海外旅行ではお土産などの買い物も楽しみのひとつですよね。
海外では値切るのが当たり前の国や、海外の人には高く値段を提示するという国も少なくありません。
そんな時に必要になるのが、値切るためのフレーズです。
また、ビジネスでも価格交渉で値切る時は多いです。メールや口頭など様々な場面で使います。
目次
「値切る」の英語
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「値切る」は英語で「bargain」です。
「交渉する」、「駆け引きをする」という動詞としても使えます。
「bargain」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
発音のポイント:「バー」と伸ばす音は「r」が入っているので、舌を口の内側のどこにも付けずに発音します。
【bargainを使った表現】
- 「~を値切る」:bargain for ~
- 「これはお買い得です」:This is a bargain.
- 「特価」「特売価格」:bargain price
- 「特価品コーナー」:bargain counter
- 「~を安く買う」:buy at a good bargain
因みに、日本では安売り(品)をバーゲンという和製英語を使いますが、基本的には「sale(セール)」が正しい英語です。
値切ると同じニュアンスの「割引する」は英語で?
「値切る」の「bargain」とセットで覚えたいのが、「割り引く」という意味の「discount」です。
「discount」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
発音のポイント:日本語の「ディスカウント」とアクセントの位置が違うので要注意です。英語では「イ」の音にアクセントをつけて発音します。
「discount」は「割り引く」という動詞だけでなく、「割引」という名詞でも使えます。
【discountを使った表現】
- 「割引で買う」:buy at a discount
- 「10%引き」:10% discount
- 「現金値引き」:cash discount
- 「学生割引」:student discount
- 「割引クーポン」:discount coupon
- 「割引チケット」:discount ticket
- 「割引値札」:discount price tag
海外旅行やビジネスでも使える!「値切る」の英語フレーズ
ここでは、海外旅行の買い物でビジネスで値引き交渉をする時に使えるフレーズを確認しましょう。
値引きのフレーズとして多くの人が知っていのは「Discount, please.」や「Please give me a discount.」ではないでしょうか。
実はこの表現は実際の場面で使うと、少し唐突感や違和感がでてしまう表現です。
もう少し自然に割引交渉するフレーズをいくつか見てみましょう。
海外旅行で使える値切る際の英語フレーズ(買い物)
お土産などを買う時に役立つフレーズを先ずはご紹介します。
口頭などで直接相手に伝える丁寧なフレーズで値切る時の例文です。
- Could you give me a discount?/値引きしていただけませんか? ※シンプルに「割引してほしい」と伝える表現です。「5 percent discount」など割引率や割引額を入れることもできます。
- Could you make it a little cheaper?/少しお安くしていただけませんか? ※「make」はここでは「(価格を)~にする」という意味で使っています。「a little cheaper」のかわりに「half the price(半額)」などを入れてもOKです。
- Could you bring down the price?/安くしていただけませんか? ※「bring down」の元々の意味は、物などを「下ろす」「下げる」で、「価格」について使うと「安くする」という意味になります。
- Could I get a discount if I pay in cash?/現金で買うので安くしていただけませんか? ※クレジットカードで支払った場合、お店はカード会社に手数料を支払う必要がありますし、カード会社からの入金も後日になってしまいます。そのため、現金なら少し安くするという場合もあります。
- Can you knock down the price if I buy 10?/まとめて10個買うので安くしてくれる? ※「knock down」の元の意味は「殴り倒す」という意味で、そこから派生したカジュアルな口語表現です。
尚、「安くしてもらえませんか?」など値切る表現とあわせて知っておきたい「安い」の英語表現は、『4つある基本の「安い」の英語|対義語や関連フレーズも習得』で、様々な「安い」の英語、日常会話やビジネスでも値切る(価格交渉」際などにも使える表現も紹介しています。
ビジネスで使える値切る(価格交渉)英語フレーズ
基本的に「Could you ~?」の丁寧な言葉を使えばメールなどでも問題ありません。これは海外旅行でのお土産屋などでの値引き交渉の時と同様です。
後述でも説明しますが、下記のような間接的な表現をよく使います。
ビジネスの口頭・メールで値切る際のフレーズ例文
- 英語:It’s over our budget.
- 日本語:予算オーバーです。
ビジネスで値切ってもらった後のお礼のフレーズ例文
また、ビジネスではメールなどでも値引きしてもらったお礼をしますよね。
次のような簡潔な英文でも結構です。
- 英語:Thank you very much for a discount.
- 日本語:値引き大変ありがとうございます。
ビジネスで値切りを断る際のフレーズ例文
逆に、値引き交渉(価格交渉)をされて断る場合もあります。
次のような英文でも結構です。
- 英語:I’m afraid that we are unable to accpet your request for discout. ※「We are very sorry that~」とすると更に丁寧です。
- 日本語:大変恐縮ですが、値引き要求を受けることが出来ません。
間接的に値切る英語フレーズ(タクシー・ホテル・買い物など)
実際にお店で値切る時には、直接的に「安くしてほしい」と伝えるよりも、「とても素敵で買いたいのだけれど、予算が足りないんです」など間接てきに伝えたほうが効果的な場合も多いです。
ここでは、間接的に「安くしてほしい」という気持ちを伝えるフレーズをご紹介します。
特にタクシーやホテルなどを先ずは「いくらしますか?」という次のフレーズなどで質問した後に間接的な値引きをするのが一般的です。
値切る前に先ずは価格を確認する
これは上述のダイレクトに値切る時も同様です。
下記がフレーズの例文です。
- 買い物の時:May I know the price for this?/この価格を教えて頂けますか? ※「How much is this?」よりも丁寧な聞き方です。
- タクシーに乗る時:How much does it cost to get to ~?/~までの料金はいくらですか?
- ホテルに宿泊する時:How much is for two nights/2泊の料金はいくらですか?
間接的に値切る英語例文
- It’s too expensive./ 高すぎます。 ※値段が高すぎると伝えることで、安くしてほしいという気持ちを伝える表現です。相手が明らかに日本人価格、観光客価格で、高い値段を提示していると思える場合に使えます。
- It’s a little over my budget./少し予算オーバーです。 ※この表現も希望より値段が高いことを伝えて、値切るフレーズです。ビジネスだと「our budget」とすればOKです。
- I’ll look for other stores./他の店を見てみます。 ※お土産ショップや屋台が多く並んでいる場所で使える表現です。「他店へ行ってしまうなら、もう少し安くするからうちで買ってほしい」と安くしてくれる場合があります。ホテルの場合は「other hotels」、タクシーの場合は「for other taxies」などとします。
- I can’t afford it./払えません(予算オーバーで払うことができないというニュアンスです) ※ホテルでもタクシーでも使える表現です。
- I’ve seen this in other stores, they were selling it for $10/他店では10ドルで売っていました。※別の店で同じ商品が安く売られていた場合に使えるフレーズです。
まとめ:値引きや価格交渉の英語表現は海外では欠かせない!
海外で値切る様々なフレーズをご紹介しました。
値段交渉をする場合には、正しいフレーズを使うこと以上に相手(店員)としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。
日本語で値切る場合と同じように真っ先に値切るフレーズを使うのではなく、ちょっとした世間話や「この商品の色が好き!」「形が好み!」など商品を褒めたりして、相手との距離を縮めてから値段交渉をしてみましょう。
海外旅行では、店員さんとの世間話や値段交渉は、英語学習のとってもよい機会になります。それがビジネスでも応用が効くので、先ずは海外旅行で気軽にどんどんチャレンジしてみてくださいね。
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