「証拠」を英語で表現できますか?
事件の証拠など「証拠」に関する表現は、毎日のニュースなどでもよく聞く表現で、知っておくと便利です。実際に使わないとしても、日常でよく耳にする表現の1つなので、リスニング力UPには役立つ英語です。
目次
「証拠」の英語
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「証拠」の英語は2種類あります。
先ずここでは、それからの単語と発音をみましょう!その後にその2つの違いなどを解説しています。
英語の「proof」で「証拠」を表現
最初の1個目の「証拠」の単語は「proof」です。
証拠の英語|「proof」の読み方(カタカナ)・発音
「proof」の読み方、発音は下記となります。
※発音のポイントは「f」の部分です。日本語の「フ」にならないように、シッカリと「f」の発音に気を付けましょう!【Fの発音が自然と上手くなる簡単な2つのコツ】の記事も参考にしてみて下さい。
また、「proof」は、「証拠」、「証明」、「品質を確認する試験」などの意味があります。
動詞の「(証拠などで)証明する」は「prove(プルーヴ)」を使います。日常会話での、「証明してみて!」を「Prove it!」という命令形でよく使います。
英語の「evidence」で「証拠」を表現
2つ目の「証拠」の英語は「evidence」です。
証拠の英語|「evidence」の読み方(カタカナ)・発音
「evidence」の読み方、発音は下記となります。
※発音のポイントは、「v」となります。【Vの発音を今すぐマスターできる簡単な2つの練習方法】の記事を参考にしてみましょう!
「evidence」は、「証拠」、「物証」、「証言」などの意味があります。
「証拠」を表現する英語の「proof」と「evidence」の違いとは?
上記ではそれぞれの単語と発音を確認して頂きましたが、「proof」と「evidence」はどちらも「証拠」という意味ですが、どのように使い分けるのでしょうか?
先ず、「proof」は「evidence」よりも決定的な「証拠」です。その「証拠」があることで、真実が確実に明らかになる場合に使います。
一方、「evidence」は、裁判などで事実を立証するための資料として提出される「証拠」に使うのが一般的です。「evidence」は事実を明らかにするためのものですが、これだけでは真実を証明できない場合もあります。
よって、ニュースや新聞などでも、「proof」が使われた時は、「絶対に紛れもない事実を証明できる証拠」というニュアンスで捉えて結構です。
「証拠」に関する英語フレーズや関連表現
「証拠を握る」、「証拠を明らかにする」など、様々な「証拠」に関する表現を英語で見てみましょう。
- 「証拠をあげる(挙げる)」:give evidence ※「adduce(アデュース)/提示する、挙げる)」でも同じ意味です。(
- 「証拠を握る」:obtain proof ※「obtain(オブテイン)」は「入手する」という動詞です。
- 「証拠を押さえる」:seize evidence ※「seize(シーズ)」は「握る」や「掴む」という英語です。
- 「証拠を捏造する」、「証拠をでっちあげる」:counterfeit an evidence ※「counterfeit(カウンターフィット)」は、「偽りを作り上げる」や「偽造する」と意味があります。
- 「証拠を探す」:seek proof ※「seek(シーク)」は「探す」という動詞です。「look for~(~を探す)」でも同じような意味になります。
- 「証拠を明らかにする」:reveal evidence ※「reveal(リヴィール)」は「暴露する」や「明らかにする」と言う意味があります。
- 「証拠固めをする」:gather evidence ※「gather(ギャザー)/集める」の代わりに、「collect(収集する)」を使ってもOKです。
- 「動かぬ証拠を突きつける」:offer pertinent proof ※「offer」は「提供する」、「また「pertinent(パーティネント)」は「適切な」という英語です。
- 「証拠を隠滅する」:destroy evidence ※「destroy(デストロイ)」は「駄目にする」、「完全に使えなくする」、「破壊する」という意味があります。
- 「証拠として採用する」:admit evidence ※「admit(アドミット)」は「認める」や「承諾する」という意味があります。
- 「証拠として提出する」:give in evidence ※「give in~」は「~を提出する」という熟語です。
- 「証拠を示す」:show evidence
