天気予報の「気温」や、身体の「体温」など、日常の様々な場面で使う「温度」ですが、英語で言えますか?
後ほど詳しく解説しますが、欠かせない英語は下記となります。
- temperature(テンパラチュァー):温度 ※気温、体温、室温、水温でも使える単語です。
- degree(ディクリー):~度 ※通常は複数形の「degrees」となり、略語の「℃」か「°F」のどちらかの表記を使います。
「温度」はアメリカなどの一部の英語圏と日本では、上記のように摂氏(℃)と華氏(°F)と単位が違うので、海外旅行や留学で行く時はその温度差がどれくらいなのか知っておくと便利です。
また、「温度計」や「体温計」、「地球温暖化」や「最高(最低)気温」など、温度の関連表現は日常生活の中でよく出てくる言葉が多いので、あわせてチェックしてみましょう。
目次
「温度」の英語と発音・略・例文
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温度は英語で「temperature」です。
「temperature」の読み方(カタカナ)・発音
「temperature」の発音と発音記号は下記となります。
温度の英語|「temperature」の略は?
数えられない名詞(不可算名詞)で、略語は「temp.」となります。
気温・体温・室温・水温などは英語でなんて言う?
また、話していてそれが体温なのか、気温なのか、水温なのかなど分かる場合は、そのまま「temperature」のみで構いませんが、正確には次のような表現もあります。
念のために押さえておきましょう。
- 気温:air temperature
- 体温:body temperature
- 室温:room temperature
- 水温:water temperature
など。
「高熱」の英語は「temperature」でどう言う?
口語で、「I have a temperature.」という英文は「高熱です」という表現になります。
温度の英語|「temperature」を使った例文
また、次のような例文も押さえておきましょう。
- 温度を計ります:I measure the temperature ※「measure(メジャー)」は「計る」です。
- 温度が下がる:It falls in temperature, drop in temperature ※「The temperature drops/falls.」でも同様です。 「fall(フォール)」は「落ちる」、「drop(ドロップ)」も「落とす」や「下がる」の英語です。前置詞の「in」は忘れないように!
- 温度が上がる:It rises in temperature ※「The temperature rises.」でも同様です。「rise(ライズ)」は「上昇する・上がる」です。
- クーラーの温度を上げて(下げて)!:Turn up(down) the air conditioner. ※「Raise(Lower) the air conditioner.」などでもOKです。
など。
「温度」や「気温」の英語で質問の仕方・答え方
ここでは日常生活で使えると「疑問文(~度ですか?)」と「回答文(~度です)」での表現の仕方をみてみましょう!
英語で「温度」の質問の仕方
気温を聞く表現は「What is ~ ?」や「How is ~ ?」の疑問文で聞きます。
(例文)
- What’s the temperature?:気温は何度ですか?
- How is the temperature?:気温はどうですか?
相手が熱っぽいなどの状況の時は、そのまま「体温」を聞く時も使えます。
数字を聞く疑問文ですが、How manyの疑問文は使わないので要注意です!
英語で「温度」の答え方|「degree」(℃)を使った表現
上記のように、質問されたら「It’s ~」の文を使て答えればOKです。
(例文)
- 英語:It’s 18.5℃ now. ※数字ではなく「It’s high(hot).」や「It’s low(cold).」と答えてもOKです。
- 日本語:今は18.5℃です。
- 音声:
温度の英語|「degree」(℃)の読み方(カタカナ)・発音
「温度」の℃は「degree(s)ディグリー(ズ)」と読んで、「度」を表わします。この場合の発音は、「eighteen point five degrees」 です。小数点は「point(ポイント)」で表します。
温度の英語|CとFはどういう意味?
「温度」には℃(摂氏:Celsius)と°F(華氏:Fahrenheit)があり、一部英語圏では「°F」を使います。
そのため、海外などで℃で言う場合「Celsius」をつけて、「degrees Celsius」としたほうが正確に伝わります。
下記のように略語の表記を覚えておきましょう!
