英語日記を書くことは、語彙や表現力を鍛えるうえで非常に有効な学習法です。
これは、「英語で日記は効果的！初心者でもすぐに書ける２１の基本例文」の記事でも書いていますし、日付の書き方、書くネタなど、様々な基本も解説しています。
しかし、多くの英語学習者が直面する共通の悩みがあります。
それは、英語日記のほとんどの文が「I（私は）」で始まって単調になってしまうという問題です。
たとえば、「I woke up early.」、「I went to work.」、「I had lunch.」のように、主語が常に「I」になりがちです。
このような日記では、自己表現の幅が狭まるだけでなく、書いている自分も飽きてしまうことがあります。
それと、人工知能（AI）チャットのChat GPTやGeminiを使った、主語が「I」ばかりにならないためのトレーニング方法も紹介していますので、参考にしてみて下さい。
目次
出来事や状況を主語にする
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「I」を使わない文章を作るための簡単な方法は、出来事や状況を主語にすることです。
自分が行動の中心にならないようにすることで、自然と「I」の頻度を減らせます。
例えば、「I went to the store.（私は店に行きました）」と「I」が主語の英文を次のように変更します。
- 主語が「I」以外の英文に変更：The store was crowded with customers.
- 和訳：店はお客で混んでいました。
このように、自分の行動ではなく、その場の状況を説明することで、文章のバリエーションを広げることができます。
時間や場所を強調する
時間や場所を最初に書くことで、文章に流れを持たせることができます。
特に日記では、その日特有の状況を説明するために、時間や場所を活用することが効果的です。
- 主語が「I」以外の英文に変更：Late in the evening, the office was still brightly lit as I continued working.
- 和訳：夜遅く、仕事を続けているころ、オフィスはまだ明るく照らされていた。
多少長めの文章で、as以降の主語は「I」となっていますが、あくまでこの英文の主役は「the office」です。
こうすることで、文章がより具体的になり、同時に「I」ばかりを使わない構成が生まれます。
無生物主語を使う
日本語ではあまり使わない無生物主語を、英語では効果的に活用できます。
無生物主語とは、物や場所など、人ではないものを主語にすることです。これまでの上記の例文もそれに該当します。
- 主語が「I」以外の英文に変更：A letter arrived in the mail today.
- 和訳：今日、手紙が郵便で届いた。
無生物主語を使うことで、より客観的でプロフェッショナルな印象を与える文章にすることができます。
その他に、天気を表現する場合の「It」や、～があると表現する時の「There」なども使えます。
受け身形を使ってみる
文章を受け身形（受動態）にすることで、より柔軟に表現できます。
受け身形にすると、行動の主体が必ずしも「I」ではなくなるため、同じ内容でも違った視点で表現が可能です。
- 主語が「I」以外の英文に変更：The task was completed.
- 和訳：課題が完了しました（課題が完了させられました）
受け身形を使うことで、自分の行動を主語にしなくても、内容を伝えることができます。
受け身の作り方を詳しく知りたい方は、「英語の「受動態（受け身）」を簡単にマスターする５つの基本と勉強法」の記事を参考にしてみて下さい。
感情や意見を描写で表現する
「I」を使わずに、自分の感情や意見を描写的に表現する方法もあります。
直接的に「I feel…」と言わなくても、感情や雰囲気を間接的な文章で伝えることが可能です。
- 主語が「I」以外の英文に変更：Excitement filled the air as the trip drew closer.
- 和訳：旅行が近づくにつれ、興奮が高まっていた。
このように、感情を間接的に表現することで、「I」を使わずにより豊かな文章に仕上げることができます。
主語を省略してリズムをつける
英語では、時には主語を省略して文章をつなげることも可能です。
特に口語的なスタイルで日記を書くときには、主語を省略することで文章にリズムが生まれます。
- 主語が「I」以外の英文に変更：Went for a walk and saw a beautiful sunset.
- 和訳：散歩をして、美しい夕日を見た。
こうすることで、「I」の繰り返しを避け、より流れるような文章が作れます。
しかし、これはあくまで口語的表現のスタイルの場合のみです。
Chat GPTやGeminiなどのAI（人工知能）チャットサービスを使うのもおすすめ！
英語日記の「I」ばかりが主語になる問題解決に、人工知能（AI）のチャットサービスもおすすめです。
例えば、次のようなプロンプト（命令文）を入力するだけで、あなたが知りたい例文や添削をしてくれます。
- 「英語で日記を書きましたが、主語が「I」ばかりになります。添削して自然な英文にできますか？」 ※この場合は、あなたの英語日記をコピペして実行するのみです。
- 「英語日記、主語が「I」にならないパターンの例文を10個下さい。」
など。
下記の画面が、上記のプロンプトを入力した際の実際のAI（Chat GPT）の例です。
画面はスマホとなっています。（PCでも操作はできます）
まさしく、会話をしながらお願いする感覚でOKです。
この人工知能（AI）のチャットサービスにより、このような英文作成や添削が容易に可能になっています。この機会に試して下さい。
また、AIチャットサービスで有名なのが２つあります。
一つは「Chat GPT」です。OpenAIが2022年11月に公開した人工知能チャットボットであり、生成AIの一種で、無料版と有料版がありますが、トレーニングは無料版で十分です。
また、もう一つはGoogleが提供する「Gemini」です。
Chat GPT、Geminiのどちらも素晴らしい機能を提供しており、自分に合ったチャットサービスをご活用下さい。アプリもあるので気軽にスマホやタブレットでも使えます。
まとめ：少しの工夫とチャレンジで主語が「I」ばかりから脱却！
英語日記で「I」ばかり使ってしまうのは、誰しもが通る道ですが、少しの工夫でその問題は簡単に解決できます。
出来事や状況を主語にする、時間や場所を強調する、無生物主語や受け身形を使うなど、さまざまな方法で日記にバリエーションを持たせましょう。
これらのテクニックを活用することで、あなたの日記がより魅力的なものになるはずです。
毎日の英語日記を通じて、表現力をどんどん高めていきましょう！
