どんどん自動翻訳の機能が進化していますね。
英語、中国語、スペイン語など、多くの言語に対応しています。
私は英語の翻訳機能のことしか分かりませんが、約10年前に英語講師を始めたころと比較するとドンドン正確性が増している感じです。
特に音声翻訳機のポケトークなど、人気も出ているようです。AI技術もすごいですね。
しかし、音声翻訳機は本当に必要なのでしょうか?
香港に駐在して中国に毎週のように出張していたころ今ぐらいの精度の音声翻訳機があったら、町の中で食事をする時など、辞書は捨てて中国語はそれで話していたでしょうね・・・
でも、英語となると話は別です。
目次
英語の音声翻訳機はみんなに便利で必要?
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日本人はあまりにも英語が苦手で、めちゃくちゃ便利なように見えますが、外国人からしたらそうでもありません。
英語以外の自動翻訳機が便利だと感じています。
日本に観光などで訪日する外国人の多くが、すでに日本人が英語が得意じゃないことくらい分かっています。
実際、スイスに本部を置く、国際語学教育機関の「EFエデュケーション・ファースト」が発表した英語力ランキングによると、2019年時点で日本は世界53位と言う結果です。
アジアでも中国、韓国などの国より順位は低く、下位の位置にいます。
参考URL:世界最大の英語能力指数ランキング
だから、日本人には英語が通じないので、日本語になる翻訳機はめちゃくちゃ助かりますが、自分の母国語から英語になる自動翻訳機はあまり重宝されません。
ランキングにもあるような主要国は英語がある程度話せるから必要ないんですね。
私が海外旅行や出張などで、私のことをこんなに英語を話す日本人はあまり見たことがないという感じで少し日本人の英語力を小馬鹿にしている印象はあります。
英語の音声翻訳機のデメリット
広告などはいいことばかり、また外国人と音声翻訳機で話してる姿をイメージするといいですね。
英語があまり得意じゃない方には、メリットしかない感じがしますが、そこに落とし穴があります。ここでは、自動翻訳機を使う事でのデメリットを確認してみましょう。
会話のスピード感が無くなる
先ほどお伝えしたように、他の外国人は英語を話すことをさほど苦にしていません。
英語を母国語とするアメリカやイギリスなどは当たり前ですが、日本以外のアジア諸国、ヨーロッパ諸国などは全く英語を使うことに抵抗がありません。
特にビジネスでは、企業の多国籍化が進んでおり、色々な国の人たちと打合せなどがあるのですが、その中で日本人だけ音声の自動翻訳機を使っていたらおかしいですし、スピード感が無くなりますね。
これでは、ますます日本人の英語力を馬鹿にされてしまいます。
特にビジネスでは致命傷であり、そのような場面で翻訳機を使うのはおすすめしません。
間違えなく通じているのかが分からない
これも特にビジネスでは致命的になりますが、音声翻訳機が訳してくれた英文が合っているのか、間違えが分からないという場面が多発します。
日本語は複雑で、それを100%思った通りに翻訳してくれたのかは、英語が不得意であれば尚更わかりませんね。
いくらAIの技術が進歩しているといっても、100%間違えがないとは誰も言えません。
特に契約の場面で使うととても危険ということは容易に想像できますね。
もちろん、ビジネス以外でも相手に間違えなく正しく伝えたい時などに翻訳機を使うのはあまりおすすめしません。
では、音声翻訳機は絶対に使わない方がいいのでしょうか?
音声翻訳機(自動翻訳機)のおすすめ機種・アプリなど
音声翻訳機を使う適切なタイミングや場面はあります。
使い方を間違わなければ、最強のツールになります。
すぐに迫った海外旅行など、ビジネスには支障がない場合はいいですね。
私も75歳の母親には海外旅行に行くときには音声翻訳機をプレゼントしたいと思いますし、私自身も英語があまり通じなさそうな国に行く時などは、持参してその言語に訳してくれるようにしようと思います。
今では多くの企業が自動翻訳機を作っていますが、どの機種がいいのでしょうか?
私がおすすめする自動翻訳機は3つです。それぞれを見てみましょう。
POCKETALK(ポケトーク)
音声翻訳機として圧倒的なシェアを誇るのが「ポケトーク」です。
75言語に対応しているのは心強いですね。AI(人工知能)翻訳機として今後もドンドン進化していくでしょう。
公式サイト:https://pocketalk.jp/
Google翻訳アプリ
ビジネスの方の多くが使っているのが、「Google翻訳」ではないでしょうか?
『おすすめ英語翻訳|音声なども使った無料で正確なアプリ・サイト7選』でも紹介しており、サイトでも翻訳はできますが、アプリを入手しておくといざという時に便利です。
私も難しい単語を調べる時はまず「Google翻訳」を使います。無料ですし、長文の翻訳もドンドン精度が上がっていますね。
アプリのダウンロードサイトは下記です。
ili(イリー)
ネット接続が不要で、手軽で簡単に操作できるのが「イリー」です。
2020年現在、日本語、中国語、韓国語に絞っている、また、旅行に特化した辞書なども搭載されており、気軽に使える自動翻訳機です。
今後その他の言語も追加していく予定のようです。バッテリーも長持ちするので、小旅行では重宝しますね。
公式サイト:https://iamili.com/ja/
英語の音声翻訳機(自動翻訳機)を使った有効な勉強法
旅行など気軽に使うにはとても便利な翻訳機ですが、それ以外の使い道はないのでしょうか?
自動翻訳機に頼るだけではなく、それを使って英語力UPができれば一石二鳥ですね。
下記の勉強法は英語以外の言語でも使えるやり方ですので、是非参考にしてみて下さい。
自分が必要な英単語をすぐに覚える
自動翻訳機を使うという事は、あなたに必要な英語表現ということです。
それは、単純に名詞、形容詞、動詞などと単語帳で覚えるのとは「必要性」が違います。
その翻訳した単語だけで単語帳を作るとベターです。それが英文であれば、そのまま英文で覚えると英会話力も上がりますね。
次の時は、その表現で翻訳機を使わないようにすることで、ドンドン語彙力がアップしていきます。
通じているのか発音の練習になる
これは音声自動翻訳機ですが、どのテキストでもいいので、その英文を読み上げて翻訳してもらいましょう。
そのテキストの和訳と翻訳された和訳が一致したら、発音が通じているということです。
通常は日本語を入れて、英語の翻訳をすると思いますが、この勉強の場合は逆です。
あくまで、発音の練習という位置づけでトライしてみて下さい!
まとめ:音声翻訳機(自動翻訳機)は友達の位置づけ!
音声翻訳機(自動翻訳機)の進化は凄まじいです。
このAI技術などの恩恵を受けて、それを利用するのはとても素晴らし事です。
しかし、大切なのはその使い分けや使い方です。英語だけはなく他の言語習得を手伝ってくれるあたなの友達にもなってくれます。
全てを頼るという位置づけではなく、共に言語習得するという双方のやり取りで活用しましょう!