「体の~が痛い」や「痛みを和らげる」など、「痛い」の種類は多く存在します。
それらを英語では何と表現するのでしょうか?
また、日本語にある「痛いところをつく」や「痛い痛いの飛んでいけ!」など独特の表現も英語にはあるのでしょうか?
それと日本語独特の「ヒリヒリ・ズキズキ痛い」などの表現はどのように英語で言えば言いのでしょうか?
目次
「痛い」の英語とその種類(名詞・形容詞・動詞)
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「痛い」の英語は1つだけではありません。
また、会話で使える「痛い」に関係するフレーズも習得しましょう!
「~が痛い」の4つの基本英語と読み方(発音)
「~が痛い」の英語でネイティブが良く使う表現は下記の4つです。
「pain」、「hurt」、「ache」、「sore」をそれぞれ見てみましょう!
その1.「pain(ペイン)」の名詞・形容詞・例文
I have a pain in ~:「pain(ペイン)」は「痛み」の名詞になります。直訳すると「私は~に痛みがあります」となります。
例えば、膝(ひざ)が痛い場合は、「I have a pain in my knee.」となります。両ひざが痛い場合は、「knees(ニーズ)」になります。また、形容詞の「painful」を使って、「I have a painful knee.」でも同様になります。
その2.「hurt(ハート)」の動詞・形容詞・例文
~ hurts:「hurt(ハート)」は「痛める」という動詞です。「~を痛めている」という意味で、「痛い」を表現します。上記と一緒で、膝が痛い場合は、「My knee hurts.」になります。
または形容詞で「I have a hurt knee.」としてもOKです。
「heart(心)」と「hurt(痛める・痛い)」の発音の違い
また、「heart(ハート・心)」との発音の違いは「hurt」は口をあまり開けずに「r」を意識して言うのに対して、「heart」は日本語のハートのように口を開けるのが違いでコツとなります。
その3.「ache(エイク)」の名詞・動詞・例文
~ is aching.:「ache(エイク)」は痛みという名詞でよく体の部位と一緒に使わえることが多いですが、動詞としても「痛む」という意味で使われます。「My knees is(has been)aching.」などの表現になります。
「ache(エイク)」の発音
「ache」は /eɪk/ と音声記号で表現され、発音は「エイク」に近いです。最初の音は「エー」のような発音で、次に「ク」の音が続きます。
その4.「sore」の形容詞・例文
その4.I have a sore ~.:または「My back is sore.」という形容詞として使われるケースが多いです。
「痛い」の英語|pain・hurt・ache・soreの違いは?
しかし、これらの4つの違いは何なのでしょうか?
「pain」「hurt」「ache」「sore」の違いがわからないと、どのような場面でどの単語を使えばいいか迷いますよね。
会話の中では厳密に考えなくてもいいのですが、下記のような違いがありますので参考にしてみましょう。
- 「pain」:急な痛みなどの時によく使います。しかし、痛み全体を指す一番一般的な表現です。
- 「hurt」:傷つけられた痛みとなります。つまずいた、など原因が分かっている時にも使います。
- 「ache」:長引いている、慢性的な場合などに使います。動詞で使う場合は、「My right hand has been aching.」など現在進行形で使う場合が多いです。
- 「sore」:触れると痛いという感じになります。
また、口語の比喩的表現で、「体の部位+ is(are) killing me!」という表現もあります。殺されるくらい痛い!というのもあるので押さえておきましょう!
「痛い」の関連英語表現やフレーズ
「痛み」や「痛い」のフレーズをピックアップしました。
- 「痛み止め」:pain killer
- 「(痛みを)和らげる」:relieve(リリーヴ) ※「ease(イーズ)」、「lessen(レスン)」、「comfort(コンフォート)」や「alleviate(アリーヴィエイト)」などの動詞の英単語でもOKです。
- 「ひどい痛み(激痛)」:sever pain(シヴィアー・ペイン) ※「bad pain」や「terrible pain」でもOKです。「急性」は「acute(アキュート/激痛の時にも使える単語です)」、「慢性」は、「chronic(クロニック)」になります。
- 「心が痛い(痛む)」:My heart aches ※「I feel sad(私は悲しい)」という英語でもOKです。「ache(エイク)」は体や傷の痛みにも使える単語です。
- 「痛いところ(弱点)」:weak points ※「痛いところをつく」の英語は「hit home」という表現があり、胸にぐっとくるという時にも使える表現です。
会話に役立つ!体の部位の「痛い」を英語で表現
「体の~が痛い」というのは、日常生活の中で使ったり、聞いたりしますね。
また、日本語の「痛いの痛いの飛んでいけ!」は英語であるのでしょうか?
