「依頼」を英語で言えますか?
「業務依頼」、「見積もり依頼」などビジネスではとても良く使う表現ですが、英語では何と言ったらいいかわからないという人も多いと思います。
また、日常生活でも「依頼する(お願いする)」ことはありますね?
口頭だけではなく、メールやSNSなどで書いて依頼する場合も同様です。
その際はどのような英語で表現したらいいのでしょうか?
最後には、どれくらい「依頼」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、チャレンジしてみましょう!
目次
「依頼」の基本英語と発音
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「依頼」の名詞は、英語で「request」です。
日本語の「依頼」は様々な意味がありますが、「request」は「お願い事」や「頼みごと」という意味の「依頼」です。
「request」の発音と発音記号は下記となります。
※アクセントが後ろにあるので、「r」の発音同様に注意が必要です。
「依頼する」は英語で?
「依頼する」や「お願いする」という動詞の言い方をみてみましょう!
カジュアルな「依頼する」の英語の言い方
「(人)に~を依頼する」は「ask」(アスク)を使います。
下記の例文を見てみましょう。
【例文】
- 英語:My boss asked me to call a client.
- 日本語:上司はクライアントに電話するようにと私に依頼しました。
フォーマルな「依頼する」の英語の言い方
もちろん動詞形の「request」も使えますが、こちらはビジネスや公的な「依頼」など少しかしこまった場面で多く使われる表現です。
【例文】
- 英語:We decided to request it of Mr. Tanaka.
- 日本語:私たちは田中さんに依頼すると決めました。
※「request of ~」は「~に依頼する」という熟語です。
メールでも使える!丁寧に「依頼する」時の英語フレーズ
普段の生活でもビジネスでも、「~して頂けますでしょうか?」、「~していただけたら幸いです」など依頼することが多くありますよね。
ここでは、特にビジネスメールなどでも使える丁寧な「依頼」の表現をいくつか例文でご紹介します。仲のいい友達などの場合は、単純に命令形でも問題ございません。
英語の「Could you~?」や「Would you~?」を使って依頼する
「Could you ~?」(クッジュー)や「Would you ~?」(ウッジュー)は、依頼をする時につかえる便利なフレーズです。
【例文】
- 英語:Could you send us a quotation by Monday?
- 日本語:月曜日までに見積もりを送っていただけますか?
「~をよろしくお願いします」という場面でも使えますね。
『英語で「よろしくお願いします」|6つの場面で使い分ける!』も参考にしてみて下さい。
ありがとう!(ありがとうございます)の英語でも、依頼する場合のフレーズとして使えます。
「Could you ~?」と「Would you ~?」の違いは?
「could」は「can」の過去形で「できるかどうか」を聞いているのに対し、「would」は「will」の過去形で「~する意思があるかどうか」を聞いています。
例文の場合、見積もりが月曜日までに作成できるかは質問の時点ではわからない場合が多いので、「could」を使っています。
このような依頼の仕方は、一般的な会話では丁寧な言い方ですが、ビジネスでクライアントに依頼する場合や難題を頼む場合は、下記で紹介する「I would appreciate it if~.」のような、もう少し丁寧な言い方のほうがいい場合もあります。
英語の「Would you mind if~?」を使って依頼する
「Would you mind if I asked you ~?」のフレーズは丁寧な依頼の表現です。
「mind(マインド/~を気にする)」という動詞で聞いているので、直訳すると「~をお願いしたら気にされますか?」という意味です。
【例文】
- 英語:Would you mind if I asked you for an advice.
- 日本語:アドバイスをいただけますでしょうか?
※基本は「ask」は過去形にしますが、現在形でも口語的に問題はありません。
気にするかどうかを実際に聞いているわけではなく、「~していただくことは可能でしょうか?」くらいの意味で、遠まわしに聞いていて相手に断る余地を与えている表現です。
英語の「I would appreciate it if~.」を使って依頼する
「I would appreciate it if you could ~.」は、「~して頂けたらありがたいです」という意味でとても丁寧な依頼のフレーズです。
「appriciate(アプリーシエイト)」は「感謝する」という動詞です。
下記の例文は、メールの返信を依頼していますが、様々な依頼に使えます。
【例文】
- 英語:I would appreciate it if you could reply at your earliest convenience.
- 日本語:できるだけ早くお返事頂けますと幸いです。
このフレーズはメールで返信をお願いするときに使う決まり文句のひとつです。
メールの件名にもなる!「依頼」に関連する英語表現
「依頼」の関連表現を確認しましょう。
メールの件名にそのまま使える表現もあります。その場合は頭文字を大文字にして使って下さい。
『英語のビジネスメールの書き方|恥をかかない7つの注意点』でも解説しているので参考にしてみて下さい。
- 「見積もり依頼」:Request for Quotation ※「quotation(クオテーション)」は「見積もり(見積書)」です。
- 「調査の依頼」:Request for investigation
- 「依頼済み」:Already requested
- 「急な依頼」:sudden request ※「sudden(サドゥン)」は「突然の」の英語です。
- 「(弁護士などの」依頼人」:client(クライエント)
- 「業務依頼」:business order
- 「急ぎの依頼」:urgent request ※「urgent(アージェント)」は「急な」の英語です。
- 「なるべく早く」:ASAP ※「as soon as possible」の略です。
- 「依頼事項」:Request(s) ※依頼事項が複数ある場合は複数形にします。
まとめクイズ:様々な「依頼」の英語の言い方をマスター!
ビジネス以外の日常生活でも、人に依頼する場面はとても多いです。
丁寧な依頼の基本表現を覚えておくと便利です。
「Please」を使えば丁寧になると思ってしまいがちですが、使い方によっては相手が圧力を感じてしまったり、嫌みに感じてしまったりする場合もあります。
「Please」を多用するのではなく、ここで正しい丁寧な依頼のフレーズを覚えましょう。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- フォーマルな「依頼する」の英語は?
- 丁寧に依頼する「Would you( )if I asked you ~?」の( )に入る単語は?
- 「見積もり依頼」の英語は?
- カジュアルな「依頼する」の英語は?
- 「なるべく早く(お願いします)」の英語の略語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「依頼」に関する英語でもてこずりますよね。答えを確認してしっかりマスターしましょう!
【解答】
- request
- mind
- Request for Quotation
- ask
- ASAP
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