「スズメ(雀)」の涙を正しく発音できますか?
どうしても「つばめ」の英語と間違える方がいるのでその点は注意しましょう。
また、「雀の涙」などの慣用句・ことわざは英語ではどう表現するのでしょうか?
それと、ついでに他の鳥(カラス、つばめ、鳩など)の英語も押さえておくと英語力がアップしていきます。
「スズメ」の英語の発音・複数形・鳴き声など
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先ずは「スズメ」の英語である「sparrow」の正しい発音の仕方から見ていきましょう。
「sparrow」の発音と発音記号は下記となります。
「イエスズメ」は「house sparrow」と言います。
また、可算名詞(数えることができる名詞)なので、複数形は「sparrows(スパローズ)」となります。
「I saw some sparrows in the garden.」(庭で何羽かのスズメを見ました)、など。
「r」の発音は日本人が苦手なので、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』の記事での練習なども試してみて下さい。
スペルは「r」が2つ重なっているのでその点も留意しておきましょう。
「スズメがさえずりをしている」の英語は?
スズメが(チュンチュン)鳴いているの英語は、次の3つの動詞で表すことができます。
- chirp(チャープ):A sparrow is chirping.
- tweet(トゥイート):A sparrow is tweeting.
- twitter(トゥイッター):A sparrow is twittering.
どれも同じような表現となります。
SNSで「ツイッター」や「ツイートする・リツイート」などという言葉を使っていますが、正しい発音は上記のような「トゥイッター」や「トゥイート」ですので注意しましょう。
因みに、スズメを次のような英語で表現することもあります。
- a small bird
- a small garden bird
基本的に「小鳥」という表現でも問題ありません。「sparrow」という単語がとっに出た来なかったら上記のように表現してみましょう。
「雀の涙」などのことわざや関連英語も知っておこう!
さて、ここでは会話でも使える、また知っていると役立つ表現をみていきます。
雀の涙、他
さて、スズメ(雀)を使ったことわざと言えば、先ず頭に浮かぶのが「雀の涙」ではないでしょうか?
ほんのわずかな量(very littleなど)というのを表現できればいいのですが、英語にも「雀の涙」と同じ慣用句があります。
下記がその代表的な2つの言い方です。
- chicken feed(ひよこのエサ)
- a drop in the bucket(バケツの中の一滴)
イメージしやすいですね。
また、「sparrow」を使ったことわざで、「将来のもの(手に入るのが困難なもの)よりも確実なものが良い」というのがあります。
下記の2つの文がそれを表現しています。
- Better a sparrow in the hand than a pigeon on the roof.(屋根の上にいる鳩よりも手の中にいるスズメがよい)
- Better a sparrow now than a wild goose in the future.(直訳:将来のガチョウよりも今のスズメがよい)
これも何となく頭の中で描写できるのではないでしょうか?
このことわざを丸暗記する必要はありませんが、イメージで捉えることがとても大切です。
スズメ以外の鳥の英語
せっかくなので、「スズメ」以外の鳥の英語も触れておくといいですね。
下記がその例です。
- 烏(カラス):crow(発音:クロー)
- 燕(ツバメ):swallow(発音:スワロー)
- 鳩(ハト):pigeon(発音:ピジョン)
- 鶴(ツル):crane(発音:クレイン) ※『「鶴」を英語で表現|発音や折り紙などの関連英語もマスター』の記事も参考にしてみて下さい。
特にツバメとスズメを間違える方が多いので、その点は気を付けましょう。
ツバメ(燕)の写真は下記ですので、この機会に明確にしておくといいですね。
まとめ:「スズメ」の英語だけ覚えない!
単語だけを覚えても英会話では何の役にも立ちません。
単語帳を丸暗記しても英語が話せない人が多いのは、その発音や文の作り方を知らないからです。
今回の「sparrow」も同じで、それを使った英文を作れること、また正しい発音をすることがとても大切です。
また、関連英語も覚えることで語彙力も同時にアップできるので、いつもその心構えで英単語に触れるようにしましょう。