米国公認会計士(USCPA)の資格取得を考えているけど、独学で勉強して合格できるのか気になっている方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、USCPA試験に独学で合格することは可能なのかについて解説し、USCPAの独学用テキスト、参考書、教材、難易度、勉強時間、予備校についてもあわせてご紹介します。
目次
米国公認会計士(USCPA)の資格は独学で取得できるのか?
結論から言うと、米国公認会計士(USCPA)試験は非常に難しいとされており、独学での合格は困難とされています。
しかし、独学での合格は不可能ではありません。以下は独学で合格するために考慮すべきことです。
「独学で合格できる能力があるか」の自己評価を行う
自己評価を行い、自分の弱点を把握して、それに合わせた計画を立てることが重要です。
自己評価を行うためには、過去の学業や仕事での経験、知識、スキルなどを考慮することが必要です。
独学に対するスケジュール管理
独学で勉強する場合、スケジュールの管理が非常に重要です。試験に合格するためには、適切な勉強時間を確保することが必要です。
独学の勉強方法
独学でも効果的な勉強方法を見つけることが重要です。
模擬試験を受けて自分の弱点を把握し、その弱点を克服するために勉強することが必要です。
独学の際の参考書
参考書を選ぶ際には、信頼性の高い出版社のものを選ぶことが重要です。
また、模擬試験を提供している参考書も選ぶことが望ましいです。
USCPA資格取得に必要な英語力
USCPA試験は英語で実施されるため、英語で書かれた問題と回答を含む膨大な量のテキストを読み理解し、英語で書かれた試験に合格する必要があります。
なお、USCPA試験合格に必要な英語力として、一般的にTOEIC800点以上の英語力を身につける必要があると言われます。
独学か予備校か迷っているなら
独学の方が費用面ではメリットがあるものの、難関資格のため、合格率や資格取得の手続きを考えると独学か予備校で迷う方もいるでしょう。
本気でUSCPAの資格取得を目指す場合、独学か予備校に通うかはしっかり検討しておくべきです。
予備校に関しては、『米国公認会計士|USCPA予備校を比較!一番おすすめは?』の記事で比較していますので参考にしていただきたいのですが、一番のおすすめは合格実績でもダントツでNO1の「アビタス」でした。
アビタスなら、無料資料請求やオンライン説明会も開催されていますので、独学と比較検討したり、合格法を知る上でも有益な情報を入手しておくといいでしょう。
USCPA|独学用テキスト、問題集、参考書、教材
USCPAのテキスト、問題集、参考書には、独学用の市販テキスト・教材と予備校や専門学校のテキスト・教材があります。
USCPA|独学用のテキスト、問題集、参考書
独学用として、市販の問題集やテキスト、参考書は以下のようなものがあります。
Wiley CPAexcel
Wiley CPAexcelは、USCPA試験の学習資料としてよく知られています。問題集、テキスト、解説動画などが含まれており、多くの受験者に利用されています。
Becker CPA Review
Becker CPA Reviewは、USCPA試験の学習資料としても人気が高く、高品質の問題集やテキスト、模擬試験などが含まれています。
Roger CPA Review
Roger CPA Reviewも、USCPA試験の学習資料として知られています。問題集、テキスト、解説動画、模擬試験などが含まれており、親しみやすいスタイルで知られています。
Gleim CPA Review
Gleim CPA Reviewは、USCPA試験の学習資料としても人気が高く、問題集、テキスト、解説動画、模擬試験などが含まれています。また、資格取得のサポートやアドバイスも提供しています。
これらの学習資料の中から、自分に合ったものを選ぶことが大切です。テキスト選びの際に、過去の受験者の口コミや評価なども参考にしてみましょう。
ちなみに、テキスト選びに迷った時は最も定番なのはWiley(ワイリー)の問題集となります。