- 「頭が痛い(頭痛)」:have a headache
- 「歯が痛い(歯痛)」:have a toothache ※虫歯が痛いという時にも使えます。
- 「お腹が痛い(腹痛)」:have a stomachache
- 「腰が痛い(腰痛)」:have a backache ※「back pain」も使います。
- 「筋肉が痛い(筋肉痛)」:have a sore muscle ※「muscle pain」でもOKです。「sore(ソアー)」は「痛い」の英語です。
- 「関節が痛い(関節痛)」:I have joints pain. ※医療用語では、「arthralgia」と表現します。
- 「下腹部が痛い」:I have a lower abdominal pain. ※「abdominal(アブドミナル)」は「腹部・腸」を表現する単語です。
- 「肩が痛い」:I have a painful shoulder. ※このケースでは「painful」の形容詞を使ってみました。
- 「体が痛い」:My body is sore. ※大げさに言ったりする場合は、「My body hurts.」や「My whole body aches.」など言う場合もあります。
- 「傷が痛い」:I have a a painful wound. ※「wound(ウンド)」は傷という単語です。
- 「靴が痛い」:My tight shoes are killing me! ※直訳は「きつい靴が私を殺しています!」となり比喩的な表現にしています。「My feet hurt because of my tight shoes.」などでもOKです。
- 「口内炎が痛い」:I have a canker sore.
- 「日焼けが痛い」:Sunburn is killing me! ※「I have a painful sunburn.」でも同様です。
- 「陣痛が痛い」:I have a labor pain.
- 「痛いの痛いの飛んでいけ!」:Pain pain go away! ※または「Kiss it better!(キスするとよくなる!)」や「There, there」という表現も同様です。おしゃれな言い方ですね。
- 「鈍痛」:dull pain
- 「慢性的な痛み」:chronic pain
- 「急性的な痛み」:acute pain
- 「ヒリヒリ痛い」:~ is sore. ※触ると痛いぐらいなので、形容詞の「sore」がベストです。辛い物を食べてヒリヒリ痛い時などにも使えます。
- 「チクチク痛い」:I have a pricking pain. ※針で少しさすような痛みの時に使います。「stinging pain」でもOKです。
- 「ジンジン痛い」:I have a tingling pain.
- 「ズキズキ痛い」:I have a throbbing pain.
「ヒリヒリ」などの表現は基本的には英語であまり使いません。「pain」、「hurt」、「ache」、「sore」の4つを基本にして表現できればOKです。
ネイティブがよく使う「Ouch(アウチ)」とは?スラング?
映画や海外ドラマでも、「Ouch!」という場面は多々あります。
どのような場面で使うのでしょうか?
上記の写真のようにチクッとした時や、机の角に当たって、一瞬「痛い!」や「痛っ!」という時に使います。
「Ouch」は、痛みや不快な感覚を表現する一般的な表現であり、スラングではありません。これは、一般的な状況で広く受け入れられている言葉で、正式な文脈でもカジュアルなコミュニケーションでも使用されます。
長引いている痛みには使わない表現なので気を付けましょう!
まとめ:「痛い」や「痛み」はシッカリ英語で表現できるように!
急激な痛みだったり、どの場所が痛いのか?など、海外で何か病気にかかった際にもちゃんと説明する必要があります。
特に海外の医者に診てもらう場合には必須になります。
よって、ここでご紹介した英語表現をマスターすることで、いざという時に大変役立ちます。何かしらの痛みが出た時は「これは英語ではどのように表現するのだろう?」など、日頃から英語で考えるようにしてみて下さい。
無理に暗記などで覚えるのではなく、日常生活の中での英語で考える意識付けが必要です。もっと楽に英語が吸収できますよ。
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