外国人の英語を「foreigner」(フォーリナー)と習った人が多いのではないでしょうか?
「foreigner」には「よそ者・部外者」的なニュアンスも含まれるため、差別用語としてあまり使わない人がいます。
昔は使ったけど今はあまり使わないなどの英語は多く存在します。男女差別などの視点からの表現も含まれます。
例えば、「policeman」(警察官)です。「man」という男性を表現する単語が使われていますが、それを今は「police officer」とするのが一般的になっています。
目次
「foreigner」の正しい読み方や複数形など
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冒頭でも「foreigner」は多少失礼な言い方と説明しましたが、全く気にしない外国人もいるのも事実です。
また、関連表現として「Foreign」という形容詞がありますが、これは「外国の~」として使われており、外務省も「Minstry of Foreign Affairs」と表現されます。
「foreign exchange」=「外国為替」というように「foreign」が公的に使われているケースはまだまだあります。
よって、「foreign people」=「foreigners(複数形)」と表現することもできますし、間違えではなりません。知識として知っておきましょう!
「foreigner」の発音と発音記号は下記となります。
読み方(発音)のポイントは、最初の「f」です。『Fの発音が自然と上手くなる簡単な2つのコツ』の記事を参考にしてみて下さい。
失礼じゃないベストな「外国人」の英語表現は?
「foreinger」が多少ネガティブなニュアンスを含んでいるのであれば、どの場面でも使える正しい、恥をかかない、相手にも不愉快な思いをさせない「外国人」の英語表現は何になるのでしょうか?
それは、ズバリ、「主語+is(are)+from+国名」となります。
例文が下記となります。
- その1.She is from Australia.(彼女はオーストラリア出身です)
- その2.They are from Malaysia.(彼らはマレーシア出身です)
主語が単数でも複数でもこの「from+国名」でOKです。
国名が分からない場合の外国人の表現は?
国名が分からない場合は、地域名(例えば、Afria, Europe, Asia)でも構いません。
- その1.He is from Europe.(彼はヨーロッパ出身です)
- その2.They are from Asia.(彼らはアジア出身です)
地域名が分からない場合の外国人の表現は?
地域名も分からなけいど、外国人を表現する場合は、次のような表現がベターです。
- その1.Tom is from another country.(直訳:トムは他の国の出身です)
- その2.We are from other countries.(彼らはマレーシア出身です)
- その3.They are from abroad.(直訳:彼らは海外の出身です。) ※「abroad(アブロード)」は「海外の・海外」という英語です。
ここの表現でも分かるように、「外国人」を短い表現で表現する場合は、「Foreigners」ではなく、「People from other countries」がベターです。
「外国人」に関連する正しい英語表現
ここでは、「外国人の友達」、「外国人観光客」、「外国人労働者」など日常でも触れることがある「外国人」に関連する英語フレーズを確認しましょう。
- 外国人の友達:friends from other countries ※「I have some friends from other countries」や国名などが分かっていたら、「I have a friend from US.(I have an American friend.)」などでもOKです。
- 日本に住んでいる外国人(在日外国人・在留外国人):foreign residents of Japan ※「resident(レジデント)」は「住民」という単語です。または「people from other countries, who live in Japan」などでも表現できます。
- 外国人観光客:visitors from other countries ※「foreign visitors」でもOKです。
- ~人です:from+国名 ※「私は日本人です」という表現する時、「I’m a Japanese.」というより、「I’m from Japan.」という方が一般的です。
- 外国人留学生:internatinal student(s) ※「internatinal(インターナショナル)」は「国際的な」という英語です。「foreign student」より差別なく使われている表現です。
- 外国人労働者:foreign worker(s) ※「foreign labor(s)」でも同様ですが、他の表現同様に「foreign」を避ける傾向なので、「workers from other countries」などがベターの場合があります。
- 外国語:foreign language(s)
まとめ:出来るだけ差別的表現は避け「外国人」の英語を正しく使おう!
「foreigner」は決して間違えではありません。文語でも多く出てくるのですが、その言葉に敏感に反応する外国人がいるのも現実です。
よって、出来れば国名を把握して「from+国名」で表現できるのがベストです。
しかし、分からない場合は「from abroad」、「from another country」などで表現する癖を付けましょう!
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