USCPA|予備校・専門学校のテキストとその評判
USCPAの各社予備校の教材、参考書は以下のようなものがあります。
違いは、予備校オリジナル教材を使用しているか、提携先のテキストを使用しているかになります。
予備校 | テキスト | 言語 |
アビタス | オリジナル | 日本語+英語 |
TAC | Becker+オリジナル | Becker:英語 オリジナル:日本語 |
大原 | Roger | Roger:英語 レジュメ:日本語 |
プロアクティブ | オリジナル | 全て英語 |
アビタスのテキスト・教材
1000時間で全範囲カバー
アビタスのテキスト・教材は、日本のビジネスパーソンが短期合格するための完全オリジナル教材を開発し、提供しています。
アビタス内のUSCPAホルダーが、本試験や洋書を日々研究し、アップデートし続けているものになります。
アビタス教材の最大の特徴は、インプットとアウトプットの効率的な反復を可能にする「スモールユニット方式」です。
その結果、1,000時間で全試験範囲をカバーでき、忙しい社会人にも学習継続できるプログラムになっています。
効率的なインプットを実現する日本語解説、全問題動画解説あり
各トピックは、日本語に英語を併記する形で詳細な解説が加えられています。
この日本語を中心とした解説は、インプットを格段に効率化させ、図解も豊富に盛り込まれ、ポイントを一目でつかめるように工夫されています。
索引は日本語/英語の対訳形式となっており、単語帳としても活用できます。
また、「悩む時間」「調べる時間」を短縮させ、学習効率に直結させるために、アビタスでは全ての問題に「動画解説」が付いています。
アビタスはUSCPAのテキスト・教材で一番良い口コミが多いです。
TAC|Becker社とのコラボ教材
TACのテキストや問題集は、世界最大級の受験対策校のBecker社との連携によるコラボレーション教材になります。
TACのHPによると、日本語と英語併記のテキスト・問題集になっていて、基礎から合格レベルの知識を無理なく習得でき、「初学者の方がこれだけで合格できる」をコンセプトにしています。
日本語で丁寧かつ分かりやすい解説として参考書・辞書としても使用できるとのことです。
口コミではボリュームの多さで挫折者も
Beckerは、本場アメリカで成績優秀者の9割が使用している教材と言われています。
ただ、TACのテキスト・教材を使用した人の中には、テキスト・教材のボリュームが多いため、相性が悪い人もいるようです。
大原|Rogerテキストを使用
大原のテキスト・教材はRogerのテキストが使用されていて、全て英語となります。
ただし、英語力に不安がある人のために、講義内で出てくる難しい英単語や専門用語を和訳した「KEY TERMS」や、英語での理解が難しい問題の日本語解説など、各講義には日本語のレジュメがついています。
テキストの特徴として、過剰な情報を排除し、USCPA試験に合格するために必要な情報を正確に提供するように構成され、カラーで見やすくデザインされています。
プロアクティブ|全て英語のオリジナルテキスト
プロアクティブは、全て英語のオリジナルテキスト・教材を使用しています。
USCPAの本試験とのギャップをなくすために、英語のみのテキストを使用しているのですが、英語が苦手な人や日本語でUSCPAの知識を理解しながら進めたい人には不向きです。
ただし、テキストは英語ですが、講義自体は、バイリンガルでニューヨーク州公認会計士の佐々木洋和氏が日本語で授業を行います。
書き込み式によるテキスト
プロアクティブのテキストの特徴として、講義を聞きながら書き込みをしていくことです。
重点ポイントの解説のために例題が掲載され、講義を聴きながらキラーフレーズや仕訳を書き込みます。
以上、予備校4社のテキスト・教材を紹介しました。実際にUSCPAに合格して使用した人の声や口コミを見ると、合格率も圧倒的に多いアビタスの教材が評判が良いです。
米国公認会計士(USCPA)の独学に必要な勉強時間は?
次に、USCPAを独学で勉強する際、どのくらい時間がかかるのでしょうか?
