日本語でよく使う「まあまあ」という表現。
毎日の日常会話で頻繁に使う表現ですよね。
英語で「まあまあ」を表現する場合は、「Not bad(直訳:悪くない)」などがよく知られていますが、それだけではありません。
日本語に訳すと「まあまあ」となる表現でも、英語では微妙にニュアンスが違います。
目次
「まあまあ」を英語で表現する!フレーズ一覧
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日本語で「まあまあ」を説明すると、「すごく良くはないけれど、すごく悪いわけでもない(ある程度は満足できること)」となります。
もちろん、英語でも「まあまあ」にあたる表現がたくさんあります。
ここでは、基本的な表現を見てみましょう。
英語の「So-so.」で「まあまあ」を表現
「悪くはないよ」という意味です。「So-so.」の発音は「ソー・ソー」となります。
「まあまあ」の英語訳として良く知られている表現ですね。友達同士などで使うフランクな表現です。
日常英会話でよく使う日本人も多いですが、ネイティブはあまり使わない表現です。
「So-so.」を使う場合は、少し注意が必要です。
例えば、「How are you?」と聞かれて、「So-so.」と答えると「何かあったの?」「大丈夫?」と心配されてしまいます。
というのも、「So-so.」は「あまり良くないけど、直接的に悪いと言うのを避けている表現」だからです。
基本的に英語では、良い時は「良い」とはっきり言うので、「良い」と言えない「So-so.」は少しネガティブなニュアンスになってしまいます。
料理の味や、映画の感想を聞かれて「So-so.」と答えてしまうと、あまり好みではなかったという意味になってしまいます。
英語の「Not bad.」で「まあまあ」を表現
「悪くはない」、「普通」などの意味で、「まあまあ」の意味でよく使う表現です。
これも、フランクな口語表現です。
「Not bad.」は、「悪はないが、良くもない」という意味で少しネガティブな意味で使われることもあります。
しかし、使い方によっては「結構良い」や「とても良い」という意味にもなります。また、「謙遜」で使われることもあります。良い場合は少し語尾を上げて発音し、良くない場合は語尾を下げて発音するとニュアンスが伝わります。
「良くない」を強調したい場合は、「Not good.」を使います。
関連で以下の表現もあります。
- Not so bad.:まんざら悪くはない。
- Not too bad.:そんなに悪くはない。
- Not so good, not so bad.:ぼちぼち。
英語の「It’s okay.」で「まあまあ」を表現
「OK」と書くこともあります。
「問題ない」、「いいんじゃない」くらいのニュアンスです。
味や気分を聞かれて、これで答えると「悪くはない」という若干否定的なニュアンスが含まれます。
英語の「Can’t complain.」で「まあまあ」を表現
「I can’t complain.」の略です。直訳すると「私は文句を言えません」となります。
「complain(コンプレイン)」は「不平不満を言う」「愚痴をこぼす」です。直訳すると「不満は言えない」でつまり、「不満をいうほど(悪い状態)ではない」「まあまあ」となります。
一見すると、ネガティブな印象がありますが、「Not bad.」とも同じように、「順調」など結構良い場合いも使う表現です。
英語の「I’m all right.」で「まあまあ」を表現
「How are you?」などで、状態、気分を聞かれたときの返事で使える「まあまあ」です。
「I’m all right.」は、「大丈夫」とも訳される表現で、「最近どう?」、「元気?」と聞かれて、これで答えると少し良くないニュアンスが含まれますの使い方に注意が必要です。
英語の「Nothing special.」で「まあまあ」を表現
「What’s up?」(元気?)、「What’s happening?」(どう?)など、あいさつで聞かれたときによく使う「まあまあ」です。
「Nothing special.」を直訳すると「特別なことはない」で、つまり「まあまあ」となります。
似た表現で「Not much.」や「Nothing much.」も、良く使います。
「Same as usual.」も「いつもと同じ」、つまり特別なことはなく、「まあまあ」ですという表現になります。
英語の基本は「まあまあ」ではなくポジティブで答える!
「How are you?」など英語で状態、気分を聞かれたり、感想などを聞かれたりした時は、ポジティブで答えるのが原則です。
日本は「謙遜」の文化があり、曖昧にしたり、あえて少しネガティブな言い方をすることが多いですね。
しかし、英語では良い時は「良い」と褒めますし、好きなものは「好き」とはっきり言います。
日本語よりもポジティブな部分を強調する傾向があります。
そのため、「良い」や「好き」と言わない場合は、そうでない何かがあるのでは?と心配されてしまいます。
もちろん、「悪い」、「嫌い」の場合は言ってもいいのですが、「大丈夫?」、「どうしたの?」と聞かれるのでその先の答えを用意しておきましょう。
「まあまあ」となだめる時に使う英語は?
また、上記の意味合いとは違い、「まあまあ」というニュアンスで相手をなだめる時に使う英語表現として、以下があります。
- Well, well:
- 例文: Well, well, let’s not get too worked up about it.
- 和訳: まあまあ、それについてあまり神経質にならないでしょう。
- Okay, okay:
- 例文: Okay, okay, let’s not argue about it anymore.
- 和訳: まあまあ、もうこれ以上論争しないでしょう。
- Easy, easy:
- 例文: Easy, easy, we can find a solution together.
- 和訳: まあまあ、一緒に解決策を見つけられるよ。
これらの表現は、相手をなだめつつ緊張を和らげる際に使えます。適切な状況や相手によって選択する表現が異なる場合があります。
まとめ:英語の「まあまあ」は色々な言い方を覚えよう!
「まあまあ」は、使い方によって良くも悪くも取れる表現が多いので注意が必要です。
先ずはここでご紹介した表現を覚えることで、実際の会話や英文に触れながらニュアンスを掴んでいくぐらいでOKです。
『英語での挨拶|英会話やビジネスでも使える厳選10パターン』の記事にあるような質問に、特になにか「あまり良くない」と感じることがなければ、「まあまあ」というより、「元気だよ!」「気分は良いよ!」と答えることも覚えておきましょう!
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