「スペシャル・フィーチャー(special feature)」や「フィーチャリング(featuring)」など日本語としても使っているケースがドンドン多くなりました。
しかし、この「feature」ですが、正しい意味と使い方を知っている方は多くないのが現状です。
また、名詞での「function(機能)」や「characteristic(特徴)」との違い、動詞での意味を把握することで活用法が分かってきます。
目次
「feature」の発音とそのポイント
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「feature」の発音と発音記号は下記となります。
スペルが似ている「future(フューチャー・未来)」と間違える時があるので、書く時にも注意しましょう。
また「feature」の発音ポイントは、日本語には無い「f」の発音です。
上の前歯を乗せた下唇を前に弾くというコツがあるのですが、自信が無い方は、『Fの発音が自然と上手くなる簡単な2つのコツ』になるトレーニングを是非実践してみて下さい。
因みに、規則変化動詞なので、過去形・過去分詞は「featured」です。
動詞としての「feature」の意味と使い方・例文
さて、先ずは動詞の「feature」を、目的語(~を)を必要な他動詞と、必要がなくそれだけで意味が成り立つ自動詞に分けて見てみましょう。
2つの動詞の詳細や違いについては、『自動詞と他動詞の違いと2つの正しい見分け方・両方使える動詞一覧』の記事を参考にしてみて下さい。
他動詞の場合
- 呼び物にする・特集する・・・例文:He will be featured in the magazine.(その雑誌で特集されます) ※受け身で表現されることも多いです。
- 主演・主役にする・・・例文:The movie features a famous actor.(その映画は有名な俳優を主演にしています)
など、他にも「~の特色をなす」や「~を想像する」という意味もありますが、上記のような意味で使われるケースが多いですね。
自動詞の場合
自動詞のケースでは、「主演を演じる」という場合で使うことがほとんどです。
「He is featuring in the series.(彼はそのシリーズで主役を演じています)」など。
このように「featuring」と現在分詞(現在進行形)を使うこともあります。
名詞としての「feature」の意味と使い方・例文
主な意味と例文は下記となります。
- 顔立ち・容貌など・・・例:What I like about her feature is her nose.(彼女の顔立ちで好きなところは鼻です)※「Her best feature is her nose.」などでもOKです。
- 特徴・特色など・・・例:The main feature of the TV is the size of its screen.(そのテレビの主な特徴はスクリーンのサイズです)
- 機能・・・例:This product has no special feature at all.(この商品には特別な機能は付いていません)
など。
因みに、「feature phone(高機能の電話)」はガラケーも指します。また、「feature film」は長編動画、「feature article(特集記事)」などの表現もあります。
しかし、この「feature」ですが、類義語もありそのニュアンスの違いを知ることでネイティブ感覚が身に付きます。
ここでは「機能」と「特徴」の2つの場合の類義語との比較をみていきましょう。
機能:functionとfeatureの違い
類義語の「function」も同じ機能を意味するのですが、「feature」と何が違うのでしょうか?
- function・・・製品などが実践できること
- feature・・・製品がなどが既に持っているもの・備わっているもの
これだけ聞いても少し微妙ですね。
「feature」の場合は「機能」というよりも既に表で見えている・付いている特徴のニュアンスが強いですね。
下記がその例文です。
- One of the main functions is that you can control remotely.(主な機能の1つにリモートで操作できるというのがあります)
- These feature in the catalogue are not special.(カタログに載っている備え付けの機能は特別ではありません)
など。
特徴:characteristicsとfeatureの違い
「特徴」という意味がある「characterisc(s)」との比較も大切です。
- characteristics・・・本質・特色(内面的)
- feature・・・他にない素晴らしい特徴(外見的)
「feature」の場合は「機能」の時と同様に、「見た目」の特徴というニュアンスが強いです。
下記がその例文です。
- One of the Japan’s characteristics is their people who are polite and kind.(日本の特徴の一つは人で、礼儀正しくて優しいところです)
- The special feature is its color that I have never seen.(特別な特徴は今まで見たことがないその色合いです)
など。
『「特徴」の英語|8つの基本!表現やその使い方などを解説』の記事でも違いを解説しています。
まとめ:「feature」を正しく使えるとネイティブ感覚!
いかがでしたでしょうか?
特に名詞に関しては、他の単語の違いなどもあり、少しニュアンスが異なりますね。
その感覚が身に付けばまさに英語脳です。日本語でも同じでも、単語が違うだけで相手には違う意味で伝わることもあるので注意が必要です。
これは「feature」だけに限ったことではありませんが、常に類義語との比較をする癖を付けるといいかもしれません。