以下は、一般的に予備校を活用しながら勉強した際の勉強時間となり、独学の場合、この1.5倍から2倍の労力や時間で換算しておくとよいでしょう。
USCPA合格に必要な勉強時間は約1000時間~1500時間
そんなUSCPA試験に合格するために必要な時間は、一般的に約1000時間または1000時間~1500時間位が目安となります。
USCPA合格|社会人の勉強時間、勉強期間
あくまで個人差はありますが、必要勉強時間が1000時間なので、単純に1日3時間勉強した場合は、約333日間かかる計算になり、約1年間の期間を要します。1500時間の場合は、約1年半の期間となります。
このレベルであれば、忙しい社会人が働きながら勉強する場合でも、気合いがあれば何とか実現可能な勉強時間を確保できると思います。
受験回数に制限がなく、社会人にも有利
また、『米国公認会計士は難しい?USCPAと簿記1級など難易度比較』の記事でも少し説明しましたが、毎年1回しかないような試験であれば、1発勝負の大学受験と同じで大変なのです。
ですが、USCPA試験の場合は、年間で受験日が選べて、受験回数に制限がないのでとてもチャンスが増える点が、独学で勉強する人にも忙しい社会人にも有利です。
試験実施回数と会場 | 米国公認会計士(USCPA) |
【年間】試験の実施回数 | ・年間で受験日が選べる ※テストセンター休業日除く ※受験回数の制限はないが、同一科目の再受験は結果発表後 ※受験科目を受ける順番も任意 |
試験会場 | 東京・大阪 |
なお、USCPAの受験資格に関しては、『【大卒/高卒】米国公認会計士(USCPA)の受験資格と各要件』を参考にしてください。
USCPAと公認会計士、簿記1級の勉強・学習時間比較
始めて勉強する方だと、この1000時間は他の資格と比べてどうなのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
同じように難しい試験と言われている「公認会計士」や「簿記1級」との一般的な勉強時間も比較してみました。
会計資格 | 必要な勉強時間 |
米国公認会計士(USCPA) | 約1000~1500時間 |
公認会計士 | 約4000時間 |
簿記1級 | 約600~2000時間 |
公認会計士の必要な勉強時間が一般的に約4000時間と言われますので、それに比べると、USCPAの勉強時間は公認会計士の4分の1または3分の1の時間数になります。
簿記の勉強時間は一般的に600~1000時間または800~2000時間と言われています。振れ幅が大きいですが、個人差はあるものの、米国公認会計士(USCPA)の勉強時間とある程度変わらない勉強時間数です。
ただし、USCPA試験は全て英語なので、英語が苦手な場合はまた必要な勉強時間も変わってくるかと思います。
米国公認会計士(USCPA)|科目別に必要な勉強時間と特徴
USCPAの試験は英語のコンピュータ試験です。テストセンターのコンピュータを使って解答する試験方式(CBT:Computer Based Testing)になります。
その試験科目は4科目です。
試験科目 | 試験時間 |
FAR:Financial Accounting and Reporting(財務会計) | 4時間 |
BEC:Business Environment and Concepts(ビジネス環境及び諸概念) | 4時間 |
AUD:Auditing and Attestation (監査及び証明業務) | 4時間 |
REG:Regulation (諸法規) | 4時間 |
USCPA科目別|FAR(財務会計)の勉強時間
USCPA試験の科目の一つがFAR(財務会計)です。
FAR(財務会計)とは
FAR(Financial Accounting and Reporting)とは、財務会計のことです。財務会計の中には、メインの企業会計のほか、政府会計、非営利組織会計があり、それらの知識が問われます。
FARの出題特徴
FAR問題の出題比率は、企業会計8割、政府会計と非営利組織会計が2割です。出題形式は、MC問題(4択問題)とTBS問題(総合問題)の2パターンに分かれ、全てが計算問題です。
FARに必要な勉強時間と期間
FARに必要な勉強時間は、400~700時間です。1日3時間勉強したとすると、約133~233日(4.4カ月~7.7カ月)位の勉強時間になります。
