
天気予報の「気温」や、身体の「体温」など、日常の様々な場面で使う「温度」ですが、英語で言えますか?
「温度」はアメリカなどの一部の英語圏と日本では、単位が違うので、海外旅行や留学で行く時はその温度差がどれくらいなのか知っておくと便利です。
また、「温度計」や「体温計」、「地球温暖化」や「最高(最低)気温」など、温度の関連表現は日常生活の中でよく出てくる言葉が多いので、あわせてチェックしてみましょう。
目次:
1.「温度」の英語と発音
2.「温度」や「気温」の英語で言い方・聞き方
3.英語の「温度」:摂氏と華氏の違い
3-1.温度の計算その1.「華氏から摂氏」への計算方法
3-2.温度の計算その2.「摂氏から華氏」への計算方式
4.「温度」に関連する英語表現
1.「温度」の英語と発音
温度は英語で「temperature」です。
「temperature」の発音と発音記号は下記となります。
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2.「温度」や「気温」の英語で言い方・聞き方
ここでは日常生活で使える「肯定文(~度です)」と「疑問文(~度ですか?)」での表現の仕方をみてみましょう!
2-1.英語の「肯定文」での「温度」の言い方
今現在の「温度」や「気温」を表現したい場合は、「It’s ~」の文を使えばOKです。
(例文)
「温度」の℃は「degree(s)ディグリー(ズ)」と読んで、「度」を表わします。この場合の発音は、「eighteen point five degrees」 です。小数点は「point(ポイント)」で表します。
「温度」には℃(摂氏:Celsius)と°F(華氏:Fahrenheit)があり、一部英語圏では「°F」を使います。
そのため、海外などで℃で言う場合「Celsius」をつけて、「degrees Celsius」としたほうが正確に伝わります。
摂氏と華氏の違いは、後ほど詳しく説明します。
2-2.英語の「疑問文」での「温度」の聞き方
気温を聞く表現は「What is ~ ?」や「How is ~ ?」の疑問文で聞きます。
(例文)
- What’s the temperature?:気温は何度ですか?
- How is the temperature?:気温はどうですか?
※数字を聞く疑問文ですが、How manyの疑問文は使わないので要注意です!
回答は、肯定文の「It is ~」の表現で答えればOKです。
3.英語の「温度」:摂氏と華氏の違い
アメリカなど一部の英語圏は華氏(Fahrenheit)を使い日本で使う摂氏(Celsius)と数値が全然違います。
「Fahrenheit(フェランハイト)」も「Celsius(セルシアス)」もこの温度を考案した学者の名前がつけられています。
摂氏は、氷点下で凍る境目の温度を0℃、沸騰する温度を100℃としていますが華氏は違います。
- 0℃→32°F
- 100℃→212°F
オーストラリアやニュージーランドは日本と同じ摂氏を使い、カナダやイギリスはどちらも使います。
3-1.温度の計算その1.「華氏から摂氏」への計算方法
計算式は下記となります。
(華氏の温度-32)÷1.8=摂氏の温度
例えば、80°Fを摂氏の温度に変換する場合は次の計算式です。
(80°F-32)÷1.8=約26.6℃
3-2.温度の計算その2.「摂氏から華氏」への計算方式
計算式は次の通りです。
(摂氏の温度×1.8)+32=華氏の温度
例えば、20℃を華氏の温度に変換する場合の計算式は下記です。
(20℃×1.8)+32=68°F
海外で生活するなど、差し迫った必要がなければ覚える必要はありません。「これくらいの差がある」と感覚的に知っていればOKです。海外旅行で病院にかかった際には大変役立つ表現です。
4.「温度」に関連する英語表現
「温度計」や「地球温暖化」など、温度の関連表現は色々あります。
日常生活でよく使う表現も多いので、基本の物は覚えておくと便利です。
- 温度の:thermal(サーモル) ※「熱の」としても使われます。
- 温度計:thermometer(サーモミター)
- 体温計:clinical thermometer(クリニカル・サーモミター) ※「thermometer」のみでも通じます。
- 体温:body temperature
- 水温:water temperature
- 気温:air temperature ※「air」を省略して、temperatureとすることが多いです。
- 最高気温:maximum temperature ※「the highest temperature」とも言います。
- 最低気温:minimum temperature ※「the lowest temperature」でもOKです。
- 温度差:temperature gradient ※「gradient(グレイディエント)」は「傾き・勾配」などの意味です。
- 温度を計る:measure temperature ※「measure(メジャー)」は「計る」です。
- 温度が下がる:fall in temperature, drop in temperature ※「fall(フォール)」は「落ちる」、「drop(ドロップ)」も「落とす」や「下がる」の英語です。前置詞の「in」は忘れないように!
- 温度が上がる:rise in temperature ※「rise(ライズ)」は「上昇する・上がる」です。
- 高い温度:high temperature
- 低い温度:low temperature
- 氷点:freezing point ※「freeze(フリーズ)」は「凍る」という意味です。
- 沸点:boiling point ※「boil(ボイル)」はお湯などを「沸かす」「沸騰させる」という意味です。
- 部屋の温度:room temperature
- 一定の温度:constant temperature ※「constant(コンスタント)」は「一定の」です。
- 最適温度:the optimum temperature ※「optimum(オプティマム)」は「最適・最適条件」です。
- 地球温暖化:global warming ※「global(グローバル)」は「地球の・世界の」、「warming(ウォーミング)」は「暖かくなること」です。「warm(暖かい・温める)」の名詞です。
- 温暖化した気候:warmer climate ※「climate(クライミット)」は「気候」です。
- 温室:greenhouse(グリーンハウス)
まとめ:「温度」に関する英語表現は基本を押さえるだけ!
「温度」の基本単語「temperature」は日常生活でよく出てくるので覚えておきたい表現ですね。
摂氏と華氏の違いは、覚える必要はないですがどれくらい違うのかなんとなく知っておくと便利です。
「温度が上がる」、「温度が下がる」、「室温」、「水温」など、温度に関する表現は日々の日常生活で使う表現も多いのであわせて覚えておきましょう!