- 「証拠に基づく」:evidence-based
- 「証拠がないこと」:absence of evidence ※「absence(アブセンス)」は「欠席する」という時にも使えます。
- 「不利な証拠」:damaging evidence ※「damage(ダメージ)」は「破損する」などの意味があります。
- 「証拠不十分」:lack of evidence ※「lack(ラック)」は「~が欠けている」という英語で様々な場面で使えます。
- 「証拠写真」:evidence photograph ※「photograph(フォトグラフ)」は「picture(写真)」と同じ意味です。
- 「証拠偽造」:faking evidnece ※「fake(フェイク)」は「偽造する」という動詞です。「証拠を捏造する(counterfeit an evidence)」と同様です。
- 「客観的証拠」:objective evidence ※「objective(オブジェクティヴ)」は「客観的」で、「subjective(サブジェクティブ)」に置き換えると、「主観的証拠」になります。
- 「状況証拠」:important evidence ※「important(インポータント)」は「重要」と言う意味です。
- 「証拠書類」:documentary evidence ※「documentary」は「書類の」という意味です。
- 「状況証拠」:circumstantial evidence ※「circumstantial(サーカムステンシャル)」は、「状況」、「事情」、「環境」の意味がある「circumstance(サーカムスタンス)」の形容詞形です。
- 「動かぬ証拠」:hard-and-fast evidence ※「hard-and-fast(ハード・アンド・ファースト)」は、「厳格な」、「ゆるぎない」と意味です。「証拠」以外にも「hard-and-fast conclusion(ゆるぎない結論)」、「hard-and-fast rule(厳格な規則)」、「hard-and-fast deadline(厳格な締め切り)」などがあります。
- 「証拠金」:deposit ※「deposit(デポジット)」は「保証金」として多くの場面で使われる単語です。
- 「論より証拠」:Example is better than precept. ※直訳すると「実例は教訓にまさる」で、日本語の「論より証拠」に近い英語のことわざです。「precept(プレセプト)」は「「教え・教訓」という英語です。この他に、「The proof of the pudding is in the eating.」も、「論より証拠」に近い意味があります。知識として、知っているだけでOKです。
- 「証言」:testimony(テスティモーニー)
- 「訴訟」:lawsuit(ロースート)
- 「判決」:judgment(ジャッジメント)
- 「判決を言い渡す」:deliver judgment ※「deliver(デリヴァー)」は「配達する」という意味でもよく使われます。
- 「裁判所」:court ※「court(コート)」は、テニス・コートの「court」としても使われます。
- 「裁判官」:judge ※「judge(ジャッジ)」は「判断する」や「判決を下す」という動としても使われます。
- 「弁護士」:lawyer(ロイヤー)
- 「証人」:witness(ウィットネス)
- 「事実無根の」、「根拠がない」:unfounded(アンファウンディッドゥ)
- 「完全犯罪」:perfect crime ※「perfect(パーフェクト)」は「完璧な」という形容詞です。
- 「潔白」:innocent ※「innocent(イノセント)」は「無罪の」という英語です。
- 「有罪」:guilty ※「guilty(ギルティー)」は「有罪になる(found guilty)」という時にも使える単語です。因みに、「無罪になる」は「found not guilty」という表現をします。
まとめ:「証拠」の英語は知っておくだけでも便利!
「証拠」はニュースなどで日々使われる表現なので、英語のニュースを見たり、英語の新聞を読む場合は知っておくだけでも、特にリスニングには役立ちます。
先ずは、「proof」と「evidence」のニュアンスの違いをしっかり理解しておくことが大切です。
関連表現は全て覚える必要はありませんが、確認して基本的なものだけでも意味がわかるようになると、ニュースなどで理解できる幅が広がります。
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