つまり、FARの勉強期間は「半年前後の期間」を目安にしましょう。
USCPA科目別|BEC(ビジネス環境及び諸概念)の勉強時間
次に、BEC(ビジネス環境及び諸概念)の勉強時間を見ていきます。
BEC(ビジネス環境及び諸概念)とは
まず、BEC(Business Environment and Concepts)とは、ビジネス環境及び諸概念のことです。
企業を取り巻くビジネス環境全般を取り扱う科目で、試験範囲は財務管理、管理会計、経済、ファイナンス、IT、コーポレートガバナンスなどです。
BECの出題特徴
その特徴は、MC問題(4択問題)とTBS問題(総合問題)に加え、WB問題(記述問題)が出題される点です。
BECに必要な勉強時間と期間
BECに必要な勉強時間は、約200~300時間(早い人も含む)と言われています。1日3時間勉強したとすると、約66~100日(2.2カ月~3.3カ月)位の勉強時間になります。
つまり、BECの勉強期間は「3カ月前後の期間」を目安にしましょう。
USCPA科目別|AUD(監査及び証明業務)の勉強時間
次に、AUD(監査及び証明業務)の勉強時間を見ていきます。
AUD(監査及び証明業務)とは
AUD(Audit and Attestation)とは、監査や証明業務に関する科目です。
AUDの出題特徴
出題の特徴は、メインは監査業務となり、監査・証明・レビュー業務が8割、職業倫理が2割となります。
出題形式はMC問題(4択問題)とTBS問題(総合問題)ですが、上述のFAR科目と違って、計算問題はほとんど出題されません。
AUDに必要な勉強時間と期間
AUDに必要な勉強時間は、これも個人差は色々ありますが、約240~400時間が目安となります。1日3時間勉強したとすると、約80~133日(2.6カ月~4.4カ月)位の勉強時間になります。
つまり、AUDの勉強期間は「3,4カ月前後の期間」を目安にしましょう。
USCPA科目別|REG(諸法規)の勉強時間
最後は、REG(諸法規)の勉強時間です。
REG(諸法規)とは
REG(Regulation)とは、法規に関する科目です。大きく税法とビジネス法の2つに分かれます。
REGの出題特徴
出題形式は、MC問題(4択問題)とTBS問題(総合問題)です。暗記やインプットする量が多い科目です。
REGに必要な勉強時間と期間
REGに必要な勉強時間は、これも個人差は色々ありますが、約240~380時間が目安となります。1日3時間勉強したとすると、約80~126日(2.6カ月~4.2カ月)位の勉強時間になります。
つまり、REGの勉強期間は「3,4カ月前後の期間」を目安にしましょう。
USCPA|科目ごとの勉強時間と期間まとめ
以上をまとめると、全体または各科目の勉強時間と期間(1日3時間計算)はこのようになります。
なお、あくまで目安であり、個人差があることをご了承ください。
科目 | 必要時間 | 期間(1日3時間の勉強) |
FARの勉強時間 | 400~700時間 | 約4.4~7.7カ月 |
BECの勉強時間 | 200~300時間 | 約2.2~3.3カ月 |
AUDの勉強時間 | 240~400時間 | 約2.6~4.4カ月 |
REGの勉強時間 | 240~380時間 | 約3~4カ月 |
USCPAトータル時間 | 1000~1500時間 | 約1年~1年半 |
USCPAを独学で取得する場合のメリット
このことを踏まえ、USCPAを独学で取得するメリットは以下のとおりです。
メリット1:費用・コストを最小限に抑えられる
USCPAを独学で取得する場合、一番のメリットは費用を抑えられることです。
通常、合格には専門的なテキストや試験対策コース、模擬試験やその他の教材など、多数の学習リソースを必要とします。
独学で勉強することで、テキスト代や受験費用のみとなり、これらのコストを最小限に抑えることができます。
メリット2:勉強時間、スケジュールを調整できる
独学で勉強する場合、自分のスケジュールに合わせて勉強時間を調整できて、自分の理解に基づいて勉強の進み方を調整できます。
よって、難しいトピックに時間をかけ、簡単なトピックは早めに進めることができるなど柔軟に対応することができます。
これにより、専門的な業務や他の責任を持っている人でも、勉強時間を確保しやすくなります。
USCPAを独学で取得する場合のデメリット
また、USCPAを独学で取得する場合のデメリットは以下のとおりです。
