あなたはネイティブが話す英語で「R」と「L」をシッカリと聞き分けられていますか?
「R」と「L」と一文字違うだけでも意味が全く異なる単語になるのが、英語の特徴の一つでもあります。
下記がその例です。
など、他にもたくさん存在します。
「sとth(sinkとthink)」や「vとb(vaseとbase)」などのリスニングでの聞き分けも同様なのですが、文脈からその発音が「R」か「L」か予測することも可能ですが、それではリスニング力があるとは言い切れませんね。
その聞き分け能力を身に付けるには大きく分けて2つの方法があります。
- あなた自身が「R」と「L」の発音をマスターすることで聞き分け能力をUPする方法
- 「R」と「L」のリスニングして実際の音の違いを分かるようになる方法
目次
大人は「R」と「L」の音を聞き分けるのは不可能?
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さて、巷では次のような意見というか、研究結果もあるようです。
- 聞き分けができるよう能力は生後1年以内の赤ちゃんまで
- 小学生になるころには英語の聞き分け能力が無くなっている
など。
要するに「早ければ早いほどリスニング力が開花しやすい」ということです。また、これは何のトレーニングもせずに自然とその能力を身に付けるケースです。
これに私も異論は一切ありません。
では、大人は英語の聞き分け能力を身に付けるのは難しいのでしょうか?
いいえ、そういうことは一切ありません。
私もそうですが、社会人の生徒さんでもシッカリとリスニング力を身に付けた方は沢山います。
特に、日本語には「R」という発音が存在しません。よって、その「R」という音素の聞き取り能力が不要で、その能力を使っていないだけなのです。
大人は赤ちゃんのように自然とは難しいので、その能力を正しい方法で呼び起こします。それがこれからご紹介する2つの方法となります。
英語口を訓練して聞き分ける方法
リスニング力をUPするには、シャドーイングや音読と言って実際に声に出すやり方を推奨する場合もあります。
発音力(英語口)も身に付くので一石二鳥です。
例えば、「R」と「L」では次のような音の特徴があります。
- Light(ライト)・・・日本語のラの音に違いの聞き取れる
- Right(ゥライト)・・・頭に小さな「ゥ」が入るのが「R」の特徴です
この発音の特徴を真似するだけで、聞き分ける力は徐々についてくるのは事実です。
舌の動きや早口言葉や繰り返す発音するなどのトレーニング方法は、『RとLの発音がビックリするほど上達する簡単トレーニング』を参考にしてほしいのですが、では次のケースはどうなのでしょうか?
単語の頭にある「R(right, read, rainなど)」はマスターできたとしても、単語の中にある「R」の特徴を真似するのは結構難しいです。
「Glass(グラス)」と「Grass(草)」がその例です。
この発音練習をしたからといって、実は特徴が掴みづらいといった生徒さんが多かったのも事実です。
よって、実際に発音をして聞き分け能力を完全に開花させることが難しい方は、リスニング力そのものを開花させる必要があります。
因みに、イギリス英語は単語の後ろの「R(water, hereなど)」を発音しない(Non-rothic)が特徴ですが、単語の頭、単語の中の「R」はアメリカ英語と同様です。
英語耳を鍛えて聞き分ける方法
さて、英語口を鍛えるだけでは不十分だった方には、ここでの方法をおすすめします。
実際に聞き分けるリスニング力を身に付ける方法です。
早速ですが問題です。
例えば次の音声を聞いて、何単語目に「R」を含んだ単語があるでしょうか?
5単語を連続で発音します。
問題音声:
いかがでしたでしょうか?
音声を書き出すと、「play, play, pray, play, play」で、3番目です。
例えば「ウォーリーを探せ」という絵本がありますが、色々なものや、人物、色などがあると見つけづらいですよね。
しかし、ウォーリー以外の人物は全て同じ体形や顔で服も同じで同じ色の場合であれば、ウォーリーを見つけ出すことは簡単になりますね。
そうすることで、ウォーリーの特徴が鮮明にもなります。
つまり、ここでご紹介する練習は鮮明に分かるウォーリーを「R」に置き換えている聞き分けトレーニングということです。
下記の問題音声があるので、何単語目に「R」を含んだ単語があるのかを解答してみて下さい。
先ほどの問題音声のように、1問につき単語を5つ読み上げます。
答えは次です。
- 2番目:glass, grass, glass, glass, glass
- 4番目:collect, collect, collect, correct, collect
- 1番目:fry, fly, fly, fly, fly
色んなパターンの問題音声を自分自身で作ることもできます。
実際に発音して聞き分け能力を開花するという一つ目の方法で英語口を身に付けることで可能となります。是非、慣れてきたらトライしてみましょう!
おすすめアプリ「英語耳げー」で聞き分けテストをしてみよう!
さて、最後になりますが、アプリを使って聞き分けトレーニングを実践できるのでご紹介します。
「英語耳げー」というアプリで、無料で使えます。
スキマ時間に気軽に、「R」と「L」の聞き分けトレーニングができるのでおすすめです。
まとめ:「R」と「L」の聞き分けができるようになれば脱初級者!
いかがでしたでしょうか?
実際に発音する方法、聞き分け力に集中してリスニング力を身に付ける方法とありましたが、どちらでも構いません。
しかし、日本人が特に苦手としている「R」と「L」の聞き分けが出来るようになれば、自信が付いてきます。
リスニング力の1つ、聞き分けのコツを習得したことで、英語のリスニング力も発音も同時にドンドン上達していきます。
是非、今日から少しずつでもトレーニングを開始しましょう!