアップデート(更新)して下さい:Please update your schedule.
その他にも、使える「予定」の英語表現があります。
- 予定表:scheduleやplan、programでOKです。 ※旅行予定表は、「itinerary」です。
- 出産予定日:expected date of birth ※(日付)に出産予定です、は「be動詞+expecting+on(日付)」となります。
- 納品(納入)予定日:estimated delivery date
- 入金予定日:expected date of deposit
- ~に結婚予定(です):We are going to get married on ~(日付など).」
- 予定営業時間:schedule open hours. ※「business hours」でも同様です。
- (工事など)予定のお知らせ:Notice of our schedule. ※「Notice of our plan」などとメールの件名にも使えます。
英語での予定の書き方・例文(スケジュールで略語なども活用)
英語で予定を書く練習には予定表、つまりスケジュール帳がベストですが、小さな枠には略語で入れられるように予定に関する略語を覚えておくと便利です。
「予定」に関連する英語の略語
メモする時や予定・スケジュールに書く時に使える定番の略語があります。
カジュアルなメールやチャット等で使えるものもあるので、覚えて置くと便利です。
- schedule(スケジュール):SKD
- and:n
- see:C
- for:4
- to:2
- at:@
- with:w/
- without:w/o
- between:bet.
- before:b4
- tonight:2nite
- after work(仕事の後):a/w
- weekend(週末):w/e
- because(なぜなら):b/c
- as soon as possible (大至急):ASAP
- double check(要確認):d/c
- boyfriend(彼氏):bf
- girlfriend(彼女):gf
- Birthday(誕生日):b-day
- homework(宿題):hw
- appointment(予約):app, appt
- meeting(会議):MTG
- meeting room(会議室):M.R.
- message(メッセージ):msg
- phone(電話):fone
- room(部屋):RM
- bank(銀行):B/K
- Estimated time of arrival(作業完了予定時刻):ETA ※本来の意味は「到着予定時刻」ですが、メモでは「作業完了予定時刻」の意味で使います。
- Work in progress(作業などが進行中):WIP
- deadline(締め切り日):D/L
「予定」に関連する英語の略語例
使い方の例は下記となります。
- meet w/ Tom @ 1 pm:トムと1時に会う
- Lunch w/ Jessica @ Chinese restaurant:ジェシカと中華料理屋でランチ
予定の英語|「TBD」って何?
予定に関する英語で、ビジネスシーンなどで「TBD」の略語が使われます。
“TBD” は “To Be Determined” の略で、直訳すると「決定されるべき」となります。これは、まだ確定されていない、または未定の意味を持ちます。特にビジネスやプロジェクト管理の文脈でよく使われます。
「TBD」の使い方例
なので、「未定」と伝えたい時に、以下のような形で使われます。
<スケジュールが未定>
英語:Details of the schedule are TBD.
日本語:スケジュールの詳細は未定です。
<次の会議の日程が未定>
英語:The date for the next project meeting is TBD. We are coordinating with team members for availability.
日本語:次回のプロジェクト会議の日程は未定です。チームメンバーとの調整中です。
<製品のリリースが未定>
英語:The official release date of the software update is TBD. We will provide updates as soon as the date is finalized.
日本語:ソフトウェアのアップデートの正式なリリース日は未定です。日程が確定次第、アップデートを提供します。
<プロジェクトのあるフェーズが未定>
英語:The timeline for the testing phase is still TBD. We are working on defining the milestones.
日本語:テストフェーズのタイムラインはまだ未定です。マイルストーンの定義に取り組んでいます。
このように、「TBD」はまだ確定されていない事柄や予定に使われ、確定次第情報を更新するための表現です。
ここでご紹介したのは一般的な略語ですが、自分オリジナルの略語を使ってももちろんOKです。
その他にも月や曜日など予定に使える略語は存在します。是非、『英語の略語一覧|メールやSNSで今すぐ使える厳選73個』の記事も参考にしてみて下さい。
打ち合わせの日時、会議の予定なども略語を活用して短く書くことがコツです。『スケジュールの英語|ビジネスでも活用!18例文と略語など』の記事をご確認ください。
まとめクイズ:「予定」の英語を使いこなせるようになろう!
ここでご紹介した通り、「予定」の英語は、「plan」だけではありません。
それぞれのシチュエーションによって使い分けましょう!
「plan」のように、1つの表現だけ覚えればいいのが英語ではなく、ニュアンスの違いがあるため、その他の表現も同時に覚えるのがベターです。
外国人の友達との会話や、海外旅行などで知り合った現地の人たちと会話をする時など、様々な場面で使ってみましょう!
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 「予定がある」の英語フレーズは?
- 予定表、時間割など日時などを指す場合の「予定」の英語は?
- 「平面図」の英語は?
- 「予定より遅い」の英語フレーズは?
- planやexpectより強調した「~するつもりです」の動詞は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「予定」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- have a plan
- schedule
- floor plan
- behind schedule
- intend
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