「誰かの役に立つ」や「役に立たない」など会話でも使いますよね。
学校などで教えられるのが「useful」ですが、ネイティブが使うのはそれだけではありません。
日本人の悪い癖で一つの表現をずーっと使う傾向があるのですが、それではいつまでたっても英会話力は付いていきません。
他の表現にも触れて、ニュアンスの違いを習得して積極的に使っていきましょう!
目次
「useful」と「use」を使った「役に立つ」の英語と例文
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先ずは形容詞の「useful」、名詞の「use」を使った表現をご紹介します。
「useful」
形容詞の「useful(ユースフル)」が、カジュアルでもビジネスでも一般的に多く使われます。
- This tool is very useful.(この道具はとても役に立ちます)
- It is useful to learn that.(それを学んでおくと役に立ちます) ※「useful to 動詞」で「(動詞)することは役立ちます」となります。
- This information is useful to us.(この情報は私たちにとって役立ちます) ※「useful to 名詞(代名詞など)」で「名詞(代名詞)にとって役に立ちます」となります。上記の動詞と使い方が多少異なるので留意してください。
また、この反対の「役に立たない」の単語は、「useless(ユースレス)」や「unuseful(アンユースフル)」の単語を使います。
「of use」
名詞の「use(ユース)」を使った言い方もあります。それが「of use」です。
これは「useful」と同じ意味だと思って下さい。また、「useful(口語的)」に比べて文語的な表現になります。
ここで注意したいのが動詞の「use(ユーズ・使う)」との違いです。名詞では「ユース」、動詞では「ユーズ」と濁音になります。
- It is of no use to anyone.(それは誰の役に立たない) ※否定形の形です。
- Is this machine of any use to us?(この機械は私たちの役に立ちますか? ※「any」がるので、「何かしら役に立つ?」というニュアンスが含まれています。
「helpful」と「help」を使った「役に立つ」の英語と例文
「useful」や「of use」と同じように使われるのが「help」とその派生語です。
「helpful」
この「helpful(ヘルプフル)」ですが、「useful」の違いは何なのでしょうか?
それは下記です。
- useful・・・ものが役に立つ
- helpful・・・人が役に立つ
しかしながら、これが絶対ではなく、「確実に手助けになる」という場合に「helpful」を使います。その場合はものでも「helpful」を使います。
- This is helpful for me.(これは私の役に立ちます・確実に手助けになります) ※「helpful for ~」という形になることが多いです。
- Thank you very much for your helpful advice.(役に立つアドバイスを本当にありがとうございます)
「of help」
名詞の「help」を使った表現もあります。
「of use」のような文語的、またフォーマル的ニュアンスで使えます。
- I cannot be of any help.(お役に立てずにすみません) ※ビジネスでもよく使う表現です。
- I want to be of your help.(あなたのお役に立ちたい) ※これもそのままフォーマル的に使える表現です。
- It can be of a lot of help to us.(それは私たちにとって多いな手助けになります) ※これは単純に「help」を使ったバージョンです。
「help」
動詞の「help」を使った表現もあります。
- His idea will help our company in the future.(彼のアイデアは将来我が社に役立つでしょう)
- It helps a lot.(それは大いに役立ちます)
「do」を「work」を使った「役に立つ」の英語と例文
ここでは「do」と「work」の動詞を使った、ネイティブの間でもカジュアルに使われる表現です。
「do」
「will do」と未来形で使うのが一般的で、それで十分です、というニュアンスが含まれます。
例えば、「That will do.(それで十分です・役立ちます)」という表現がありますが、 例えば、ちょうど必要な金額のお金を借りた時などに使います。
しかし、この「will do」ですが、「了解です(やります)」というシーンでも使うので留意しておきましょう。
「work」
「work(通常、働くという単語で使われることが多い)」ですが、機械などが機能して役に立つ、計画などが上手く遂行するという場合に使えます。
- This will work everywhere.(これはどこでも役立ちます)
- Your plan won’t work in yoru company.(あなたの計画は貴社では役に立たないでしょう)
その他の英語で「役に立つ」を表現と例文
これまでの単語以外でも様々な「役に立つ」を表現する英語があります。
ここではよく使う表現をいくつか厳選して紹介しています。
「handy」
便利で役に立つ場合につかうのが、「handy」です。「convenient」(コンヴィーニエント)も同様です。
- This computer is so handy.(このコンピューターはとても便利で役立ちます)
- This book comes in handy.(この本や便利で役立ちます) ※「come in handy」という形で言えるとかっこいいですね。
「good」
「good」は知らないうちに使っている「役に立つ」の一番カジュアルな表現ですね。
- This app is good!(このアプリいいね・役に立つね!)
- You have a good idea.(いい・役に立つアイデアだね!)
場面により使い分けることができる「good」は常に押さえておきたい表現ですね。
「valuable」
「valuable(ヴァリュアブル)」は「非常に価値がある(貴重な)」というニュアンスがある「役に立つ」です。
「この情報は彼らにとって貴重です(とても役に立ちます)」は「This information is valuable to them.」となります。
「beneficial」
「beneficial(ベネフィシャル)」は「有益で役立つ」というニュアンスの英語です。
確実に有益でプラスになる(あなたにとってとても役立つもの)という場合に使える表現です。
「To walk every day is beneficial to your health.(毎日歩くことはあなたの健康には有益・役立ちます)」などの例文です。
以上、今回ご紹介したように色々な表現で「役に立つ」を英語にできます。様々な英語に触れることでリスニングにも話す時にも役立つので(helpful)、是非覚えておきましょう!
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