「心」は英語で、「heart」、「mind」と「spirit」と主に3種類ありますが、この違いが分かりますか?
「心」に関する表現は、「心から感謝する」、「心を開く」、「心を閉ざす」など、日常の様々な場面で使います。
日常英会話では欠かせない表現の1つです。
目次
「心」の英語の使い方と使い分け
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英語の「心」を表わす単語は3つあります。
「heart」、「mind」、「spirit」の3つは、日本語に訳してしまうと「心」ですが、英語のニュアンスは違うものなので「heart」を使うべきところで、「mind」を使うなど、間違えるとすごく違和感がある表現になります。
それぞれの意味やニュアンスを詳しく見てみましょう。
英語の「heart」で「心」を表現する
「heart(ハート)」は「胸」という意味もあり、感情を伴う「心」や、やさしく温かみがある「心」に使います。
心の英語|「heart」の読み方(カタカナ)・発音
「heart」の読み方、発音などは下記となります。
ドキドキする、感動するなどの場合も「heart」を使います。
また、「心臓」の臓器も「heart」で同じ表現を使います。
英語の「mind」で「心」を表現する
「mind(マインド)」は、思考や意思などに関する「心」です。
心の英語|「mind」の読み方(カタカナ)・発音
「mind」の読み方、発音などは下記となります。
「精神」「知性」「理性」などと訳されることもあります。
「heart」との違いは、「heart」は「胸」からわき出る「心」で、思考をともなわないものですが、「mind」は頭で考える思考を伴う「心」。
役としては同じ「心」ですが、「heart」と言いながら身体を指す場合は「胸」(心臓)、「mind」と言いながら指す時は「頭」を指します。
英語の「spirit」で「心」を表現する
「spirit(スピリット)」も「心」の意味があります。
心の英語|「spirit」の読み方(カタカナ)・発音
「spirit」の読み方、発音などは下記となります。
肉体や物質を超えた霊的な「心」の意味があります。
単に「霊」だけでなく、比喩的な意味での、「精神」「魂」などにも使う表現です。
主に、通常の人の「心」は「heart」と「mind」を使います。
「心」に関する英語表現やフレーズ
「心」は日常の様々な場面で使う表現ですよね。「心の底から」など、「心」に関する様々な英語の表現をご紹介します。
- 「心から」:with all one’s heart ※「one’s」のところは「my」などの所有格が入ります。
- 「心の底から」:from the bottom of one’s heart ※「with all one’s heart」と同じように使われます。 「bottom(ボトム)」は「底」です。
- 「心から笑う」:laugh heartily
- 「心からのお詫び」:Sincere apologies ※「sincere(シンシアー)」は 「誠実な」となります。「apology(アポロジー)」は「謝罪」です。単数形でも同じです。
- 「童心」:child’s mind
- 「真心」:true heartedness
- 「心のやさしい」:soft-hearted
- 「寛大な心」:big heart
- 「心から感謝します」: thank you from my heart
- 「広い心の」:open-minded ※「偏見のない」という意味や、新しい発想や、思想を柔軟に取り入れる心という意味でも使います。
- 「女心」:woman’s heart
- 「男心」:man’s heart
- 「下心」:secret intention ※「intention(インテンション)」は「意思」などの意味があります。
- 「心臓がドキドキする」:one’s heart beats fast ※「beat(ビート)」は「打つ・連打する」です。「fast(ファースト)」は「速く」です。
- 「心を開く」:open up one’s heart/mind ※upを入れずに「open one’s heart/mind」という場合もあります。
- 「心を閉ざす」:shut one’s mind, build an emotional barrier ※「shut(シャット)」は「閉ざす」、「build(ビルド)」は「建てる・築く」、「emotional(イモーショナル)」は「感情の」、「barrier(バリアー)」は「壁・バリア」になります。
- 「心に響く」:get to someone’s heart, touch someone’s heart
- 「心の繋がり」:mind connection ※mental connection(メンタル・コネクション)という場合もあります。
- 「心を入れ替える」:to turn over a new leaf ※直訳すると「葉をひっくり返す」ですが、ここの「leaf(リーフ)」は本のページの意味で使っています。「新しいページをめくる」という意味から、「気持ちを入れ替える」という意味で使います。
- 「心機一転」:changing one’s attitude ※「attitude(アティチュード)」は「態度」という意味です。
- 「心技体」:heart, technique, and physique ※「physique(フィジーク)」は「体格」です。「心技体」の「心」は「heart」を使います。「心技体」は日本語独特の表現なので、単にこの3つを言っても通じないことがほとんどです。「three qualities of a wrestler」(格闘家の3つの資質)など説明を付け加える必要があります。
- 「心が痛む」:one’s heart hurts ※「hurt(ハート)」は「傷つける・傷つく」です。そのままの表現です。心臓が痛いときにも同じ言い方ですが、使うシチュエーションによって「心」か「心臓」かの意味が変化します。「hurts」のかわりに「aches」を使う場合もあります。
- 「忘れないように心がける」:keep in mind ※「こころの中に入れておく」という直訳からイメージしやすいですね。
- 「心がすれ違う」:to grow apart ※「grow(グロー)」は「育つ・育てる」です。「apart(アパート)」は「離れて」という意味です。物理的なすれ違いで「距離が離れる」という意味ですが、精神的なすれ違いで距離ができることも意味します。
- 「以心伝心」:telepathy(テレパシー)
まとめ:「心」の英語は使い方を間違えないように注意が必要!
「心」に関する表現は、まず3つの基本単語の違いを理解しましょう。
簡単に言えば、「heart」は「胸」からわきでる「感情」を伴う「心」の、「mind」は「頭」で考える「思考的な「心」、「spirit」は「精神」「魂」という意味をふくむ「心」です。
「心」に関する表現はたくさんあります。ここでご紹介したものは日常的に多く使うものを多く集めたので、知っておくと日々の会話の幅が広がります。
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