- degree(s) Celsius =℃
- degree(s) Fahrenheit =°F
摂氏と華氏の違いや計算式は、次で詳しく説明します。
温度の英語|摂氏(C)と華氏(F)の単位の違い
アメリカなど一部の英語圏は華氏(Fahrenheit)を使い日本で使う摂氏(Celsius)と数値が全然違います。
「Fahrenheit(フェランハイト)」も「Celsius(セルシアス)」もこの温度を考案した学者の名前がつけられています。
摂氏は、氷点下で凍る境目の温度を0℃、沸騰する温度を100℃としていますが華氏は違います。
- 0℃→32°F
- 100℃→212°F
オーストラリアやニュージーランドは日本と同じ摂氏を使い、カナダやイギリスはどちらも使います。
温度の計算その1.「華氏から摂氏」への計算方法
計算式は下記となります。
(華氏の温度-32)÷1.8=摂氏の温度
例えば、80°Fを摂氏の温度に変換する場合は次の計算式です。
(80°F-32)÷1.8=約26.6℃
温度の計算その2.「摂氏から華氏」への計算方式
計算式は次の通りです。
(摂氏の温度×1.8)+32=華氏の温度
例えば、20℃を華氏の温度に変換する場合の計算式は下記です。
(20℃×1.8)+32=68°F
海外で生活するなど、差し迫った必要がなければ覚える必要はありません。「これくらいの差がある」と感覚的に知っていればOKです。海外旅行で病院にかかった際には大変役立つ表現です。
「温度」に関連する英語表現
「温度計」や「地球温暖化」など、温度の関連表現は色々あります。
日常生活でよく使う表現も多いので、基本の物は覚えておくと便利です。
- 温度の:thermal(サーモル) ※「熱の」としても使われます。
- 温度計:thermometer(サーモミター)
- 体温計:clinical thermometer(クリニカル・サーモミター) ※「thermometer」のみでも通じます。
- 最高気温:maximum temperature ※「the highest temperature」とも言います。
- 最低気温:minimum temperature ※「the lowest temperature」でもOKです。
- 温度差:temperature gradient ※「gradient(グレイディエント)」は「傾き・勾配」などの意味です。
- 高い温度:high temperature
- 低い温度:low temperature
- 氷点:freezing point ※「freeze(フリーズ)」は「凍る」という意味です。
- 沸点:boiling point ※「boil(ボイル)」はお湯などを「沸かす」「沸騰させる」という意味です。
- 部屋の温度:room temperature
- 一定の温度:constant temperature ※「constant(コンスタント)」は「一定の」です。
- 最適温度:the optimum temperature ※「optimum(オプティマム)」は「最適・最適条件」です。
- 地球温暖化:global warming ※「global(グローバル)」は「地球の・世界の」、「warming(ウォーミング)」は「暖かくなること」です。「warm(暖かい・温める)」の名詞です。
- 温暖化した気候:warmer climate ※「climate(クライミット)」は「気候」です。
- 温室:greenhouse(グリーンハウス)
接頭語のThermo-は「温度」や「熱」を意味し、-meterは「はかり」、「~計」を意味します。
接頭語の「therm/thermo」は何を意味する?
上記で例に挙げた、「thermal(温度の)」や「thermometer(温度計・体温計)」にもある「therm(サーム)」と「thermo(サーモ)」ですが、何か意味がありそうですね。
何となくイメージが付きますね。どちらも「熱の」という意味がある接頭語となります。
因みに、「meter」は「計り」という意味を含みます。知識として押さえておくと英単語を覚える時にとても役立ちます。
まとめ:「温度」に関する英語表現は基本を押さえるだけ!
「温度」の基本単語「temperature」は日常生活でよく出てくるので覚えておきたい表現ですね。
摂氏と華氏の違いは、覚える必要はないですがどれくらい違うのかなんとなく知っておくと便利です。
「温度が上がる」、「温度が下がる」、「室温」、「水温」など、温度に関する表現は日々の日常生活で使う表現も多いのであわせて覚えておきましょう!
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