USCPAの試験合格率の低下
米国公認会計士試験は、非常に難易度が高く、合格率が低いことで知られています。
独学で勉強する場合、専門的な指導を受けることができず、試験対策に必要な知識やスキルを正確に把握することができない場合があります。
そのため、試験に合格する可能性が低下する可能性があります。
不十分なテキストや教材
独学で勉強する場合、自分でテキストや教材を選び、試験に必要な知識を自分で習得する必要があります。
しかし、市販の教材には正確性に欠けるものがある場合があり、適切な情報にアクセスできない場合があります。
日本語のテキスト・教材も市販されていない
また、USCPA試験の日本語のテキストや教材は市販されていません。
一般的に、USCPA試験も日本語で学習した方がより早く理解できて効率的なのですが、予備校で作られたオリジナル日本語のテキスト以外は市販されていないのが現状です。
また、オークションサイトなどで入手できたとしても最新版ではない場合があります。
よって、日本語版で効率よく勉強したい場合には、独学よりも予備校を活用した方が良いと言えます。
アカデミックな指導が不足
独学で勉強する場合、専門的な指導を受けることができないため、アカデミックな専門知識が不足する可能性があります。
また、指導者がいないため、質問や疑問点に対する回答を得ることが難しくなります。
精神的な負荷
独学で勉強する場合、学習や試験準備に必要な時間やエネルギーを自己管理する必要があります。
また、自分自身のモチベーションを維持する必要があるため、精神的な負荷が大きくなる場合があります。
英語での出願手続が難しい
独学の場合、USCPA受験では、学歴審査や単位認定、受験申込等の手続きを全て自分で英語で行う必要があります。
しかも、USCPA受験やライセンス取得に必要な単位は州によって異なり、事前にしっかり確認しておかないと、受験資格の要件を満たせなかったりする場合もあり、全て自分で英語で対応していくことになります。
一方、USCPAの予備校を活用すると、受験やライセンス取得に関して必要な情報やマニュアルを入手できて、受験の申込手続きなど、勉強以外のことに必要以上の時間を取られなくなります。
学位・単位要件も自分で調べる必要がある
USCPAの受験条件には「学位要件」「単位要件」の2つを満たす必要があります。
日本の大学を卒業している場合、単位不足が発生しているケースもあります。
その際、不足単位がある場合は、単位取得をしていくための調査、手続きなどのアクションを自力で行うことになります。
よって、特に独学で勉強しようとしている人で、学位・単位要件を満たしていない場合は、独学はあまりおすすめとは言えません。
USCPA受験への学位・単位要件を満たしていない場合
この場合、日本ではUSCPAの予備校で対応することができ、予備校が提携している大学で単位取得が可能となるケースがあります。
例えば、アビタスなら、「単位取得プログラム」によりUSCPAの学習と単位認定試験だけで会計29単位(11科目)・ビジネス24単位(8科目)が取得可能です。
単位要件を満たしていない場合には、予備校のほうが効率よく単位を取得できるでしょう。
独学の場合、USCPAに合格した後のライセンス手続きも大変
USCPAに合格した後も様々な手続きが必要です。
その際、独学の場合は、合格実績を他の州に移してライセンス登録を行うことや、会計単位やビジネス単位についての成績表の発行、倫理試験の実施、実務経験証明書の発行等を自分で行う必要があります。
よって、手続き方法を熟知していない人は、自力で行う場合にかなりのストレスが発生することが考えられます。
一方、予備校を活用した場合は、ライセンス取得手続きに関する情報を網羅したマニュアルを入手できて、自分で調べる時間を大幅に軽減することが可能になります。
まとめ 独学はメリットよりもデメリットの方が大きい
以上、USCPA試験を独学で取得する際の知っておくべき情報を解説しました。
このように独学では費用面などのメリットはあるものの、デメリットも大きいことがおわかりいただけたかと思います。
独学か予備校を活用するのかを検討している方は、一度、USCPAの予備校で試験対策のための情報を収集することもおすすめです。
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