
「断る」を英語で言えますか?
「断る」は英語で基本的に3つありますが、使い分けがちゃんと出来ている日本人は少なく、恥をかく場面も多い表現の1つです。
しかし、日常生活やビジネスなど様々な場面で「断る」場面はありますよね。
目次:
1.「断る」の基本英語と発音
1-1.英語の「refuse」で「断る」を表現
1-2.英語の「reject」で「断る」を表現
1-3.英語の「decline」で「断る」を表現
2.厳選!「断る」の英語フレーズ集
2-1.英語の「sorry」を使う「断る」フレーズ
2-2.英語の「afraid」を使う「断る」フレーズ
2-3.英語の「unfortunately」を使う「断る」フレーズ
2-4.英語の「I can’t make it.」を使う「断る」フレーズ
2-5.英語の「must decline」を使う「断る」フレーズ
2-6.英語の「I wish I could」を使う「断る」フレーズ
2-7.英語の「No way!」を使う「断る」フレーズ
1.「断る」の基本英語と発音
「断る」の英単語は主に3つです。
それぞれの発音と意味を確認しましょう。
1-1.英語の「refuse」で「断る」を表現
「refuse」の発音は下記となります。
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「断る」、「拒絶する」、「拒否する」等の意味があり、直接的かつ明確な「断り」です。
誰かから、誘われたり、招待されるなど、提案や依頼され時に「断る」場合に使います。
1-2.英語の「reject」で「断る」を表現
「reject」の発音は下記となります。
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「拒絶する」、「拒否する」、「受け付けない」と言う意味で、「refuse」よりもさらに強い否定ニュアンスがある表現です。「不合格」の意味もあります。
また、「reject」自体が少し形式ばった表現で、ビジネスや公的な「断り」に使うことも多い表現です。
名詞(断り)の「rejection(リジェクション)」もよく使う表現なので一緒に覚えておきましょう。「rejection」の意味は「却下」、「排除」、「拒絶」、「不認可」などです。
1-3.英語の「decline」で「断る」を表現
「decline」の発音は下記となります。
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丁寧な「断り」です。「辞退する」や「断る」などの意味です。
「下を向く」や「減退する」などの意味もあり、柔らかい「断り」です。そのため、誰かからの依頼や提案を丁寧に(恐縮して)「断る」場合に多く使う表現です。
2.厳選!「断る」の英語フレーズ集
英語では断るフレーズがたくさんあります。良く使うものを見てみましょう。
2-1.英語の「sorry」を使う「断る」フレーズ
- 英語:I’m sorry but ….
- 日本語:ごめんなさい。でも~。
「断る」フレーズでまず初めに知っておきたいのがこのフレーズです。様々な場面で使うことができます。
「but」の後ろは、「I can’t~(~出来ません)」など否定の文が来ることが多いです。
まず初めに「ごめんなさい」と謝って、断る内容を伝えます。シンプルですが、すごくよく使う表現です。
2-2.英語の「afraid」を使う「断る」フレーズ
- 英語:I’m afraid ….
- 日本語:残念ながら~。
「afraid of ~(アフレイド・オヴ)」は「~が怖い」ですが、ここでは「恐れながら」や「恐れ多くも」の意味合いで使っています。日本語で「恐れながら」とすると、すごくかしこまった表現ですが、英語の「afraid」はもう少し軽い意味でも使えます。
誘いに対する「断り」だけでなく、「在庫が無い」などサービスが提供できない場合の「断り」でも使える表現です。
「I’m afraid not.」というフレーズのみで「出来ません」という断りの表現で使うことも多々あります。
2-3.英語の「unfortunately」を使う「断る」フレーズ
- 英語:Unfortunately, ….
- 日本語:あいにく~。
「unfortunately(アンフォーチュニットリー)」は「不運にも」や「不幸にも」という意味があります。断る場合のフレーズでは、「残念ながら」や「あいにく」と訳されます。
「既に用事が入ってしまっている」など自分の意思とは関係ないことが原因で、断らなければならない時に使います。「本来であれば、断りたくなかったのだけれど」という意思が伝わる丁寧な断り方です。
2-4.英語の「I can’t make it.」を使う「断る」フレーズ
- 英語: I can’t make it.
- 日本語:行けません。
「make it」は「都合がつく」「時間通りに到着する」という意味です。「can’t make it」は「都合がつかない」、「行けない」という意味です。
「can’t go」と意味としては同じですが、直接的に「行かない」と言うと失礼なので、「行く気はあるが、行くことができない」という意味で「can’t make it」を使います。
このフレーズの前に、上で紹介した「I’m sorry ….」など、お詫びのフレーズを入れるのが一般的です。
2-5.英語の「must decline」を使う「断る」フレーズ
- 英語: I must decline~.
- 日本語:~をお断りしなくてはなりません。
ビジネスで丁寧に断る場合に使えるフレーズです。「must」が「~しなければならない」なので、これを使うことで「本当はそうしたくないんだけれど…」という気持ちを表すことができます。「have to decline」よりも強い表現です。
その上で丁寧な断り方で使う「decline」を使っているので、とても丁寧に断る気持ちが伝わる表現です。
2-6.英語の「I wish I could 」を使う「断る」フレーズ
- 英語:I wish I could help you, but ….
- 日本語:お手伝いしたいのはやまやまなのですが、
「I wish I could ~」は「~できたらよかったのに」という意味で、実際には出来ないことに使う表現で、とても丁寧な断り方です。
「but」の後ろには理由を入れます。また、「help」以外の動詞を入れて断ることもできます。例えば、「I wish I could stay longer, but I have to go.(もう少しいたいのですが、行かなくてはなりません。)」のような感じです。
2-7.英語の「No way! 」を使う「断る」フレーズ
- 英語:No way!
- 日本語:ありえない!
「絶対無理!」、「100%ありえない」、「信じられない」くらいの強い「断り」です。友達同士などで使えるカジュアルな表現です。
「断る」以外でも、「まじで?」や「嘘でしょ?」などの意味でも使える表現です。
3.「断る」に関連する英語
「断る」に関連する表現を確認しましょう。
- 「招待」:invitation(インヴィテーション)
- 「招待状」:invitation card(letter) ※「invitation」の一語でも「招待状」の意味で使えます。
- 「申し出」:offer ※日本語でも「オファー」と言いますね。
- 「提案」:suggestion(サジュスチョン) ※動詞の「suggest(提案する)」もよく使います。
- 「謝罪」:apology(アポロジー) ※動詞の「謝罪する」は「apologize」となります。
- 「謝罪要求」:demands for an apology ※「demand(ディマンド)」は「要求・需要」などと訳します。
- 「依頼」:request(リクエスト)
- 「交際」:court(または、date)※「court(コート)」は、男女の「交際」です。
まとめ:「断る」の英語表現はハッキリと!
大切なことは相手を気遣いながらもはっきり「No」を伝えることです。
特に、ビジネスでは後でトラブルにならないように、明確に断りましょう。
断る時は、単に「できない」だけでなく、その理由も伝えて、本当は「行きたかった」「お手伝いしたかった」などフォローを入れましょう。
特にビジネスでは、さらに代案なども提案できるとさらに良いでしょう。