
映画や演劇、会社でのプレゼンテーションなど、様々な場面で「感想」を述べる機会はありますよね。
逆に、「感想はどうだった?」と聞く機会もあります。
しかし、「感想」の英語の言い方、聞き方を意外と知らない人も多いのではないでしょうか。
目次:
1.「感想」の英語
1-1.英語の「impression」で「感想」を表現
1-2.英語の「sentiment」で「感想」を表現
1-3.英語の「feedback」で「感想」を表現
2.「感想」についての英語表現やフレーズ
2-1.「感想を述べる(言う)」の英語
2-2.「感想を聞かせて」の英語
2-3.「感想を答える場合」の基本形
1.「感想」の英語
名詞の「感想」に近い英単語は色々ありますが、ここではその中の代表的な3つをご紹介します。
1-1.英語の「impression」で「感想」を表現
日本語の「感想」に最も近い英単語は「impression」です。
「impression」の発音と発音記号は下記となります。
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他にも、「印象、」「感銘」、「気持ち」という意味合いがあります。
「impression」は名詞ですが、関連単語として動詞は「impress(インプレス)」があります。
「impress」は「印象を与える」、「感動させる」、「印象づける」という意味で、名詞としても使われることがあり、その場合は「印象」、「感銘」、「刻印」、「痕跡」などの意味になります。
これらはセットにして覚えておきましょう。
1-2.英語の「sentiment」で「感想」を表現
「気持ち」を意味する「sentiment」も「感想」の対訳として使われます。
「sentiment」の発音と発音記号は下記となります。
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「sentiment」は、その他にも「感情」、「心情」、「情緒」、「感傷」等の意味合いがあります。
形容詞の「sentimental」は、日本語でも「センチメンタル」として使われていますね。「感傷的な」や「涙もろい」という意味あいがあります。
1-3.英語の「feedback」で「感想」を表現
感情があまり含まれない意見的な感想の場合、「feedback」を使うこともあります。
「feedback」の発音と発音記号は下記となります。
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「フィードバック」という日本語になっているのでわかりやすいですね。「feedback」は「意見」や「反応」という意味です。
2.「感想」についての英語表現やフレーズ
「感想を述べる場合」、「感想を聞く場合」など様々な英語フレーズを覚えておくと大変役立ちます。
それぞれを確認してみましょう!
2-1.「感想を述べる(言う)」の英語
「感想を述べる(言う)」は、英語でいくつかの表現があります。
- express a sentiment ※「express(エクスプレス)」は「表現する」です。
- give one’s impression ※「one’s」のところは「my」などの所有格が入ります。
- give feedback
- share one’s impression ※「share(シェア)」を使うと、自分が感じた「感想」をみんなと共有するというニュアンスになります。
また、「感想を求められる」は「be asked to give one’s impression(例:I was asked to give my impresssion)」で表現します。
その他感想を述べるのに関する表現は次の通りです。
- 感想文:book report※「book review」は「本の批評」なので、あわせて覚えておくと便利です。「review(リヴュー)」は「復習」などの意味もあります。
- 手短な感想(コメント):brief comment(s) ※「comment(コメント)」は「意見」というニュアンスが強いです。「brief(ブリーフ)」は「簡単な・短い」です。
- 好意的な感想:positive feedback ※「positive(ポジティヴ)」は「前向きな」です。
- 否定的な感想:negative feedback ※「negative(ネガティヴ)」は「後ろ向きな」です。
2-2.「感想を聞かせて」の英語
映画や、本などの「感想」を聞きたい時には「感想」という単語を使わすに聞く場合が多いです。
既に見た物、体験したものの感想を今聞く場合はこんな表現があります。
「feel(フィール)」を使った表現もあります。
「How」の疑問文を使って、シンプルに「どうだった?」や「どのように感じた?」と聞く場合が多いです。既に見終わったもの、体験し終わったものについて聞くので、疑問文は過去形にします。
「like(ライク)」を使った表現は下記です。
「enjoy(エンジョイ)」も「感想」を聞く時によく使われます。
どちらも、「enjoy」や「like」が入っていて、「楽しんだこと」を前提にした質問です。直訳すると、「どのように好きだった?」や「どのように楽しんだ?」となりますが、これも、感想を聞く表現としてはよく使います。
また、「後で感想を聞かせてね!」と言いたい場合次のフレーズが使えます。
この表現は、友達同士などカジュアルな言い方なので、丁寧な表現にするためには「Could」から始まる疑問文にするか、「Please let me know~」を使います。特に、「Please let me know~」は丁寧なので、顧客や目上の人にも使える表現です。
2-3.「感想を答える場合」の基本形
感想を聞かれた場合には、基本的には「It was~」の文で答えればOKです。
いくつかの使えるフレーズを見てみましょう。
例えば下記のような表現もよく聞きます。
この例文のように、「one of the best ~」(今までの~で一番よかった1つ)という表現も、いろんな場面で使える表現なので覚えておくと便利です。
もちろん、「It was~」以外でも様々な表現がありますが、まずは基本の表現としてこれを覚えましょう。
また、とっても気にいったよ、など、単純に「好き」という表現もよく使います。
「like(ライク)」を使った表現です。
「love(ラヴ)」も使えます。
欧米人は、自分の意見をはっきり言うといわれていますが、単にネガティブな意見だけ言うことは少ないです。ネガティブな意見を言う場合は、ポジティブな意見と併せて言ったり、はっきりした理由をつけて相手が納得できるような言い方をします。
まとめ:「感想」の英語はシンプルに!
「感想」で大切な項目は、「感想」の聞き方です。
「How was it?」はとてもシンプルな英語なので、明日からでもすぐに使えますね。
英語で話す機会があれば、是非「感想」を聞いてみてください。そこから、会話が広がることも多いですよ。