英語で「薬」を表現する時、「drug」(ドラッグ)か「medicine」(メディスン)の2つが思い浮かぶかもしれませんが、その違いをご存知ですか?
英語の会話でも頻繁に出てくるのがこの2つの英単語です。
また、「風邪薬(cold medicine)」や「胃薬(stomach medicine)」、「解熱剤(antipyretic)」などの表現を一緒に知っておくのがいでしょう。
また、『「病院」の英語|2つある表現と病気の症状や診療科の英語』の記事で紹介している病院関連の英語も時間のある時でも触れておくことで、海外旅行・海外出張などで病気にかかった場合に大変役立ちます。
最後には、どれくらい「薬」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
目次
「薬」は英語でなんて言う?
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先ずは、「drug」と「medichine」の発音を確認した後に、違いを明確にしましょう。
それぞれの読み方、発音、発音記号は下記です。
薬の英語|「drug」と「medicine」の違い
「drug」と「medicine」の違いを確認して下さい。
薬の英語|medicine
- 「medicine」:治療をする時に使う「薬」という意味です。お医者さんが処方する薬は、この「medicine」を使います。
medicine|単数形と複数形の使い分けは?
「Medicine」は単数形として使用される場合、一般的には薬や医学全般を指します。例えば、「I take medicine for my headache」(頭痛のために薬を飲んでいます)のように、特定の症状や状態に対する治療や予防のための薬を指します。
一方で、「medicines」と複数形になると、異なる種類の薬や医学的な物質を指す場合があります。例えば、「There are many different medicines available for allergies」(アレルギーのために利用可能なさまざまな薬があります)などです。
基本的に、「medicine」は不可算名詞であり、複数形を持たないこともあります。しかし、文脈によっては薬の種類や用途に応じて複数形を使うこともあります。
薬の英語|drug
- 「drug」:体にいいもの、悪いものも含めて使う薬が「drug」です。よって、「drug」は麻薬の代名詞のように使われるケースも多いです。学会や論文などフォーマル以外の、日常会話での「drug」は基本的に麻薬と認識していいでしょう。
「drug」は、単数形としても複数形としても使用できます。
「薬」に関連する英語一覧
症状による薬の種類とか関連英語を確認してみましょう。
症状別の「薬」の英語一覧
海外のドラッグストアーでも簡単に買えるものもあるので、覚えておくと便利です。
- 風邪薬:「cold medicine」
- 咳止め:「cough medicine」 ※「cough」は、咳、咳をする、という単語です。
- 解熱剤:「antipyretic(アンティパイレティク)」
- 目薬:「eye lotion」 ※「eye dropps」や「eyewash」でもOKです。
- 胃薬:「stomach medicine」
- 下痢止め:「medicine for diarrhea」 ※「diarrhea(ダイアリア)」は、下痢を指します。
- 痛み止め:「pain killer」 ※「pain」は、痛みを指し、それを「kill(止める、殺す)」ものという名詞です。
「薬」に関係する英語一覧
ここでは、「薬」の関連英語ををご紹介します。
- 飲み薬(内服薬):「medicine」
- 粉薬:「powder」
- 錠剤:「tablet」
- 丸薬:「pill」
- 塗り薬:「application」 ※申し込む、という名詞でも使われる単語です。
- 湿布:「compress」 ※温湿布は「hot compress」で、冷湿布「cold compress」となります。また「poultice」でも通じます。
- 座薬:「suppository」
- 漢方薬:「Chinese medicine」 ※「herbal medicine」でもOKです。
- 予防接種(インフルエンザなど):「vaccination」
- 薬代:「charge for medicine」
- 薬屋:アメリカでは「drugstore」、イギリスでは「pharmacy」という単語が使われます。
- 処方箋:「prescription」 ※動詞の「処方する」は「prescribe」です。
- 薬を飲む:「take a medicine」 ※丸薬を飲む、など薬の種類を明確にする場合は「take a pill」としてもOKです。
- 薬が効いている(効かない):「It is working.」 ※「work」は薬だけではなく、「作動している」「有効に働いている」など、様々なシーンで使うことが出来る大変便利な英単語です。
- 注射:「injection」
- 点滴:「intravenous drip」 ※単に「drip」や略した「IV drip」が会話で良く使われます。
まとめクイズ:英語で正しく「薬」を表現できれば安心!
特に海外旅行、海外出張や赴任などで心配なのが病気にかかった時の対応です。
健康のまま帰国できれば、それにこしたことは無いのですが、万が一の時に「薬」の英語を知っていれば少しは安心です。日本から離れる前などには、少しの時間でいいので、それらの英語に触れておくことをおススメします。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 一般的に「drug」は病気の治療で使う英語ですか?
- 「風邪薬」の英語は?
- 「点滴」の英語は?
- 「pain killer」は何の薬?
- 「錠剤」の英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「薬」に関する英語でもてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- いいえ。基本的には「medicine」を使います。
- cold medicine
- 「intravenous drip」、「drip」、「IV drip」
- 痛み止め
- tablet
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