「憂鬱」(ゆううつ)を英語で言えますか?
「憂鬱だ」や「憂鬱な日」など、落ち込んだ気分を友達などの相手に伝えたい時もありますよね。
一つだけの表現に偏らず、色々な英語を使うことで英会話の上達にもつながります。
目次
「憂鬱」は英語でなんて言う?
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「憂鬱」は英語で「depression」です。
憂鬱の英語|「depression」の読み方(カタカナ)・発音
「depression」の読み方、発音、発音記号は下記となります。
「うつ病」や「低気圧」、「不景気」という意味で使われる場合もあります。
憂鬱の英語|動詞や名詞
動詞の「憂鬱にする」、「意気消沈させる」は「depress(ディプレス)」で、形容詞形の「気がめいる」、「憂鬱にさせる」は「depressing(ディプレッシング)」です。
「depression」、「depress」、「depressing」は、前の部分のスペルが一緒で意味も近いのでセットで覚えてしまいましょう。
「憂鬱です」は英語でなんて言う?
ここでは「憂鬱です」や「憂鬱だ」の様々な表現を見てみましょう。
英語の「depressing」で「憂鬱です」を表現
「憂鬱です」の基本英語は、「It’s depressing.」です。
主語を変えれば、「~は憂鬱だ」という意味で使えます。
【例文】
- 英語:The weather is depressing today.
- 日本語:今日の天気は憂鬱だ。
「I」(私)など人を主語にする場合は、「depress」を受動態で使って「I’m depressed.」となります。
直訳すると「私は憂鬱にされている」となりますが、日本語の「憂鬱です」とニュアンスは同じです。
人が主語なのに「depressing」を使って「I’m depressing.」と言ってしまうと、「私は(人を)憂鬱にさせる人です。」という意味になってしまい間違いです。
英語の「down」で「憂鬱です」を表現
日本語でも憂鬱な気分になることを「(気持ちなどが)落ちる」と言いますが、英語でも「down」を使って憂鬱な気分を伝えることができます。
【例文】
- 英語:Rainy days are getting me down.
- 日本語:雨の日は憂鬱になるよ。
※「I get down.」という表現はせずに、「Tt gets(got) me down.」というのが一般的です。「down」を使う場合は、「I am down.」となります。
英語の「gloomy」で「憂鬱です」を表現
「gloomy」(グルーミー)は「薄暗い」「陰気な」などの意味で使われる形容詞で、「憂鬱な」という意味でも使えます。曇りで薄暗くなった空のようなイメージで、どんよりした気分の時に使えます。
【例文】
- 英語:I felt gloomy yesterday.「felt(フェルト)」は「feel(フィール/感じる」の過去形。
- 日本語:昨日は憂鬱でした。
※「I was gloomy.」でもOKです。また「憂鬱な天気」を「gloomy weather」とも表現します。
英語の「melancholy」で「憂鬱です」を表現
「melancholy」(メランコリー)は名詞と形容詞どちらでも使える表現です。形容詞の場合「憂鬱な」で、名詞の場合「憂鬱」という意味です。
悲しく、陰気に物思いにふける様子を表す表現です。「もの悲しい」と訳される場合もあります。
【例文】
- 英語1:I feel melancholy.日本語:憂鬱だ。
- 英語2:英語:Tom’s melancholy eye told me that he didn’t want to leave there.日本語:トムのもの悲しい目が、そこを離れたくないという思いを表していました。
「憂鬱」の英語|「blue」(ブルー)も使える?
日本語でも「落ち込む」という意味で「ブルーになる」という表現を使いますが、英語でも「blue(ブルー/青)」は、憂鬱や悲しいなどネガティブな感情を表す表現です。
例えば、「blue Monday」は「憂鬱な月曜日」という意味になります。土日の休みのあとに仕事や学校に行かなければいけなくて憂鬱な気持ちになることを表しています。
【例文】
- 英語:I feel blue.
- 日本語:憂鬱だ。
※「I’m blue.」でもOKです。
マリッジブルーは和製英語?
結婚前に憂鬱になることを日本語では「マリッジブルー」と言いますが、実は和製英語です。
英語では「pre-nuptial doubt」と言います。「nuptial(ナプショル)」は「婚姻」、「doubt(ダウト)」は「疑念」という意味です。「pre」は「~前の」という単語です。
また、「blue(青)」については【「色」の英語一覧|よく使う!13の基本色と慣用句29選】で詳しく解説しています。英語の色は幅広い意味があります。意外なものもあるので、この機会にあわせてチェックしてみてください。
「憂鬱」の関連表現
「憂鬱」の関連表現を確認しましょう。
- 「失望」:disappointment(ディサポイントメント)
- 「絶望」:despair(ディスペア)
- 「うつ病」:depression(ディプレッション)
- 「鬱の人」:depressed person
- 「鬱の症状」:symptom of depression ※「symptom(シンプトム)」は「兆候」と訳すこともできます。
- 「抗鬱剤」:antidepressant(アンタイディプレサント)
- 「憂鬱な日」:blue day, gloomy day
- 「憂鬱な口調で」:with a depressive tone ※「depressive(ディブレッシヴ)」は「depressing」と同様です。「憂鬱そうな声」であれば「tone」の代わりに「voice」が使えます。
まとめ:「憂鬱」な英語表現は先ずは基本を押さえる!
「憂鬱」の表現は、まず「depression」を覚えましょう。
これを覚えれば「憂鬱」な気分は英語で伝えることができますが、実際の会話では「blue」や「gloomy」、「down」など幅広い表現が使われるので様々な表現を覚えておくと便利です。
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