
英語で「ただいま」と「おかえり」を何というか知っていますか?
直訳で、「I’m home.(ただいま)」や「Welcome back(おかえり)」と決して表現しないでください。
日常生活では、ネイティブはそのような英語はほとんど使いません(ただし、イギリス英語圏内ではそのまま使う方もいます)。
実は、海外、特に英語圏では決まり文句はなく、日本の文化の1つだと思ってください。
日本語の「ただいま」は、「ただ今(只今)、帰りました」の略です。
一方で、「良く御無事で、お帰りなさいました」の略が、「おかえり」となります。
しかし、基本的には直訳はNGだと思って下さい。
最後には、どれくらい「ただいま」と「おかえり」の英語を理解したのかを試せる、「まとめクイズ」を用意していますので、是非チャレンジしてみましょう!
【目次】
1.「ただいま」を英語で表現してみる
2.「おかえり」を英語で表現してみる
3.「行ってきます」や「行ってらっしゃい」の英語はある?
・行ってきます
・行ってらっしゃい
まとめクイズ:普段の「ただいま」と「おかえり」の英語は気軽な挨拶で大丈夫!
1.「ただいま」を英語で表現してみる

普段の「ただいま」は、家に帰った時などに良く使う表現ですが、直訳の「I’m home.」や「I’m back.」という英語はネイティブは使いません。
例えば、「長い間留守」にした時の丁寧な表現(長期出張などからの帰国など)や家に帰ったけど「誰もいないの?」という時に限定されることが多いです。
※しかし、アメリカでは日常的には使いませんが、イギリス圏内では使う方もいます。
日常の中での「ただいま」は、下記のような簡単な表現をネイティブは良く使います。
- Hi.
- Hey.
- Hello.
などの簡単な挨拶でOKです。これは、アメリカ英語、イギリス英語ともに同様です。
また、ビジネスで営業先から会社に戻った時の「ただいま帰りました」でも同様です。
「ただいま」の英語での直訳はありませんので、このような気軽な挨拶のみで大丈夫です。
2.「おかえり」を英語で表現してみる
通常の生活の中での「おかえり」に、「Welcome back.」や「Welcome home.」のような英語は使いません。
「だだいま」と同様に、ビジネスでの出張や旅行など長い間家にいなかった相手に言う言葉です。
丁寧な日本語で表現すると「おかえりなさいませ」となります。友達などのメールなどでは「wb(welcome backの略)」を使って、カジュアルに「おかえり!」を表現することもあります。
また、怪我や病気などで学校を欠席していた学校の友達などに「Welcome back to school」と「to+名詞(場所)」として表現することもあります。
「Welcome back to Japan.(日本におかえり!)」など、久しぶりに日本に旅行やビジネスで来た相手に使えるフレーズです。
よって、普段の「おかえり」は、「今日はどうだった?」と聞くことでその役割を果たしています。
基本的には、「How was ~?」という構文を使うと思って下さい。
これらの表現は、SNSやチャットなどでもそのまま使えます。
下記がいくつかの例です。
- How was your day?/きょうはどうだった?
- Did you have fun?/楽しかった? ※スラング的に言うと「Had fun?」となります。
- How was your school?/学校どうだった?
- How was your work?/仕事はどうだった?
- How was your business trip?/出張どうでした?
- Had a good time?/楽しんだ? ※「Did you have a good time?」をカジュアルに短縮にしてスラング的に表現しています。
- What happened? You look tired./どうしたの?疲れてるみたい。
是非参考にしてみて下さい。
また、恋人同士や家族の子供には、文頭に「Hi,honey!(ハイ、ハニー)」などを付けて挨拶する表現も多いです。
3.「行ってきます」や「行ってらっしゃい」の英語はある?
「ただいま」や「おかえり」の挨拶のほかに、家や会社を出ていく時の挨拶はネイティブはどう表現しているのでしょうか?
通常の通学・通勤、または長期不在(旅行やビジネス出張など)のパターンがありますね。
これらの表現も直訳することは基本的にありませんので、よく使われるフレーズをそのまま暗記しても構いません。
行ってきます
その場所から離れる、相手と別れるというイメージの英文であればOKです。
- I’m leaving.:その場を出発しているイメージです。
- I’m going.:どこかに行こうとしている感じですね。
- I have to go.:「もう行かなくちゃ」で表現しています。
- I’m off.:その場から外に出るという表現です。
- See you later.:またね!という言葉で行ってきますを表現できます。
など。
行ってらっしゃい
相手を送り出す時の励ましなどのフレーズであればOKです。
- Take care.:「気を付けてね」、「お大事に」というパターンです。
- Have fun!:「楽しんで!」など、学校に行く子供や旅行に行く友人などにも使えます。
- Good luck!:直訳は「幸運を祈る!」となりますが、相手が今日が試験や大事な打合せなどがあると分かっている場合に使います。
- Have a good day!:基本的な挨拶の1つですね。「良い一日を!」という表現です。
など。
相手が「行ってきます」という時に「See you later!」や「Have a good day!」などを使ったら、「あなたもね!」という返事の「You, too.」を「行ってらっしゃい」の表現するといいでしょう。
まとめクイズ:普段の「ただいま」と「おかえり」の英語は気軽な挨拶で大丈夫!
メールやSNSなどで「ただいま」、「おかえり」を表現する時も口頭で言う場合と同じフレーズでOKです。
ここでご紹介したように、「ただいま」と「おかえり」は日本語から直訳して使えない英語の代表です。
使うシチューエーションも異なります。文化や習慣の違いなど海外ではさまざまです。
それぞれの特徴や表現を気にしながら旅行したりするのも面白いですね。
それでは、最後に次の問題を解いてみましょう!
【問題】
- 長い間留守にして久しぶりに帰ってきた時の「ただいま」の英語は?
- 普段の生活での「ただいま」の英語は?
- 出張や旅行など長い間家にいなかった時の「おかえり」の英語は?
- 普段の生活での「おかえり」の英語は?
- 長い間、風邪などで欠席していた生徒に対していう「おかえり」の英語は?
いかがでしたか?
今すぐ読んだ「ただいま」や「おかえり」に関する英語でも、多少はてこずりますよね。答えを確認して、徐々にでいいのしっかりマスターしましょう!
【解答】
- 「I’m home」、「I’m back」
- 「Hi」、「Hey」、「Hello」など。
- 「Welcome back」、「Welcome home」
- 「How was your day?」、「How was your school?」など。
- Welcome back to school
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